【ポルシェオーナーズファイル #16】ケイマン(981) 購入・オプション・走行レビュー
公開日:2019.07.06
皆さんこんにちは。「ポルシェがわが家にやってきた」管理人のMinaです。「様々なポルシェオーナーの生の声を共有してほしい!」という読者の皆さんのご要望からうまれた企画「ポルシェオーナーズファイル」。第16弾は、「たけ丸」さんから頂いた、「ケイマン(981)」購入・オプション・走行レビューです。
〘オーナー情報〙
・今回紹介する愛車:ケイマン(981)
・ペンネーム:たけ丸(Twitter @tkr9811)
・お住まいの地域:神奈川県
・家族構成:父、母、妹
・過去の愛車遍歴:
(父のクルマですが)BMW 後期E46 320i Mスポーツ → BMW 前期F10 523i Mスポーツ
・読者へ一言
今年24歳となる若者ではありますが、思い切って初めてのマイカーにポルシェを買いました。自分のように、若くしてポルシェに興味がある方のお役に立てればと思います。
1)購入に至る経緯
ー何か人生が楽しくなることを
もともとクルマには興味があり、社会人一年目になって「いつかはスーパーカーに乗ってみたい」という目標を漠然と持つようになりました。
実際に仕事を始めると、職場環境や待遇、彼女とも別れたことで気力をなくしていた時期があったのですが、ある時「これではイカン!何か人生が楽しくなることを新たにしよう!」と思い立ちまして…。これが、購入を考える最初のきっかけとなりました。
ーポルシェを購入した理由
父も車好きでBMWを乗り継いでおりますが、父はほとんど乗ることがないため、贅沢なことに、自分がBMWに自由に乗ることができる状況でした。
523iに乗っていたので、自分が購入するクルマについては差別化を図るために、F10 523iの「4ドア、FR、AT」とは真逆の「2ドア、MR、MT」を買おうと考えました。
加えて「エンジンが大きい」「荷物を乗せるのに困らない」「あまり壊れない」「内装がかっこいい」という条件で探し、これらを全てクリアしていたのが981ケイマンでした。
アゲートグレーのMTで探してもらっていたため、なかなか出てきませんでしたが、やっと出てきたものが状態もよく担当営業さんも一押しだったのでこのケイマンに決めました。
MRで、荷物がここまで積めるクルマは他にないと思います。物によっては、ゴルフバックも1つ積めるようです。987型になると2つも積めるようですね。
ー決め手は何か
ローンが通ったことです。年収の倍以上のクルマを買おうとしているわけですから「まさかローンが通るなんてことはないだろう」と内心は思っていましたね。
ローンが通らなかったら諦めようと思っていました。
2)オプション/仕様
中古で買ったため詳しいことはわかりませんが、「スポーツステアリング」「カーボンの内装」「スポーツエグゾースト」「オールレザーインテリア」等がついているようです。
前オーナーさんがかなり手を加えており、カーボンリップ、バケットシート、ダックテール(?)スポイラー、車高調も社外のものになっているようです。
それに加えて、納車時にホイールを黒く塗ってもらいカラークレストを装着してもらいました。余裕が出てきたらキャリパーを黄色くしたいと考えています。
ハンドルは左ハンドルです。「輸入車はウインカー操作バーが左についているので、シフト操作とウインカーを別々の手で行えるほうがいいだろう」と考え左ハンドルにしました。
ですが、駐車券を取るのが大変です。(都会の立駐では左側にも発券機があることも多いですが)
3)納車までの経緯
お店に行ってローンが通りそうなことを確認し、探し始めたのが2018年12月末、納車が2019年4月でした。「ボディーカラー」と「MT」にこだわりがなければ、こんなに待つことはないと思います。
4)所有してみて感じるポルシェの性能
①エンジン
吹け上がりもよく、特に音が大変よろしく満足しています。MRだからか、機械的な音もよく聞こえてくるので「クルマを操っている感」が増しますね。
②MT
もともと持っていたのはAT限定免許でした。「ケイマンを買う」と決め、条件に合うものを探してもらっている間に限定解除したので、ケイマン以外に運転したことのあるMT車は教習車しかありません。
なのでよくわかっていない部分もありますが、981ケイマンのMTは、シフトレバーがコクッコクッと入っていくのが癖になりますね。
エンストしても、ブレーキとクラッチを踏むと自動でエンジンがかかってくれるので、贅沢なことではありますが、初心者に優しいMT車だと思います。
しかしハンドブレーキが電子式で、たいていの坂道では自動でHoldされるのですが、自動だと「どのタイミングで解除されるのか」がわからず、逆にやりづらいですね。微妙な坂道だとHoldしてくれないこともよくあります。
③ハンドリング / ブレーキ
523iと比較してになりますが、
「めちゃくちゃ曲がる!びっくりするくらい曲がる!速度そこそこ出してるのに余裕で曲がる!」
という感じです。クルマはまだまだいけるのに、自分がビビって性能を出し切れていないところがあると感じます。ケイマンに申し訳ない、、。
逆に「限界を超えた後が怖いな」とも思うことがあり、このクルマの限界を知り、限界を超えた後も適切に対処できるようになるために、ポルシェのドライビングレッスン(ポルシェトラックエクスペリエンス)に行こうかなと考えているところです。
ブレーキに関しては、あくまでも一般道での普段使いの環境でではありますが、523iは、ケイマンと比べてブレーキペダルの余白が大きく、少し強めに踏み込んでもガツンとブレーキがかからない粘り気のある効き方をするのに対して、ケイマンは余白が少なく、しかし急にガツンとブレーキが掛かるわけではないキレのある効き方をするように感じました。
これはある程度スポーツを意識しているとはいえ「乗り心地を重視した4ドアセダンである523i」と、「2ドアスポーツカーであるケイマン」とのコンセプトの違いだろうと思います。
サーキット走行や峠の下りなどでより違いが出てくるのではないかと思います。(Minaさんも最近BMWを購入されていますが、ポルシェと比較してどのように感じているか気になります。)
福岡に住む祖母の家に行く際は、祖母の車であるアクアを運転しますが、あのブレーキは怖いですね。ちょっと踏んだだけでガツンとブレーキがかかって慣れるまでガックンガックンしました笑
次のページ→ケイマンの燃費、乗り心地、サーキット走行は…?
