伝説のレースから生まれた特別なタイムピース

ポルシェとタグホイヤーという、モータースポーツと時計製造の世界で長年にわたり輝かしい実績を築いてきた2つのブランド。
この両者が手を組んで生み出した最新のコラボレーションウォッチが新たに発表された。

「TAG Heuer Carrera Chrono Tourbillon x Porsche Panamericana（TAGホイヤー カレラ クロノ トゥールビヨン x ポルシェ パンアメリカーナ）」と名付けられたこの時計は、2024年に開催される伝説のレース「ラ・カレラ・パンアメリカーナ」を記念して発表されたとのこと。世界限定255本という希少性の高いモデルで、両ブランドの共通の遺産を称えるタイムピースとなっているそうだ。

ポルシェ550スパイダーへのオマージュ

この特別なコラボレーションウォッチは、1954年のカレラ・パンアメリカーナで大活躍したポルシェ550スパイダーにインスピレーションを得ているそうだ。当時、550スパイダーは1500cc以下のスポーツカークラスで1位と2位を獲得し、レース全体でも3位と4位という素晴らしい成績を収めたとのこと。

時計のデザインには、随所に550スパイダーへのオマージュが込められているそうだ。スケルトンダイヤルは550スパイダーのホイールを模しており、シルバー、イエロー、ブラックのカラースキームは、オリジナルのレーシングカーのカラーリングを忠実に再現しているとのこと。さらに、ケースサイドには1950年代に使用されていたオリジナルのフォントで「Spyder」のロゴが刻まれているそうだ。

最新技術と伝統の融合

このTAGホイヤー カレラ クロノ トゥールビヨン x ポルシェ パンアメリカーナは、クラシックな要素と最新の技術を見事に融合させている。
42mmのステンレススチールケースは現代的なサイズ感を演出し、腕元で存在感を放つとのこと。

内部には、TAGホイヤーの誇る自社製ムーブメント「TH20-09」が搭載されているそうだ。このトゥールビヨンムーブメントは、洗練されたデザインとリーズナブルな価格で注目を集めているとのこと。65時間のパワーリザーブを誇り、視覚的にも美しいセンターピースとなっている。

限定モデルならではの特別感

世界限定255本という希少性の高いこのモデルは、1954年のカレラ・パンアメリカーナで勝利を収めたポルシェ550スパイダーのゼッケン「55」にちなんで決められたそうだ。各時計には個別の番号が付けられ、ブラックのラッカー塗装を施した木製ボックスに収められているとのこと。

価格は日本円で5,368,000円と、決して安価ではないが、ポルシェとTAGホイヤーという2つの名門ブランドのDNAを受け継ぐ特別なタイムピースとして、多くのコレクターやポルシェ乗りから注目を集めそうだ。

モータースポーツと時計製造の世界を見事に融合させたこのTAGホイヤー カレラ クロノ トゥールビヨン x ポルシェ パンアメリカーナは、両ブランドのコラボレーションの集大成とも言える逸品だ。限定255本という希少性と相まって、今後さらに価値が高まっていく可能性も十分にあるだろう。ポルシェオーナーや時計コレクターにとって、見逃せない一本となるだろう。