ポルシェのバケットシートが海外の中古市場で高騰中!なんと250万円のシートも!

ポルシェのシート
ポルシェニュース

ポルシェの高額バケットシート

ポルシェのクルマ本体の価格が高騰を続ける中、意外にも注目を集めているのがポルシェのバケットシートだそうだ。
特に997世代と991世代の911に搭載されていたカーボンバックのバケットシートが、中古市場で驚くべき高値で取引されているとのこと。

具体的には、アメリカのBring a Trailer(主にクラシックカーやビンテージカー、希少な車を対象としたオンラインオークション)によると、991 GT3用のバケットシートが約200万円、997用のスポーツバケットシートが約250万円で落札されたという事例があるそうだ。
これらの価格は、下手すると程度の良い中古車が買える金額だ。シートだけで車1台分以上の価格がつくという異常な状況が生まれているのだ。

ポルシェの中古シートの価格

ポルシェの中古シートの価格

もはや、激安の中古ポルシェが2台買える価格

実際に、1999年製の996型、911カレラカブリオレ本体が約170万円で落札されたケースもあり、シート1組の価格で1台の911が買えてしまうという状況なのだ。
また、初代カイエンなどもにいたっては、2005年製の走行距離約30万キロのカイエンSが約45万円で販売されている例が挙げられている。
これらを合わせても、バケットシート1組の価格以下で収まるのだ。

高騰の背景と今後の展望

では、なぜここまでポルシェのバケットシートの価格が高騰しているのだろうか。明確な理由は定かではないが、以下のような要因が考えられるのではないだろうか?

1. 希少性:これらのシートは限られた高性能モデルにのみ搭載されていたため、生産数が少ない
2. 品質と性能:ポルシェ純正のカーボン製シートは、軽量性と快適性を両立した優れた製品である
3. コレクター需要:ポルシェファンやコレクターの間で、これらのシートを所有することのステータス性が高まっている可能性がある
4. 投機的需要:将来的な価値上昇を見込んで購入する人がいる可能性もある

ポルシェ自身がこの市場の一部を取り込み、新たにシートを製造しない限り、この高騰傾向は続く可能性が高いと思われる。

この現象は、クルマ市場の一側面を表しているとも言える。単なる移動手段としてではなく、コレクターアイテムや投資対象としてのクルマパーツの価値が、想像を超えるレベルにまで高まっているのだ。
最近では、タイカンのヘッドライトが転売目的で盗まれるという事件も記憶に新しい。

ポルシェ乗りの方々にとっては、自身のクルマに搭載されているシートの価値を再認識する機会になるかもしれない。一方で、これほどの高額シートを手に入れたところで、日常的に使用するのはためらわれるかもしれない。

今後、このようなパーツの高騰がどこまで続くのか、そしてそれがポルシェの中古車市場全体にどのような影響を与えるのか、注目していく必要がありそうだ。

Hiro

Minaの夫です。 ファッションやステータスシンボルのためにクルマは乗りません。運転して楽しく、工業製品として優れ、作り手の意思が感じられるようなクルマを好...

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