【ポルシェオーナーズファイル #18】981ケイマン 購入・オプション・走行レビュー
公開日:2019.07.26
皆さんこんにちは。「ポルシェがわが家にやってきた」管理人のMinaです。「様々なポルシェオーナーの生の声を共有してほしい!」という読者の皆さんのご要望からうまれた企画「ポルシェオーナーズファイル」。第18弾は、「makoto」さんから頂いた、「ケイマン」購入・オプション・走行レビューです。
〘オーナー情報〙
・今回紹介する愛車:ケイマン(981)
・ペンネーム:makoto
・お住まいの地域:大阪府
・過去の愛車遍歴:
BMWM3+Z4ソフトトップ → 46型アルピナB3S+Z4ハードトップ → 90型アルピナB3Sビターボ
現在の所有車は、BMW X1、トヨタビッツ、ケイマン
・読者の皆さんへ一言
ポルシェ全般に関してお話をする情報は持ち合わせておりませんが、3年半ほどケイマンに乗り、ボクスターも何日か借りて乗らせて頂いた経験から言えることは、「とにかく運転が楽しい」ということです。
スポーツカーですが、長距離も疲れませんし、海岸沿いの道や山岳のスカイラインなどを走ると、日常のストレスから解放されて、至福の時を過ごせると思います。
1)購入に至る経緯
ーケイマンの第一印象
以前から、特段「ポルシェに乗りたい」と思っていたわけではありませんでした。実は、ケイマンが初めて発売された当時、試乗に行ったのですが、その時の印象は「とにかくメカニカルノイズがうるさい」というものでした。
ノイズのうるささにかき消され、肝心の走りの印象は、覚えておりません。それ以降、ポルシェは頭の中から完全に消えた次第です。そして、その時は結局、BMWのM3を購入しました。
ーふらっと立ち寄ったポルシェセンターで
それから10数年が経ち、ゴルフに行った帰り道のこと。
次の待ち合わせまで時間が余っていたので、どうしようかと考えていましたが「待ち合わせの場所とゴルフ場との中間地点に、ポルシェのディーラーがある」ということで、暇つぶしに寄ってみようと思いつきました。
X1で店に入り、出てきていただいたスタッフの方には、開口一番、「冷やかしです」と告げましたが、実に丁寧に対応して頂きました。
そのころ実は、アルピナの乗り換えで、B4クーペを考えていたのですが、ポルシェセンターに展示されていたボクスターのプライスを見てびっくり。B4クーペよりえらく低廉で、「これなら家族も説得しやすいのでは」という考えが思いが浮かびました。(後に、浅はかな考えだったことを、思い知らされます 笑)
また、住所を聞かれ「〇〇です」と答えると、「もうすぐ、そのお近くに店舗を移転いたします」と言われて…若干、縁を感じたかもしれません。
ーケイマンを選んだ理由
これまでに10年程、2台のアルピナを乗り継いだので、「ここでまたアルピナB4を購入すると、ちょっとアルピナ歴が長くなりすぎる。一度、スポーツカーの路線に戻ってみようか」と考えました。
アルピナは、スポーティにも走れますし、ゆっくり走っていてもいい車感がすごく感じられる実によくできた車です。ただ、10年間もアルピナを味わったので、少し毛色の違う車に興味が湧いたのです。
カレラでなくケイマンにした理由は、価格の点もありますが、「2シーターで、よりスポーティな車に乗ってみたい」という気持ちからです。それに加え、当時「981の後継モデルは、エンジンにターボがつく」と言われていましたので、「981が自然加給のエンジンの最後」ということも後押しになりました。
ボクスターでもよかったのですが、ケイマンであればゴルフバックが1個積めるということが決め手になりました。
2)オプション / 仕様
最初は、テキトーにオプションを選びました(笑)。それにしても、「BMWであれば当然はじめから付いているようなものが、ほとんどオプション扱いになっている」ことには驚きましたね。
結果、最初に見積もってもらったオプション代の総額が400万円を超えてしまい、目が点状態に(笑)
「オプション代だけで、マツダロードスターが余裕で買えるね。」と、担当の方に言った覚えがあります。ただただ、笑っておられました(笑)
結局、絞りに絞って、付けたオプションは以下のようなものです。
