テスラがわが家にやってきた!(前編)|テスラ モデル3 ハイランド ロングレンジ 納車!

テスラ モデル3 ハイランド
レビュー・試乗記

3月3日に試乗して、あまりに感動していまい、その日の夜にポチってから約2ヶ月。ついに、テスラ モデル3(ハイランド) ロングレンジがわが家にやってきた!
今回は、納車の様子から、外観、インテリア、そして試乗ではわからなかったワインディングでの走りの感想まで、詳しくレポートしてみたいと思う。

ひと味違ったテスラの納車

テスラの納車は、ポルシェなどの一般的な納車とは全く異なる。

ポルシェなどはディーラーで納車されるが、テスラの場合は、デリバリーセンターやサービスセンターに取りに行くというスタイルだ。関西の場合は豊中にあるサービスセンターが納車場所となる。

テスラの納車

センターに到着すると、受付台の呼び鈴を押す。まずここから普通のディーラー納車とは大きく違う。
しばらくすると、担当者の方が出てこられて、カードキーと書類を渡された。

とても気さくな方でで、テスラ車について熱く語ってくれた。「この色、めちゃくちゃいいでしょ?」「ホイールも今回の18インチはおすすめですよ!」と、まるで自分の車のように自慢げに話していたのが印象的だった。テスラの担当者は本当にテスラ好きで、自分もテスラに乗っているという人が多い。一つ一つの説明がマニュアル的だったり、機械的でなく、心や情熱がこもっている。

テスラ モデル3 ハイランド

お店の前に用意されていたテスラ モデル3

早速、案内される通りにテスラのスマホアプリを開いて、納車手続きのプロセスを実施する。
あっという間に、自分のスマホがテスラのキーになり、納車手続きが完了する。

あとは、担当者は席を外されるので、駐車場に停まっている自分のテスラを確認して、車内でゆっくりと設定などを行い、準備ができたら乗って帰るという仕組みだ。

テスラ モデル3 ハイランドの内装

各種設定をして、準備ができたらそのまま乗って帰る

これは、テスラという会社のスタンスを表しているように思う。本当にあらゆることが合理的で無駄がない。早く受け取って乗って帰りたい人にはベストな納車方法だ。
もう、全てのメーカーの納車手続きはこういうスタイルも選べるようにすればいいんじゃないか?と思った。

ウルトラレッドの深みのある赤に一目惚れ!

今回私が選んだのは、ウルトラレッドという深みのある赤だ。試乗の時に一度見て、その色の良さに惚れ込んでしまった。実物は写真よりもさらに美しく、深みのある赤が、モデル3のスタイリッシュなデザインをさらに際立たせている。
マツダのソウルレッドクリスタルメタリックにも通じる、深みと輝きのある赤で、見る角度や光の当たり方によって、様々な表情を見せてくれる。

テスラ モデル3 ハイランドのウルトラレッド

テスラ モデル3 ハイランドの内装

とてもスッキリした内装。これに見慣れると、普通の車の内装がやけに野暮ったく感じる。シートヒーター、シートベンチレーション、ステアリングヒーター、17個のスピーカーも標準装備。

テスラ モデル3 ハイランドの白内装

内装は白にした。汚れが心配だったが、調べてみると、テスラで使われているシートはかなり汚れにくい素材らしい。また、仮に汚れても濡れタオルなどで拭くだけで、簡単に汚れが落ちる加工になっているそうだ。

実際、納車されてから数日経つが、今のところ汚れは全く目立たない。白の内装は、車内を明るく華やかに見せてくれるので、とても気に入っている。

シンプルながらも機能的なインテリア

モデル3のインテリアは、とにかくシンプルだ。ダッシュボードには、大型のタッチスクリーンが鎮座しており、物理的なボタンはほとんどない。

最初は戸惑ったが、すぐに慣れることができた。ウインカーもすぐに慣れたし、タッチスクリーンの操作は直感的でわかりやすく、必要な情報にすぐにアクセスできる。

テスラ モデル3 ハイランドのステアリングスイッチ

ウインカーレバーは無い。フェラーリなどと同じようにボタン式。

ステアリングホイールには、左右にスクロールホイールとボタンが配置されており、オーディオやオートパイロットなどの操作を行うことができる。これも、最初は少し戸惑うかもしれないが、慣れれば非常に使いやすい。

