【ポルシェオーナーズファイル #14】2012年式 パナメーラ S ハイブリッド 購入・オプション・走行レビュー
公開日:2019.05.15
皆さんこんにちは。「ポルシェがわが家にやってきた」管理人のMinaです。「様々なポルシェオーナーの生の声を共有してほしい!」という読者の皆さんのご要望からうまれた企画「ポルシェオーナーズファイル」。第14弾は、「かずくん」さんから頂いた、「2012年式 パナメーラ S ハイブリッド」購入・オプション・走行レビューです。
〘オーナー情報〙
・今回紹介する愛車:2012年式 パナメーラ S ハイブリッド
・ペンネーム:かずくん
・お住まいの地域:兵庫県
・家族構成:奥さん(ワゴンRでたまにパナメーラ)1人(笑)、息子(22歳キャデラックエスカレード所有)、娘(免許なし)
・過去の愛車遍歴:
トヨタ MA-70スープラ → トヨタ カローラレビンAE86GTV →キャデラック STS → シボレー サバーバン → シボレーC3500dually → シボレーシルバラード3500HD → ポルシェパナメーラSハイブリッド
・読者へ一言:EVのタイカンも出ることですし、「ポルシェのハイブリットもアリかな?」と思います。どちらかというと、今はまだ不人気グレードかもしれませんが、大変良くできたクルマです。
1)購入の経緯
アメ車からドイツ車へ
もともとアメ車に乗っていましたが、諸事情で手放すことになり、しばらくは車のない生活を送っていました。
(C3500初期)
(C3500色変え)
(3500HD購入時)
「次は何に乗ろうかなぁ…アメ車の次は、大好きなドイツ車が欲しいなぁ…」と考えつつも、自宅の近所にはベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲンがウジャウジャ走っており…(笑)
その光景を見て、改めて、メルセデス、アウディの人気ぶりを実感しました。ただ、自分には一つ「拘り」がありました。それは、
「信号待ちで、同車種が並ぶ状況だけは避けたい」
というもの。そこで「次買うなら、ポルシェにしようかな??」くらいのノリで、意識して近所を観察すること数か月…結果的に「ポルシェを買おう」ということになりました。
カイエンか、パナメーラか
車種に関しては「あくまでも日常使い」なので、2ドアは除外、また、ボディサイズでマカンは除外となりました。私は個人的に大排気量車が好きなので、最終候補にカイエン、パナメーラが残り、この2台に関して試乗をしまくりました。
そんな中、トルクの出方や乗り味は、ターボ車より、スーパーチャージャーのほうが好みだったので、グレードは「Sハイブリッド」に絞ることに。
カイエンとパナメーラの2択で検討し、試乗を繰り返していましたが、カイエンハイブリッドは少しモッサリ感があるように感じました。一方のパナメーラハイブリッドでは、きびきび感(多分ボディサイズや重量の関係だと思います)を感じられたので、パナメーラSハイブリッドに決めました。
有難いことに、あちらこちらに車関係の知人がおり、声をかけていたところ「極上の、希望に一番近く、ディーラー車の左ハンドル」の個体が見つかり、これを購入することになりました。
2)オプション/仕様
「スポーツクロノ」や、後から「欲しい」と思ってもつけられない「サンルーフ」「左ハンドル」必須で探しました。シートベンチレーションも欲しかったのですが、今はアフターメーカーでいいものがありますので、「ついていれば可」のレベルでした。
そして、探すこと約半年…旧知の間柄の東京の車関係の知人から情報をもらい、現車を見ずに買いました(笑)
今わかる範囲でついているオプション
サンルーフ、スポーツクロノ、スポーツステアリング、RSスパイダーホイール20インチ、シートヒーター、カラーホイールキャップ。標準かどうかは不明なのが、プライバシーガラス、クラリオン純正ナビ、サイドステップ、内装のウッドパネル、灰皿、パナメーラSの文字入りのスカッフプレートです。
3)納車までの経緯
注文というよりも「良いのが出たら教えて」というレベルでしたので、概ね半年程度です。
4)所有してみて感じるポルシェの性能
①エンジン
【満足な点】