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コメント ( 7 )
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若くしてケイマンを買う,というのがすばらしいですね。
私は単にMT歴が長いだけの素人ですが,
> ヒールトゥが全然できず、特にオルガン式アクセルペダルということもあり大変やりづらい
についてオルガン式だからやりづらいと感じたことはありません。ケイマンに乗り始めるまでのクルマはすべて吊り下げ式でしたが,シフトダウンは直前の愛車B4とほぼ同じ感覚でOKでした。ちなみに私のケイマンはわざわざスポクロなしにしたものでした。
むしろつり下げ式と違ってペダルが下まであるので,かかとをひねる角度が小さくてすむという印象です。
あくまでひとつの可能性としてケイマン(ポルシェ)でヒールアンドトゥがやりにくいシチュエーションを考えると,ブレーキをごく弱くかけているだけで,そもそもヒールアンドトゥの必要がほとんどないような場面でしょうか。この場合,ブレーキペダルはかなり高い位置にあるので,当然ヒールでアクセルを踏むのはやや難しくなります。ポルシェの場合,ブレーキをしっかり踏み込んでいる状態でアクセルとの高さ関係がぴったりというのが私の印象です。
公道の峠道などでエンジン回転も中くらいでのんびり走っていてコーナー手前でスピードを落とす必要はないが,シフトダウンはしておきたいというときは,ブレーキをかける前にそのままつま先でブリッピングしてシフトダウンすればよいと思います。的外れでしたらごめんなさい。
PorscheDreamerさん
有難うございます!
たけ丸さんにも、コメントの件お伝えさせていただきます!
>ポルシェの場合,ブレーキをしっかり踏み込んでいる状態でアクセルとの高さ関係がぴったりというのが私の印象です。
夫もPorscheDreamerさんと同じことを言っておりました。ポルシェの設計の奥深さと、普段は氷山の一角しか実感できてないんだろうなぁということを改めて実感しました。
いつも勉強になるコメントを頂き本当に有難うございます!
PorscheDreamerさん
はじめまして!
このケイマンのオーナーのたけ丸と申します。
PorscheDreamerさんの想定したシチュエーション、全くそのとおりでございます!!!!
普段の街乗りで止まるときや減速のときに、PorscheDreamerさんのおっしゃるようにヒールアンドトゥの必要がない場面で練習してみようとやっていたので、ブレーキはかなり浅いです。
ガッツリブレーキが掛けられる状況じゃないとヒールアンドトゥの練習は難しそうですね、、、。
大変参考になりました!PorscheDreamerさんありがとうございました!!
たけ丸さん,はじめまして。
Minaさん
Minaさんをさしおいてコメントを返してしまってよいのかどうかわかりませんがご容赦下さい。
大昔をちょっと思い出して見ました。
練習としては,停車した状態(エンジンOFFでもできる)でブレーキを踏み,その力を変えない状態でかかとを右側にひねるというのをやったように思います。うまくできたら走行中の減速時に同じように試してみる。
次はやはり停車したまま(エンジンをかけ,ニュートラルでサイドブレーキはひいたまま)でブレーキを踏み,その力は変えないようにしたままヒールでアクセルを開ける練習。ふつうにアクセルを踏むのと同じようにヒールで好きなだけアクセルを踏めるようになればOK。
それとはどのくらいの速度の時に各ギアでどのくらいの回転数になるのかはだいたい把握しておくと良いですね。一定速度で走行中にふつうにトゥでブリッピングしながらショックのないようにシフトダウンできるようになればOKでしょう。高速道路で80km/hくらいだったら(もちろん周りへの注意はおこたらないようにできる範囲で)6→5→4→3→2速と落としてまた上げて,とやりながら走ったものです。いや当時のクルマは5速までしかなかったな。
PorscheDreamerさん
>Minaさんをさしおいてコメントを返してしまってよいのかどうかわかりませんがご容赦下さい。
いえとんでもございません!!こちらこそ、私もわからないことが多々ありますので、
こうしてコメント頂けてとても嬉しいです!
引き続きよろしくお願いいたします。
たけ丸さん、PorscheDreamerさん、Minaさん
こんばんは!
はじめまして
興味深いお話です。
ヒールトゥ カッコいいですものね( ^ω^ )
私も鍛錬中です。
サーキットでは
出来ればスムーズかつ安全に
減速できますので
なかなか
上手く決まらないのが
残念ですが
これは練習あるのみですね
お互いに頑張りましょう( ^ω^ )
PorscheDreamerさん
練習方法まで事細かくご教授いただき大変嬉しいです!ありがとうございます!
早速練習、、、と言いたいところですが、実はコンビニでケイマンぶつけられてしまい、、、。
修理から帰ってくるまでお預けです!!
アセットコルサとハンコンで練習します!!!
Caraさん
うまく決まった時はめちゃくちゃ気持ちいいんでしょうねぇ!
その気持ち良さのために頑張ってまいります!
頑張りましょう