718ケイマンTでポルシェのドライビングスクールに参加|ドライビングの奥深さと718の性能の凄さを実感

ポルシェトラックエクスペリエンス(ポルシェのドライビングスクール)
ポルシェの魅力

今回、718ケイマンTでポルシェ公式のドライビングスクールである「ポルシェトラックエクスペリエンス(PTX)」に参加してきたので、その一部始終をレポートしたいと思う。

はじめに – ポルシェトラックエクスペリエンスとは

ポルシェトラックエクスペリエンスは、ポルシェ公式のドライビングスクールだ。
様々なレベルのコースがあり、初級から上級まで自分の運転スキルに合わせて参加することができる。

ポルシェトラックエクスペリエンスのランク

先日、このポルシェトラックエクスペリエンスのマスターコースに2回目の参加をしてきた。1回目はコロナ前に行ったきりだったので、久しぶりの参加だ。
前回よりもコースの内容が変更になり、さらに充実したプログラムになっていたので、その体験をシェアしたいと思う。

マスターコースの変更点 – 充実した内容と少人数制

マスターコースは現在日本で開催されているポルシェトラックエクスペリエンスの中で最も上級のコースだ。参加するためには、他のコースを修了しておく必要がある。

今回のマスターコースは、以前と比べてかなり変更されていた。まず値段は以前より高くはなっていて、33万円ほどになっていたが、その分参加人数が少なくなり、自分が走れる機会が増えた。
これは非常に魅力的な変更点だと感じた。

ポルシェトラックエクスペリエンス(ポルシェのドライビングスクール)

ポルシェトラックエクスペリエンス(ポルシェのドライビングスクール)

また、コースの内容も大きく変わっていた。以前は大きな駐車場でパイロンを使った練習が中心だったが、今回はショートコースやジムカーナコースを使った本格的な練習が中心になっていた。これにより、コーナーやコース取りのイメージが湧きやすいし、より実践的なテクニックを学ぶことができた。

実践的な練習内容 – S字コーナーを攻略せよ

マスターコースでは、サーキットを走る前に様々な練習メニューをこなす。私が特に印象に残っているのが、S字コーナーの練習だ。

全開で加速してブレーキを踏み、全開でS字に進入する。左右のコーナーを切り替えながら、最後は再び全開で加速してコーナーを抜ける。このS字コーナーは非常に難しく、そして体力も使う。

ポルシェトラックエクスペリエンス(ポルシェのドライビングスクール)

他にも様々な練習メニューがあり、朝から晩までみっちりと走り込む。途中、休憩を挟みながらも、ほとんど休む間もなく1日中走り続けるのだ。最後は本コースを貸し切り状態で走るのだが、もうクタクタに疲れ果てた状態だ。

それでも気持ちは充実感でいっぱいになる。なぜなら、確実に運転のスキルが上達しているのを感じるからだ。

プロのテクニックに驚愕 – コーナリングの極意とは

マスターコースのもう一つの醍醐味は、プロのインストラクターによる同乗走行体験だ。

普段乗っているポルシェと同じ車両に乗って、サーキットを走ってもらえるのだ。インストラクターの運転テクニックを間近で体験できるのは、この上ない贅沢だ。

ケイマンTの車内

特に印象深かったのが、ステアリングを切るタイミングの早さとコーナーの立ち上がりだ。インストラクターはアクセルを踏み込むタイミングが絶妙で、私が運転するのとは全然違う。

コーナーを抜けた時にはもう車は真っ直ぐ。アクセルを踏み込めばものすごい加速で次のコーナーに向かっていく。対して、私の運転はまだコーナーの途中で、フラフラしながらアクセルを踏んでいる。

インストラクターの運転を体験して、コーナリングの極意は出口の立ち上がりにあることを学んだ。そのためには、進入から全てを計算し尽くした運転が必要なのだ。

参加して得られたもの – サーキット走行に必要な心構えと技術

マスターコースに参加して、改めてサーキット走行の奥深さを感じた。そこには、スキルだけでなく、強い精神力も必要だ。

体力的にも厳しいし、集中力も常に保たなければならない。しかし、そうやって自分の限界に挑戦することが、確実に自分を成長させてくれると信じている。

ポルシェトラックエクスペリエンス(ポルシェのドライビングスクール)

今回マスターコースで得られたものは、サーキット走行に必要な心構えと、たくさんの運転テクニックだ。

特にコーナリングの手法は目から鱗だった。インストラクターから学んだテクニックを自分の物にすれば、必ずや運転がうまくなると感じている。

マスターコースへの参加は、プライベートでサーキット走行をする人にとって必須だと思う。プロから直接指導してもらえる機会は、なかなか得難い。

ポルシェを所有する者の特権だ。ぜひ多くの方に体験して欲しい。きっと、自分の知らなかったポルシェの世界が広がるはずだ。

718ケイマンT

Hiro

Minaの夫です。 ファッションやステータスシンボルのためにクルマは乗りません。運転して楽しく、工業製品として優れ、作り手の意思が感じられるようなクルマを好...

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