スーパーチャージャーがとても心地よいです。きっと、V6エンジンとの相性がいいのでしょうね。ターボとは違い、レスポンスがアクセルとダイレクトな部分が自分の性格に合っている気がします。
また、とても静かなので、気が付いたら○○○km/hなんてこともあります(笑)
【不満な点】
ボンネットフードを閉めている時には気になりませんが、開けていると、アメ車や国産よりもメカノイズが多いかな?と感じます。V型エンジンのわりに、吹け上りが滑らかな気がします。
②トランスミッション
パラレルハイブリッドなので、パワーが損なわれず、且つ高速走行時でもエンジンカットしてくれるので燃費がとても良いです。(東京-大阪間で16km/L)モーターとエンジンの切り替わりの際にも変なショックは無く、タコメーターを見ないと殆ど分からなほど良いです。
③ハンドリング / ブレーキ
ブレーキは流石ポルシェですね。良く効きます。「文句の付け所が無い…」と言いたいところではありますが、ブレーキダストだけがネックですね。操舵性は、スポーツカー並みのセダンで、国産、アメ車には無い操舵感があり、結構気に入っています。
④燃費
まだ、2,000kmほどしか走行していませんが、高速走行で14~16km/L、市街地走行でも10km/Lを下回ることはまだありません。
⑤乗り心地、のり味
足回りは「アクティブエアサス」かと思うのですが、PASMのコンフォートモードの乗り心地は良いです。ただ「エアサスが故障する」という話を聞いたことがあるので、その点を少し心配しています。
あと、スポーツセダンを謳っている割に車高が高めな点がかっこ悪い…。
スポーツプラスモードは峠道を走ると、ちょうどいい足回りで楽しく走れる感じがします。
エンジン車とは違い、ハイブリッド車は出足がモーター優先なので、気持ち(0.5秒程度)アクセルオンとのタイムラグがある気がします。慣れたら違和感ないのかな?
ハイブリッドならではの「モーターの重さ」というものは感じませんね。逆に、ミドルサイズのセダンでこの動きなら、十分すぎる運動性能だと思います。
レクサスのGS-Fなんかは、「スポーツセダンだと言いながらも運動性能はラグジュアリーテイスト」だということを考えると、「パナメーラは国産車にはない新しいジャンル」と言えるのではないでしょうか。
⑥家族の反応
子どもは「おお~ポルシェじゃん。」と言いつつも、私がアメ車に4台乗り続けていたので「似合わね~」とか言っていました(笑)奥さんは、大阪-東京間の移動の際に「助手席のシートが楽だ」とは言っていましたね。
⑦お気に入りポイント
全部です(笑)
5)今後ポルシェを購入するなら絶対つけたいオプション
うーん…マトリックスLEDヘッドライト、PCCB(ポルシェ・セラミック・コンポジット・ブレーキ)は気になりますね。
6)気になる部分
周りの視線が気になります…(笑)乗り降りがちょっとだけ、窮屈感があるところかな…まぁ、これも慣れでしょうけど。
7)総評
ひと昔はスーパーカーの部類に入っていたポルシェ。ただ、パナメーラSハイブリッドを所有してみて、ポルシェは今の時代のスーパーカーの定義からは「いい意味で」外れていると感じました。
ポルシェは「街乗りユースができるスーパーカー」ですよね。ここが現代の他メーカーのスーパーカーとは違う点だと思います。
とはいえ、ポルシェの心意気・本気度は、スーパーカー並みの運動性能を体現していることからもよく分かりますし、これらの技術を市販車にフィードバックさせているところは、素晴らしいと思います。
8)あなたにとってポルシェとは?
私にとってポルシェとは、愛人?彼女?(笑)
奥さんを大切にすることは大前提ですが(笑)、たとえ奥さんがいても、大事にしたい存在です。きっとうちのパナメーラの性別は女性ですね。
〘ブログ管理人の所感〙
以前は「ポルシェのハイブリッドってどうなんだろう?」と思っていましたが、ポルシェオーナーズファイルの評価や、皆さんからいただくコメントを読んでいると、大変良くできた素晴らしいクルマであることがよく分かります。私のぜひ乗ってみたい1台です!かずくんさん、有難うございました!
このブログが気に入ったらフォローしてね!
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。