シートは、柔らかめではあるが、適度に芯があり、また形状もよく人間の身体にフィットするように作られている。欧州車とも日本車とも違うシートだが、長時間の運転でも疲れにくい。後部座席も、大人2人がゆったりと座れる広さがある。

テスラ モデル3 ハイランドの後部座席モニター

標準装備の後部座席モニター。YoutubeやNetflixなども見れるし、助手席の位置調整やエアコン制御、音楽の操作など可能。

テスラ モデル3 ハイランドのキャンプモードでリモートワーク

キャンプモードにすると、エアコンや車内の電源などは使えたままで快適に過ごせる。リモートワークに最適。

そして、特筆すべきは全面二重ガラスになった遮音性の高さだ。窓を閉めると、かなり静かな車内空間が手に入る。
なので、テスラのキャンプモードを使えば、いつでもどこでも自分だけのワークスペースを手に入れることも可能だ。

全体として、モデル3のインテリアは、シンプルながらも機能的で、とても快適な空間だと言えるだろう。

走り出しの滑らかさに衝撃!街乗りでの印象

早速、モデル3を走らせてみる。走り出しは、想像以上に滑らかで、大げさではなく、まるで空飛ぶ絨毯に乗っているかのようだ。本当にタイヤの転がり方の滑らかさが半端ない。

電気自動車なので、エンジン車のような振動や騒音が全くなく、静かで快適だ。アクセルを踏むと、力強く、かつシームレスに加速していく。その加速感は、まさに未来の車といった感じで、エンジン車では味わえない独特の感覚だ。

テスラ モデル3 ハイランド

周囲の認識精度も凄い。次のアップデートではさらにもっと広い範囲が認識されるようになるそうだ。

テスラ モデル3 ハイランドの航続距離

納車日の充電99%状態で、544kmが航続距離。このテスラの表示はかなり現実に近いらしい。

娘も初めて乗った時、「うわっ、滑らか!」と思わず驚いていた。小学5年生でも分かるほどの滑らかさなのだ。

街乗りでは、その滑らかさと静粛性が際立つ。信号待ちからの発進もスムーズで、ストレスを感じることがない。まるで、街を滑るように走っていく感覚だ。

ワンペダルドライブは本当に便利!

モデル3は、ワンペダルドライブを採用している。これは、アクセルペダルだけで加速と減速をコントロールできる機能だ。

ワンペダルドライブは日産でも使われており、批判したり嫌う人も多いが、これはマインドセットの問題が大きいと思う。嫌だと思う人はいつまで経っても慣れないが、特に先入観ない人はすぐに慣れる。そして、一度ワンペダルドライブに慣れてしまうと、もう普通の車には戻れないと思うほど便利だ。

テスラ モデル3 ハイランド

アクセルペダルを離すと、回生ブレーキが効き、スムーズに減速する。ブレーキペダルを踏むのは、緊急時か、あえて減速調整したい場合だけだ。どんな急坂でも、超絶滑らかに停止までしてくれ、坂でずり落ちないようにブレーキを踏む必要はない。

このワンペダルドライブのおかげで、街乗りでの運転が格段に楽になった。
テスラのワンペダルドライブは運転の99%はブレーキを踏まずに最初から最後まで運転できるのでぜひ試してみてほしい。

・・・後編へ続く

Hiro

Minaの夫です。 ファッションやステータスシンボルのためにクルマは乗りません。運転して楽しく、工業製品として優れ、作り手の意思が感じられるようなクルマを好...

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