ポルシェ911GT3を手放したけれど、後悔していないのは992の存在が大きいのかも
公開日:2021.07.30
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ポルシェ911GT3ツーリング、手放して後悔してる?
今年の4月に売却した、ポルシェ911GT3ツーリング。夫がこだわりにこだわって仕様を決めて購入した、大切なクルマだった。だが、あまりに性能が高過ぎて、普段全く力を発揮させてあげられる機会がなく、泣く泣く手放したのだった。
手放して以来「911GT3を売却して後悔していませんか?」「やっぱりまた欲しくなって、GT3を購入することを考えたりされていますか?」という質問をたくさん受けてきた。
あれからもうすぐ4ヶ月経つが、夫は先日こんなことを言っていた。
911GT3ツーリングを手放して後悔していないかとよく聞かれるけど、前は「思いつきで売却したわけではなく、考えに考えて、数ヶ月間悩んだ上で売却したから、後悔は無い」と言っていた。でも最近はこんな風に思うようになったわ。
「後悔していない理由は、わが家には992(911カブリオレ)があるからかもしれん」って。
「なるほど、なんとなくわかるような気もするけど、なんでそんな風に思うん?」と聞いてみたところ、
992型の911って、ほんまに高性能なんや。991型のGT3に匹敵するんじゃないかと思うくらいの性能や。そのハンドリングや、剛性感や、足回り、アクセルワークやブレーキワーク、あらゆる部分が凄まじい。
芦有のコーナーなんかでも「このスピードでもぐいぐい曲がれる、まだまだ行ける!」という感覚が、GT3にすごくよく似てる。だから、GT3がなくなっても、992があれば十二分に満足できてしまうんや。しかも「ベースグレードの992にも関わらず」な。
とはいえ、GT3のレーシングエンジンは凄まじいし、GT3がひとたび本気を出せば、ベースグレードの992はお呼びではないくらい刺激的な走りをするのは当然なんやけど、でも、普通に峠道を走る程度であれば、992の高性能ぶりはほんまにすごい。ストリートの速度ではGT3と遜色ないコーナリングをしてくれる。
だから、992を持っているから、GT3がいなくなっても寂しくないのかもしれん。
と。
ポルシェ911(992型)の高性能さ
このブログでは、992の高性能ぶりについて、何度も何度も書いてきた。ただ「所有していて愛着もあるから、ちょっと過大評価してしまっているのだろうか…」と思ったりすることもあった。
ところが先日、夫が仲良くさせてもらっているポルシェ仲間の方に改めて乗ってもらったところ
「991から992への進化は、2世代くらい飛び越えてるんじゃないかというくらいに思える。本当に、進化の度合いが凄まじい!もう気絶しそう!」
という感想だったそうだw(このあたりについてはまた追って記事にしたい)。
また、カーグラフィックTVで、松任谷正隆さんがベースグレードの992を試乗されていたが、その時も同じように大絶賛されていた。
なので、私たちだけがそう感じていたわけではなくてちょっとホッとしている(笑)
もちろん、991型の911も素晴らしい性能だった。私が数年前、初めて991カブリオレを試乗させてもらったとき、その運転のしやすさに感激した。「こんな私でも、芦有のコーナーをぐいぐい曲がっていける!」と嬉しくなったし、911はこんなに高性能なクルマなのだと驚いた。
ただ992型の911は、あの991型の素晴らしさを、何段階も超えてきていると思う。正直、もうここまでやってしまったら、それ以上に改良するのは絶対ムリだろうとさえ思ってしまう。
これは単に私の想像でしかないし実際は違うかもしれないけれど、排ガス規制などの影響により、「992型は、自分たちが作りたいガソリンエンジン車としての911を作れる、最後のチャンスかもしれない」という想いで、ポルシェがこれまでの集大成として全身全霊で作りあげたんじゃないかと考えてしまうくらい、すごい。
だから、夫が「991型のGT3を手放しても後悔していない、992で素晴らしい走りを味わえるから」と言うのはよく分かる。
でもそう考えると、992型のGT3ってどえらいことになっているんだろうなぁ…まだまだ納車は先になると思うけれど、誰か購入されたらぜひ乗せてもらいたいなぁ…と思っている今日このごろである(笑)
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