海外でポルシェ911、718、パナメーラのセンターロックにリコール – オーナーに運転中止を要請
公開日:2024.11.06
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ポルシェの人気モデルに緊急リコール
米国やオーストラリアなどの海外では、911、718(ボクスター/ケイマン)、パナメーラの特定モデルにリコールを発表したそうだ。
しかも、ポルシェはオーナーたちに対し、ホイールナットの不具合が解決するまで運転を中止するよう要請しているとのこと。
リコールの原因は、センターロックナットの製造上の欠陥だという。ポルシェによると、この欠陥により、ロックナットが破損し、ホイールが緩む可能性があるそうだ。
「ホイールの緩みは、ホイールの脱落や車両の制御不能につながる可能性があります。これにより、事故、損傷、車両乗員や道路利用者の負傷または死亡のリスクが高まる可能性があります」とポルシェは警告している。
対象となる車両と対応
リコールの対象となるのは、2023年から2024年にかけて製造されたクルマだ。具体的には以下のモデルが含まれる:
- 992世代911のGTシリーズ(GTS、GT3、GT3 RS)
- ケイマンGT4 RS
- ボクスタースパイダーRS
- パナメーラGTS
ポルシェは、対象車両のオーナーに対し、修理が完了するまでクルマの運転を中止するよう要請している。
これは非常に珍しい対応であり、問題の深刻さを物語っているといえるだろう。
ポルシェオーナーへの影響
このリコールは、ポルシェオーナーにとって大きな衝撃となるに違いない。
特に、最新の高性能モデルを所有しているオーナーにとっては、愛車を運転できないというストレスは計り知れないものがあるだろう。
このような重大な製造上の欠陥が発見されたことは、ブランドの品質管理に疑問を投げかけるものだ。一方で、ポルシェが迅速にリコールを発表し、オーナーの安全を最優先に考えて運転中止を要請したことは評価できる。
今回のリコールは、高級スポーツカーメーカーであっても、品質管理の重要性と難しさを示す事例となった。ポルシェがこの問題をどのように解決し、失われた信頼を回復するか、今後の対応が注目される。
オーナーの方々にとっては、愛車を運転できない期間が続くことになるが、安全性を考えれば、ポルシェの指示に従うことが賢明だろう。
ポルシェが一刻も早く修理を完了し、オーナーたちが再び愛車との時間を楽しめることを願うばかりだ。
なお、ブログ執筆時点では日本におけるリコールは出ていないようだ。そのため、ディーラー等への問い合わせは見合わせるようお願いしたい。
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コメント ( 2 )
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こんにちは
今検索してみると2011年にもセンターロックがリコールになっていますね
https://www.recall.caa.go.jp/result/detail.php?rcl=00000001740
前回はおそらく締め付けトルク不足という初歩的なミスで、今回も洒落にならない内容かと思います。
718GT4は私含めて8台はエンジンが壊れて保証交換になっていますし、スパイダー含めてPADMも壊れています。
このエンジンはヘッド周りがウィークポイントらしく、ロッカーアーム、ラッシュアジャスター、カムシャフト、カムシャフトボルトと何箇所も壊れています。
個人的にはポルシェは全く品質管理できていないと感じています。
Nakさん、こんにちは。
なんと2011年にもセンターロックがリコールになっていたのですね!
確かに718GT4のそのお話はよく聞きます。
それに、981、991もですが、PADMの故障頻度の高さには辟易します。これこそリコールかサービスキャンペーンにしてほしいです。
品質の問題は確率的にはどうしても出てしまうものですが、それへの対応をしっかりしてほしいですね。