【ポルシェオーナーズファイル #22】911 カレラ4 GTS(991) 購入・オプション・走行レビュー
公開日:2020.06.23
5)オプション
認定中古車ですから、「自分がオーダーするならこれだな」という要素を100%満たす事は不可能だと思っておりました。
既述しました通り、外装としてホワイト系とGTS標準ホイール、内装としてGTSインテリアパッケージ、そして右ハンドルという条件のみを必須と定め、LEDヘッドライト、電動可倒式ドアミラー、インテリアライトデザインパッケージ、シートヒーター、アダプティブクルーズコントロール、パークアシスト付きリアビューカメラ、エントリー&ドライブシステムはついていたらいいなあぐらいの気持ちで探していました。
結果的には 「2)オプション仕様」で記載したものが付いていたのですが、以下コメントさせて頂ければと存じます。
ついていて正解!と思うもの
GTSインテリアパッケージ(カーマインレッド)
もしかしたら、テクイップメントや社外品である程度個別に設定出来るのかも知れませんが、GTSインテリアパッケージはカーマインレッドであれロジウムシルバーであれ、絶対付いていて欲しかったです。実際、パッケージの演出には本当に満足しています。
シートヒーター(フロント左右)
当地ではだいたい11月から4月まで冬タイヤを装着します。今回、GTSは冬タイヤを装備せず、つまり冬は乗らない予定でしたのでシートヒーターの有無は拘りませんでした。
それでも、雪が解けたらすぐに乗り、そんな時期はまだまだ寒かったので、やはりシートヒーターは装備していて良かったです(991.2カレラ4GTSでは標準装備ですし、992型も標準ですね)。
キャララホワイトメタリック
今回もパナメーラ同様ボディカラーは『キャララホワイトメタリック』ですが、パナメーラの時に感じた青白さは一切感じず、ソリッドのホワイトに近い印象を受けます。
ソリッドのホワイトが好みだと認識していまして、この点は良かったのですが、このことから、今後ポルシェ車を購入する機会があるなら、なるべく実車でカラーを確認しようと思いを新たにしております。
ついてないけど、ついてる個体を探せば良かった~と思うもの
パークアシストシステム(フロントおよびリア、リアビューカメラ付)
今回の個体にはバックカメラが付いていますが、パークアシストが付いておりません。純正オプションとしてバックカメラのみという選択肢がないので、カメラのみ後付けかなあと思いますところ、パークアシストは是非欲しかったです。
ちなみに、リバースにシフトしても無音なのですが、911はそういうものなんでしょうか?
実際、リバースにシフトチェンジしてもうんともすんとも言わないので、リバースに入っているか否か若干分かりにくいです。
電動可倒式ドアミラー
ドアミラーを畳んでいなくても意外に飛び出し感が少ないので、自宅マンションの駐車場ではミラーを畳まずに置いていますが、そうは言っても電動格納があれば便利でしたね(PCセンターの担当者様曰く、多くのお客様はドアミラーを畳まず停めている、とのことです)。
また、電動格納が出来なくても助手席側のミラーがリバースで下向きになる…という機能はあって欲しかったです。電動でミラーの角度が調整出来るのですから、いわゆるリバースモードは標準装備でお願いしたいです。
ついていたけど、なくてもさほど困らないと思うもの
BOSEサウンドシステム
こちら25万ほどのオプションのようですが、正直なくてもさほど困らないです。実際、ノーマルモードのアイドリング時以外、音楽を楽しめるような環境になく、果たしてほとんど出番がないです。
同じぐらいのプライスでパークアシストシステム(フロントおよびリア、リアビューカメラ付)が選択出来ますので、個人的にはBOSEよりパークアシストシステムを装備したいです。
その他オプションに関しての私見
高性能たるポルシェ車に乗る際、その性能を存分に堪能する…という点で
スポーツクロノパッケージ、スポーツエグゾーストシステム、PASMスポーツシャシー、PDCC、リアアクスルステアリング、PCCBブレーキ
などなど、走りに関する装備についてどのような選択が自分にとってベストなのか大いに悩みます。
個人的に最近達した結論と致しましては、各モデル、グレード毎に用意されている標準状態がもっともバランスが良いと捉えつつ、走りに関するオプションの取捨選択に悩んだら、いっそオプション全てコンプリートするか、逆に何も付けないか…という価値判断も良いかなあと思いつつあります。
そういう意味では、991.2型911カレラGTSで標準装備されるPASMスポーツシャシーの仕上がりを、いつか体感してみたいですね。
6)気になる部分
991.1ではインパネの液晶画面がナビシステムと連動していない(説明書では記載があるものの、注意書きで「日本仕様には設定がない」…と切り捨てられています)のが少々もったいないなあと。USBの差込口もないので、この辺りは世代が古いです。
あと、最近のポルシェ車のアイデンティティである4灯のデイタイムランニングライトが付いていないのもMY2015の宿命とは言え、やはり寂しい気がします。ここに拘るなら991.2以降でしょうが、
そうなるとGTSはターボだし、ターボでOKとするなら992型だろうか、リアも含め992型は全方位的にカッコイイしなあ、でもやっぱりNAモデルに乗ってみたいぞ、そうなると991.2でGT3まで昇華してしまう、ライトストリップは諦めないと、それ以前にGT3は分不相応…
とゴニョゴニョ考えた末、4灯のデイライトは諦めました。
さらに、リアにオーバーフェンダーが付いているのも洗車の時など少々気になります。971パナメーラもデビュー当初は付いていて、2018年モデルあたりから付かなくなり見た目がスッキリしたように、991型ではいつからなくなったのでしょうか。まあ、細かいことですが…。
最後に、パナメーラ、そしてNSXよりも圧倒的に視線を感じます。交差点の停車時からコンビニやスーパー、高速道路のパーキングにガソリン給油中…誰かに見られている感は歴代の愛機の中でも群を抜いています。
ポルシェの風格?911の存在感?GTSのデザイン?何が影響しているか分かりませんが、とにかく目を引くクルマである事は間違いないようです。
7)総評
「ハイパフォーマンスと実用性の融合」というポルシェ哲学は、どのモデルでも強く感じる事が出来ると思います。
パナメーラにはパナメーラの、911には911の、それこそ各モデル毎にポルシェ哲学を貫く芯のようなものがあるのだと思いますが、
現状、休日や隙間の時間にスポーツカーに乗って気分転換を図りたいと願っている40代後半のレジャードライバーたるわたくしには、
991.1カレラ4GTSが合っているようです。
991.1カレラ4GTS…日常生活圏に休日の長距離、直線やワインディング、低速走行時から高速巡行中などなど、あらゆるシチュエーションで、「ああスポーツカーを運転しているんだな」という愉しさがふつふつと沸き上がります。
そんな911とこれからも一緒に過ごしていきたいです。
8)あなたにとってポルシェとは?
ポルシェとは、クルマと共にあゆむ我が人生の良きパートナーです。パナメーラには感謝の気持ちを、911には感動と昂奮を期待しています。
〘ブログ管理人の所感〙
991前期のGTS、一度乗ってみたい憧れのクルマです。通常モデルで買える最後のNA、ノーマルモードとスポーツ、スポーツプラスモードにしたときの豹変ぶりなど、きっと最新の911では味わえない奥深さがあるのだろうなぁと思います。まんまさん、この度は有難うございました!
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