新型パナメーラを試乗して、敗北感に打ちひしがれてしまった話。
公開日:2017.07.21
ドライビングポジションの大切さ
昨日、「なぜ日本では多くの人がドライビングポジションを重視しないのか。ゴルフやテニスに正しいフォームがあるように、運転する場合にも正しいフォームがあり、それは知っておいたほうがいいと思う」といった内容のブログを書いたところ、このブログの読者の方からこのようなコメントをいただいた。
僕はドライビングポジションを凄くこだわってますよ〜
シートに座ると、まず膝の曲がり具合から合わせます。
クラッチペダル踏んで、僅かに膝が曲がる程度にする。
ステアリングの1番上を握った時に肘が曲がってるように合わせる。
その他にもありますが、今はセミバケットシートですが、いずれはフルバケットシートを購入したいと思ってます。ドライビングポジションがしっかり出来ていないと峠は攻めれないです。
背中と腰で車の動きを感じとらないとダメですからね^^
すごい!素晴らしい!峠道を楽しく走るためにも、安全に走行するためにも、車に乗り込んだときは、エンジンをかける前にドライビングポジションの調整をすること。確か教習所でも習った気がするけど…(遠い過去の記憶なので忘れてしまった)免許更新の授業の際にも、そういった基本から教えてもらえるといいなと思う。
新型パナメーラの納車が始まった
さて。最近街中で、新型パナメーラをちらほらと見かけるようになった。街なかで実際に走っている新型パナメーラは、ディーラーで見た時の何倍もカッコよく感じる。夫は大阪市内と自宅付近を含め、既に結構目撃しているそうなのだが、おそらく、早めに注文をした方々のパナメーラ第一陣が日本に到着し、各ディーラーで納車が完了しはじめている頃なのだろう。
以前このブログにもちらっと書いたが、私たち夫婦も今年の3月頃に、まずは新型パナメーラ4Sを試乗しに行った。パナメーラ4Sは、現在わが家にあるパナメーラエディションよりも出だしが大変軽く、軽快な滑り出しで、加速時に後方から聞こえるエンジン音がとても心地よい車だった。デザインに関しても「911をそのまま大きくした」ような形で、とても洗練されていた。
次にパナメーラターボを試乗
そしてその数週間後、今度は新型パナメーラターボを試乗しに行った。「といっても、この前パナメーラ4Sを試乗したところだから、あえて試乗しなくてもいいけど…」と夫にも話したのだが「せっかく試乗できる機会があるから、4Sとターボの違いを体感しに行こう」ということになり、ポルシェセンターへ向かった。
ポルシェセンターに到着すると、わが家の営業担当のHさんが、
「せっかくパナメーラターボを試乗頂くんですから、是非高速道路での加速力を味わって頂きたいです!」
と気を利かせて下さり、最初は夫の運転で最寄りのICへと向かった。ETCを通過し、しばらくは法定速度内で高速道路を走っていたが、いい感じの直線があらわれたあたりでHさんが「今車がちょうどいなくなったので、ぜひ加速してみてください!」と言って下さり、夫が「わかりました、じゃあ加速します」
というやいなや…
次の瞬間には、ものすごい勢いでシートに押し付けられ、思わず息が止まってしまった。多分ほんの2〜3秒の出来事だったと思うが、驚きすぎて言葉が出なかった。すると夫が一言、
今、軽く1センチくらいアクセル踏んだだけやのに、一気に1*0キロ出たで…
とつぶやいた。「まじで!」高速安定性がとてつもなく高いので、体感速度はそこまで速くなかったのだが、その速度を聞いて初めて、どえらい加速力であることを実感した。さすが、0-100km3.7秒の車だ。
パナメーラターボの威力、実感できず。
そして、一旦高速道路を降り、次は私が運転することになったのだが、その前に凄まじい加速力を味わっているので(しかも夫は1cmほどアクセルを踏んだだけなのに)、なんだか必要以上に緊張し過ぎてしまい…必死な割には、かなりのとろとろ運転で残りの道を走ってディーラーに到着した。
パナメーラターボの片鱗、全く垣間見ることできず…(-_-)
もったいない…。せっかく凄まじい性能を秘めたパナメーラターボを試乗させてもらったのに…そして「4Sとの違いを体感できたらいいな〜」なんて朝は余裕な会話をしていたのに…違いを体感どころか、為す術無く、試乗時間が終了してしまい、なんだかもう言いようのない敗北感に打ちひしがれてしまった。そして、少し気落ちした状態で車をおりて、ポルシェセンターの商談席に案内してもらって一息ついた時に、気づいたのだ。
あれ…顎が、めっちゃだるい…(-_-)
そう、なんと私は、試乗の間中ずっと、無意識で歯を食いしばって運転していたのだ。新型パナメーラターボ…恐るべし。もっと心づもりして試乗に行けばよかったなぁ…いやはや、恐ろしいほどのパワーと、高速安定性と、ラグジュアリーな乗り心地をあわせもった、凄まじい車であった。
↓↓
その後、落ち着いた状態で、もう少しマシな試乗レビュー記事を書きました。
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