ポルシェの中古車購入記②|911カレラ4GTS(991前期)がわが家にやってきた
公開日:2021.10.06
先日、911カレラ4GTS(991前期)を購入した記事を書いたが、本日は前回に続き、納車日とファーストインプレッションについて書いてみたい。
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納車日当日
書類等を用意して送付したりしながら、約3週間ほどで、納車の日を迎えることになった。追加で納車費用を支払い、積車で運んでもらうこともできるが、それはしない。走ってナンボと考えるポルシェ乗りたるもの、自分で取りに行き、走行して帰ってきてこそ納車の意義がある。
店でクルマを受け取ってから自宅への道中も含めてが『納車』というイベントだ。
当初は、関西から新幹線で名古屋へ行こうとしていたが、それを聞いたTAKUROさんが、一緒に行きますよと言ってくれたので、お言葉に甘えて乗せていってもらうことにした。
当日は大阪市内で待ち合わせし、TAKUROさんは981型のボクスターGTSで待ち合わせ場所に来てくれた。「GTSの納車にはGTSで!」と。さすがの気遣いが嬉しい。
オッサン二人でボクスターに乗り込み、名神、新名神と乗り継ぎ一路、名古屋を目指す。車内ではほぼクルマやポルシェの話だ。あーでもない、こーでもないと車内ではしゃぎながら、オッサン二人の旅は続く。
昼過ぎに名古屋に到着して、お店に向かった。到着してすぐに手続きの書類にサインをしたり、書類の説明を聞く。その後、現車の確認だ。担当営業の方も、私が何台かポルシェを乗っているのはご存知だったので、車両の使い方等の説明は省いてもらい、キーを受け取った。
お店の駐車場でTAKUROさんは981ボクスターGTSに乗り込み、私は受け取ったばかりの991.1のカレラ4GTSに乗り込む。
私がエンジンをかけると、隣に居たTAKUROさんは『ビクッ!』として、コールドスタート時のあまりの爆音にビックリしている。後で話を聞くと、かなり大きな音だったらしく本当に驚いたそうだ。
伊吹山ドライブウェイへ
近所のガソリンスタンドで最初の給油を済ませる。そのまま自宅に帰るのはもったいないので、伊吹山ドライブウェイでも走ってから帰ろうという計画を立てていたのだ。名古屋市内から約1時間弱ほど高速に乗り、関ヶ原ICまで行く。
991.1のGTSは、街中でもとても乗りやすく、NAエンジンではあるがトルクフルで機敏に動く。高速に乗り、合流でスポーツモードにして少し踏んでみる。すると、超のつく爆音が背中から聞こえてくる。とても太く、音圧のある音で981GTSの1割増しのような重みがある。
信号待ちで後ろにいるTAKUROさんから『音ヤバいっすわ!』とメッセージが入る。後で分かったが車中で聴くよりも、外はさらに爆音のようだ。さすがこの時代のGTSは、音の演出に気合が入っている。
伊吹山ドライブウェイの入口からスポーツモードにして、マニュアルのパドルシフトに切り替える。この日は平日の夕方だったので、ほぼ貸し切りの走り放題。
前半は少しタイトな上りコーナーが続く。ボクスターよりパワーもあるので、かなり速い。ターボエンジンの992と比べると、加速の瞬発力は負けるが、自然吸気エンジンのトルクの盛り上がりがとても気持ちよく、速度とトルク、音が比例する感覚がたまらない。
自分としては気持ちよく、コーナーを駆け抜けていっているつもりだったが、後ろから追ってきているTAKUROさんに後から聞くと、『めちゃくちゃ速かったです!』とのこと。どうも、コーナーからの立ち上がりで離されてしまうそうだ。
確かに乗っていると、RRの911と比べ、コーナーの脱出時にワンテンポ早くアクセルを踏めるのだ。普通のRRの911だと、クルマ全体の向きが変わるかどうかのところから踏み始める方が気分的に安心できるが、四駆の911の場合はステアリングを切ってフロントタイヤの向きが変わった付近から、もう踏み始められる安心感がある。だから、ドライバーはとても安心して安楽に走っているつもりなのだが、実際は結構いいペースで走っているようなのだ。
頂上に近づくにつれ、景色は開け絶景が広がる。美しい山岳ワインディングだ。少しペースを落として、パドルシフトをオートマに切り替えて、クルージングしながら山頂に着いた。
途中、TAKUROさんにも試乗してもらったが、『すごいクルマとして安定している』『フラットな姿勢でスーッと前に出る』とのこと。どんなコーナーでも安心して踏んでいけると思うとのことだった。
この辺りの感想のことは9/25のスペースでTKUROさん本人に話してもらってるので、興味ある方は聴き逃し配信でぜひ聴いてもらえるとありがたい。
高速道路を走って帰路へ
伊吹山で別れて、お互い帰路につく。
その日は天候がだんだんと悪くなり、帰り道の高速道路は結構な雨が降ってきた。そんな中でもカレラ4GTSは安定感抜群。これぞ全天候型911だ。雨も水たまりも無かったことのように走る。高速域のフラットライド感はさすがにGT3には負けるが、直進安定性はかなり高い。992のカレラカブリオレといい勝負か、少しGTSの方が音が大きい分、スピード感はある。しかし総じて安心感が強い。
高速コーナーも、追い越し時の加速感も何ら不足はなく、快音とともに弾けるように加速し、スピードと音域がシンクロするのは病みつきになりそうだ。
中古車なので、よくあるハンドルのセンターのズレや、アライメント狂いによる直進性の問題なども少し心配はしていたが、これも全く問題ない。
やや荒れた路面での内装からのわずかなキシミ音はあるが、これは後日、ディーラーで調整してもらえば直る範囲だ。
総じて、今回は良い買い物をしたと思う。とても満足度が高く、上質な個体であった。
こんツウな仕様でオーダーし、丁寧に乗ってくれていた前オーナーさんには感謝だ。もし、このブログを読んで頂いていたら、この場を借りて、これからこのクルマを大切に乗っていくので、どうか安心してくださいと申し伝えたい。
また、詳細なレビューはもう少し乗り込んでから、あらためてしたいと思うので、そちらも楽しみにしておいていただければと思う。
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コメント ( 4 )
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いつも楽しく読んでいます。
すみません、画像でナンバーを隠しているのは、
画像処理ですか?
それとも、そういうプレートがあるのですか?
教えてくださいませ。
ありがとうございます。
ポルシェ好きさん
いつも有難うございます!
ナンバーを隠すアプリがありまして、
こちらを使っています^^
すごく便利です!
https://www.panamera-life.com/entry/2017/11/07/
アザートグレー素敵な色ですね 僕もGT3をオーダーする時にジェットブラックと最後まで悩みました。
長く乗れば乗るほど渋さが出るかと、991.1GTSの音も快音とのこと また聞かせて下さい。
991-2 GT3 MTさん
有難うございます!
アゲートグレー、本当に綺麗な色で、しぶいです。
>長く乗れば乗るほど渋さが出るかと、991.1GTSの音も快音とのこと また聞かせて下さい。
はい!