世界的デザイナーがポルシェをPTSでオーダーしたらこうなった!唯一無二のポルシェ911ダカール

PTSで作られた911ダカール
ポルシェニュース

ポルシェの個性を極める – PTS(ペイント・トゥ・サンプルプログラム)

ポルシェといえば、道路やサーキットでの卓越したパフォーマンスを誇るスポーツカーやSUVを思い浮かべる方が多いだろう。しかし、ポルシェの魅力はそれだけにとどまらない。世界中のオーナーに夢のクルマを届けるため、ポルシェは個性化にも力を入れている。

その中でも特筆すべきは「ペイント・トゥ・サンプル(PTS)」プログラムだ。このプログラムでは、過去のポルシェが採用してたボディカラーをはじめ、顧客の要望によってどんな色にでもできるオプションプログラムだ。鮮やかな歴史的な色合いから、社内で開発された世界に1台しかない特別な色まで、様々な選択肢が利用可能なのだ。

なお、日本でのPTSのオプション価格は911カレラの場合で¥1,567,000、もしくは自由な色を作れるPTS Plusなら¥3,430,000だ。

ショーン・ウォザースプーン – ポルシェとのコラボレーション

ショーン・ウォザースプーンという人物についてご存知だろうか?
彼はアメリカ・ロサンゼルスを拠点に、デザイナー、キュレーター、コレクター、 ビンテージ愛好家としても有名な人物だ。

彼は以前にもポルシェとのカラフルなプロジェクトで協力した経験があり、その代表例がタイカン4クロスツーリスモのアートカーだそうだ。

そんなウォザースプーンが最近、Instagramで特別なポルシェ911ダカールを公開Instagramで特別なポルシェ911ダカールを公開した。

 

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唯一無二の911ダカール – 「ナッシーブルー」の魅力

ポルシェの創業家メンバーであるフェルディナンド・アホルナー(@ferdinand_ahorner)とのコラボレーションで仕上げられたこの新しいオフロード仕様の911は、ウォザースプーンのタイカンアートカーのために特別に作られた色で塗装されているそうだ。ポルシェの豊富なカラーパレットの中から選ぶのではなく、ウォザースプーン自身の「“Nashy Blue” ナッシーブルー」というペイントカラーが使用されているとのこと。

ウォザースプーンとフェリーは、コントラストステッチの選択からホワイトのホイールカラーの採用まで、細部にわたって綿密に構成を練ったという。膨大な時間もかけて丁寧に作り上げられたこのクルマは、まさに唯一無二の存在だと言えるだろう。

インテリアにも拘りが感じられる。キャビンには清潔感のあるホワイトレザーをベースに、ブラックとブルーの千鳥格子のインサートがアクセントとして採用されている。これにより、カラーとヘリテージの両方を表現することに成功しているという。

ウォザースプーンのポルシェへの思い

この911ダカールは、まさに世界に1台しかない特別なクルマだ。ウォザースプーンは、ポルシェブランドへの感謝と愛情を次のように表現した。

これは本当に光栄なことです。ポルシェエクスクルーシブと、ヴァイザッハの全チームに感謝します。フェリー、この機会を与えてくれて本当にありがとう!

ポルシェの個性化プログラムを最大限に活用し、自身の想いを込めて作り上げられたこの911ダカールは、ポルシェ乗りの間でも大きな注目を集めているという。ウォザースプーンとポルシェのコラボレーションが生み出した、唯一無二のクルマの魅力が伝わってくる。

ポルシェの個性化プログラムは、単なる色の選択にとどまらない。オーナーの個性や想いを形にし、世界に1台だけの特別なクルマを生み出す。それは、クルマを単なる移動手段としてではなく、自己表現の手段として捉える人々にとって、大きな魅力となっているのだろう。

今回のウォザースプーンの911ダカールは、そんなポルシェの個性化プログラムの魅力を存分に引き出した好例と言えそうだ。
日本でもセンスのあるオーナーさん達が、SNS等でオリジナル色の強いポルシェをオーダーされているのを見るが、どんな個性的なポルシェが生み出されていくのか、今後も注目していきたい。

Hiro

Minaの夫です。 ファッションやステータスシンボルのためにクルマは乗りません。運転して楽しく、工業製品として優れ、作り手の意思が感じられるようなクルマを好...

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