ダイナミックコーナリングライト、エントリー&ドライブシステム、バックアシスト、電動格納ドアミラー、PDK、スポーツクロノパッケージ、スポーツエクゾーストテールパイプ、19インチケイマンSホイール、ブラック塗装、シートヒーター、フルオートエアコン、フロアマット、カラークロノメーターパネル、キャララホワイトメーターパネル、3スポークスポーツステアリング、自動防舷ミラー&レインセンサーワイパー、サファイアブルーメタリック
最終的なオプション総額は、2,945,000円で、何とか300万円を切りました。
楽ちんで、乗り心地の非常に良いアルピナからの乗り換えですので、PDKとスポーツクロノパッケージは必須かなと思いつけました。マニュアルに関しては、渋滞にはまった時など年齢的にしんどいかなという自己評価です。
3)納車までの経緯
■注文:2015年6月1日
■生産着手月:9月
■納車:2015年12月19日
注文から納車まで6か月半くらいですので、普通でしょうか。ちなみにアルピナであれば、注文から納車まで1年近くかかることもあるはずです。
4)所有してみて感じるポルシェの性能
①エンジン / エンジン音
エンジン音は文句なしに好きです。4000→5000→6000と回していくときの、ドラマチックな盛り上がりを感じる音が、いいですね。ターボなしの6気筒の特権かもしれません。
素のケイマンですので、加速はアルピナに比べると劣りますが、何だかすごくスピードが出ている感があります。演出は、実にうまいですね。さすがポルシェさんです。
そして、981ケイマンは、初期のケイマンとは違い、メカニカルノイズは気になりません。低減が図られているものと思います。
またモードに関して、ノーマルモードでのエンジン回転数は、アクセルをかなり踏み込まないと上がらない印象で、アクセルレスポンスがいまいちです。このため、渋滞時等でしかノーマルモードは使いません。
高速道路はもちろん、街中でも常時スポーツモードです。スポーツプラスモードは峠道などでたまに使うことがあります。峠道でもたまにしか使わないのは、2速、3速主体のマニュアルモードで走るからです。この時のエンジン音が一番気持ちいいですね。
窓を全開にするとエクゾーストノートと入り交って、たまりません。
②PDK
PDKはつながりが良く、問題なしです。街中では「PDK+スポーツモード」で十分です。ミッドシップですので、エンジン音もそこそこ響いてきます。高速道路での追い越しや、峠道では、マニュアルモードが主体となります。
③乗り心地
乗り心地は、スポーツカーにしてみれば、きっといい方でしょう。長距離でも全く疲れませんし、路面の段差での突き上げなどもさほど感じません。
助手席の同乗者から乗り心地について、何か言われたことはありません。
以前、スポーツプラスで山道を走行中にテールスライドしたことがあり、「うん?限界か」って思いましたが、ただ単に後ろのタイヤの溝が減っていただけでした。大笑いです。限界走行など、私にできるはずもありません(笑)
すぐに4本のタイヤ交換をしました。
タイヤは納車時のピレリでポルシェ指定のものです。交換後も同じです。アルピナでは、ブリジストンのレグノに交換し、静粛性が一段と上がりましたが、ケイマンは、販売店のメカニックの方にすべて任せています。
次のページ→ケイマンの乗り心地、メンテナンス、アルピナとの違いとは…?
このブログが気に入ったらフォローしてね!
コメント ( 2 )
トラックバックは利用できません。
ディーラーで「冷やかしです」を遠慮なく仰る事はお世辞にも大人の振る舞いとは思えません。こちらのサイトでの掲載記事としては、いささかこのレビューは、他のレビュー部分を含めても残念な内容と感じざるを得ません。
Yasushi Kanda様
ブログをご覧いただき有難うございます。管理人のMinaでございます。
また、ご指摘頂き有難うございます。
ブログ記事に関して、色々なご意見があると思いますが、
私は、プロのモータージャーナリストの専門的な内容が載った自動車サイトではなく、
クルマ好きのオーナーが、等身大でリアルな情報を発信できるブログを目指しています。
私も、まだクルマには全く詳しくありませんので、
記事の内容や質に関してご指摘いただくこともあります。
これからも、私自身が日々勉強を重ねながら、
読者の皆さんと一緒に、楽しく役立つブログを作っていけたらと思っております。
すべての方に受け入れられるブログにすることは出来ないですが、
自分自身が目指すサイトに一歩でも近づけるようにこれからも邁進いたします。
この度はご指摘有難うございました。