ポルシェの魅力を伝えたい

ポルシェがわが家に初めてやってきたのは、2015年11月。その時のファーストポルシェは、夫のボクスターGTS（981）だった。

以来、有り難いことに、パナメーラ、911、ボクスター、ケイマン、カイエン、マカン、タイカンと、様々なモデルを運転させてもらう機会を頂いてきた。

どのモデルに乗っても「ポルシェだ…！」と実感できるし、30年前のモデルと、最新のモデル、性能は大きく進化しているのに、「根幹は変わらない、同じポルシェの血が流れている」と感じられる不思議な感覚…。

その性能の凄さは知っているはずなのに、久しぶりに乗ると、「今日が納車日」かのごとく感動したり…

乗れば乗るほど、知れば知るほど、ポルシェというクルマは奥が深いなぁと思わされる。

ただ一方で、私は、ポルシェの魅力をちゃんと伝えきれていないと感じることも多い。特に、夫が書いてくれる試乗レポートを読む度に、

的確な言葉で表現しているなぁ。私は一度の試乗でそこまで感じ取ることはできないし、仮に感じ取ったとしても、それをわかりやすい文章で表現できないもんなぁ（「すごい！」とか「軽快！」とかしか言えないw）

と感じる。

夫は小さい頃からクルマが好きで、免許を取って以来ずっとクルマに乗り続けてきた、いわゆるクルマオタク。ブログを始めてからも、ブログ読者の方のポルシェや貴重なお車に毎週乗らせてもらっていて…

私とは蓄積してきたものが違うので当然だし、私は夫のようにはなれないけれども、「私なりのやり方で、さらにポルシェの魅力を伝えられるようになるにはどうすれば良いのか。改めて考えると、ポルシェの魅力って何なのだろう」と最近考えていた。

ポルシェの魅力について

改めて振り返ると、ポルシェの魅力は、ざっくり2つに分けられるのではないかなと思う。

１つは「クルマとしての性能の高さ」だ。これは言わずもがなだが、クルマとしての性能の高さ、走りの素晴らしさは、群を抜いていると思う。（もちろん値段も高いのだけど…）

これまで、様々なメーカーの車種に乗らせてもらい「良い車だなぁ」と思うクルマもたくさんあったけれど、「足回り」「ハンドリング」「運転のフィーリング」「高速安定性」「ブレーキ」といった走りの面で、ポルシェは別格だった。

「高速道路の追い越し車線を走るなんて、怖くてもっての他、いつもこわごわクルマを運転していた」私が、今では、追い越し車線を普通に、のびのびと運転している…。

その事実一つとっても、ポルシェはすごいなぁと思う。

そして２つ目の魅力は、「ポルシェのある生活が人生を豊かにしてくれる」という点。このブログで以前にも書いてきたし、多くのポルシェオーナーの方も口を揃えておっしゃることだ。

ポルシェに乗るようになり、ポルシェオーナーさんとの出会いが生まれ、仕事とは全く違う世界が広がって行った。そういう人たちから学べることが、また仕事に活かされ、人生のモチベーションになっている。

と。

また、ポルシェを買うために、稼ぎ方について以前にも増して考えるようになり、結果的に自分のキャリアアップになって道が開けたり、家族とカーライフをより楽しめるようになったり（逆も聞くが…汗）

もちろん、他のクルマであっても、「クルマは人生を豊かにしてくれる」側面を持つと思う。でもポルシェの場合は、単に「世界が広がる」とか「カーライフが楽しくなった」という言葉では片付けられない、もっと深いところに、魅力が隠されているように思う。

そう考えると、車の性能の魅力については夫に任せて（たまに女性目線で書くかもしれない）、私は、「ポルシェが人生に与える影響、どのように人生が豊かになるのか」についてをもっと伝えていけるといいのかなぁと思っている。

ブログの主役はクルマ

このブログを始めたときから変わらないスタンスがある。

それは「このブログの主役は、自分たちではなく、クルマ」ということだ。

夫とブログ開設初期に話し合って、

自分たちのライフスタイルメインではなく、あくまでも「クルマの魅力、クルマを通して得られる価値を軸にしたブログを運営していこう」

と決め、それは今でも変わっていない（つもりだけど、どうなんだろう…w）。

これからもクルマが主役なブログとして、さらにポルシェの魅力を発信できるように、私も意識していけるといいなと思う。