タイカンの内覧会

先日、ポルシェ初のEVスポーツカー「タイカン」のスニークプレビュー（内覧会）に夫婦で行ってきた。この日は、普段はもったいなくてなかなか使えない、PORSHE DESIGNのバックを持っていくことにw

会場に到着すると、Taycanの文字とともに、担当のHさんの姿が見えた（わざわざ外で待っていてくださった）。間違いない、ここだ！

会場の中は薄暗く、中央には、赤いライトに照らされ、ベールに包まれたタイカンの姿があった。

スタートの時間が迫り、席につく。しばらくするとカウントダウンが始まり、タイカン紹介ムービーが画面に映し出された。そして数分間のムービー終了後、満を持してベールが取れ、ついにタイカンがその姿をあらわした！

スモークでよく見えん…（-_-）w

今回の展示車は「タイカン ターボ」だったが、今までホワイトのボディカラーのタイカンばかり見てきた私にとって、赤はとても新鮮だった。するとその直後、ポルシェ ジャパンマーケティング部プロダクトマネージャーのアレキサンダー・クワースさん（アレックスさん）が壇上に。

アレックスさんは流暢な日本語で10分間ほどタイカンについてプレゼンテーションして下さったが、その後は、タイカンを間近に見て写真撮るなどしながら、直接アレックスさんに詳しいお話をお聞きすることができた。

アレックスさんには、事あるごとに色々お話をお聞きしているが、

昨日の内覧会に来られてなかったので「もしかして連絡がいってないのか！？」と思って販売店に確認したんです。そしたら今日来られると聞いて、ホッとしました（笑）

と言っていただいて気を良くした私たちは、アレックスさんに根掘り葉掘り質問させて頂き、細部に渡って丁寧に教えて頂くことができた。

このタイカンのスニークプレビューで、アレックスさんにこんなに事細かに質問していたのは、おそらく私たち夫婦だけじゃないかと思うw（その横で、わが家の営業担当のHさんも熱心にメモを取って勉強されていたw）

というわけで、今回の記事から3回に分けて、その内容をご紹介したい。

タイカン / 外観

デザイン

タイカンは「全く新しいのに、どこかなじみのあるデザイン」に仕上げられている。張り出しのあるフェンダー、ボンネットの2本のラインなど、ポルシェ911の伝統的なデザインを受け継ぎつつも、4灯式LEDヘッドライト、その下のエアカーテンといった全く新しいデザインが見事に融合している。

ヘッドライトの下に装着されているエアカーテンには、タービュランスが起きやすいところに設置され、空気穴から空気が抜けることで空気抵抗を減らすことができているそうだ。

アレックスさんによると「タイカンはポルシェのモデルの中で最も空気抵抗が少ない。タイカンのCd値（空気抵抗係数）は0.22で、これは911のCd値、0.29よりも大幅に小さい。」とのこと。それはすごい。

このエアカーテンを実際に見るまでは「このヘッドライトの下の切れ込みは単なるデザインなのか」と思っていたが、大事な機能があるのだと知った。

ちなみに、今回のタイカンターボはスポーツデザインパッケージ装着車だったのだが、エアカーテンの形状が通常モデルよりも太くなり、よりダイナミックな印象を与えている。

ひいて全体を見てみると、フロントの表情の印象が異なることがわかる。

タイカンを横からみると、パナメーラよりも911に近いスタイルになっている。また当然ながらボンネットにはエンジンは積んでいないので、ボンネットをより低くデザインすることができているのだ。確かに、パナメーラよりも全高が低く、よりスポーツカーらしい印象を受ける。

リアに関しては、エンジンを積んでいないのでエグゾーストシステムやテールパイプは不要となり、大型ディフューザーが装備され、空気抵抗を利用したデザインになっているそう。

また、タイカンのリアの「PORSCHE」のロゴがあしらわれている部分はガラスになっている。こういった細かい部分からも、デザインの新しさが見て取れる。

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