ポルシェ カレラGT、新タイヤでニュルブルクリンクで7分12秒69を記録
公開日:2024.12.17
コンテンツ
20年の時を経て、カレラGTが魅せた驚異のラップタイム
ポルシェの名車、カレラGTが再びニュルブルクリンクに挑んだとのこと。今回の挑戦で、20年前の記録を大幅に更新する驚異的なタイムを叩き出したそうだ。
スポーツオートがイエローのカレラGTで挑戦し、ポルシェの工場ドライバーであるヨルグ・ベルグマイスターが運転を担当。
結果、20.6kmのノルドシュライフェを7分12秒69で走破したという。
この記録は、2004年に伝説のドライバー、ワルター・ロールが記録した従来のベストタイムを16秒も上回るものだそうだ。さらに驚くべきは、現代のハイパーカー、ポルシェ918スパイダーの記録に15秒差まで迫ったことだ。918スパイダーは11年前に、市販車として初めて7分を切る6分57秒を記録している。
カレラGTの性能を引き出した新開発タイヤ
今回の記録更新の立役者となったのが、ポルシェが新たに開発したミシュランパイロットスポーツカップ2タイヤだ。ポルシェは数ヶ月前、カレラGTのリコールキャンペーンを実施。新開発のチタン製サスペンションパーツと共に、このタイヤを無償で全オーナーに提供したとのこと。
タイヤ技術は過去20年で飛躍的に進化しており、トラック走行において大きな差を生み出すという。新しいミシュランタイヤは十分なグリップを提供し、ベルグマイスターはアンダーステアとオーバーステアを巧みにコントロールしながらラップを重ねたそうだ。
20年経っても健在なカレラGTの魅力
カレラGTは発売から20年以上が経過しているにもかかわらず、トラックで驚くほど安定したパフォーマンスを見せた。現代のスーパーカーに見られるような過激なエアロパーツを持たず、後輪駆動のみ、6速マニュアルトランスミッションのみという、ピュアなスポーツカーとしての魅力を今なお失っていない。
サーキットのメインストレートでは、最高速度302km/h(187.6mph)を記録。20年前のクルマとは思えない高速性能を披露している。
進化し続けるポルシェの技術力
カレラGTが市場に登場してから、タイヤ技術は飛躍的に進歩した。918スパイダーがニュルブルクリンクの記録を打ち立ててから11年が経過しているが、最新のタイヤを装着すれば、6分57秒をさらに更新する可能性も十分にありそうだ。
それでも、カレラGTがはるかに強力で先進的な後継モデルに15秒差まで迫ったことは、非常に印象的な結果と言えるだろう。ポルシェの技術力と、カレラGTの潜在能力の高さを改めて示す結果となった。
ポルシェオーナーにとって、自身のクルマが年々進化し続けるという事実は、大きな喜びとなるに違いない。ポルシェが過去のモデルに対しても継続的なサポートを行い、最新技術を適用し続けていることは、ブランドの価値を大きく高めている要因の一つだろう。
このブログが気に入ったらフォローしてね!
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。