ポルシェ ボクスターの後にパナメーラに乗ることで分かること
公開日:2020.02.15
パナメーラとボクスター
そういえば最近、パナメーラの話題をあまりブログに書いていなかった。わが家の自宅の駐車場におけるのは2台までなので、その他に別の駐車場を複数借りている。そしてパナメーラに関しては、自宅から少し離れた駐車場にしばらく置いていたので、最近出番が無かったのだ。
ただ、バッテリーがあがってしまうといけないので、先日「パナメーラとボクスターを入れ替えるか…」という話になり、私が仕事のついでに行くことにした。
わが家のボクスターは981GTSだが、納車直後よりも明らかに乗り心地がしなやかに、なめらかになった。GT3と比べると、格段に快適だ。この日は、阪神高速をボクスターで走ってみたが、道路の継ぎ目の段差を超える時の不快なつきあげもなくしなやかで、どこを走るにも本当にいい車だなぁ〜と感動した。
とはいえ、阪神高速はオービスがあまりにも多すぎて、全然楽しめなかったけれども(-_-)
いよいよパナメーラに
そして仕事の帰り、パナメーラを迎えにいくことに。駐車場で久しぶりに見たパナメーラは、迫力がとてつもなくて、今まで以上に大きく感じた。さて、ボクスターの後にパナメーラを運転したら、果たしてどう感じるだろうか。
まず、エンジンをかけてびっくり。
ブォォォォォン!!
わが家のパナメーラターボにはスポーツエグゾーストもついているので、パナメーラの全モデルの中でもエンジン音は大きい方だと思うが、音量的には「ボクスターGTSと同じくらいか!?」と感じられるほどのエンジン音が響き渡った。
しばらく動かしておらず、この日は寒くて冷えていたから余計だろうか。
そして、パナメーラをゆっくり動かしてみて感じた最初の印象は「車体の重厚感」だ。めちゃくちゃ重たい。ただ、重くてかったるいという悪い意味の重さではなく、王様の貫禄というか…「車格が違うというのはこういうことなんだなぁ」と感じられる重厚感があった。
やっぱり、ボクスターとはぜんぜん違う。(実際の重さもボクスターは1.3トン、パナメーラは2トンほど)
とはいえ、以前試乗させてもらったパナメーラ4Sについては、むしろ軽快感があり、走り出しもすーっとなめらかな印象だったので、パナメーラターボゆえの重厚感ということなのだと思う。
そして、次に感じたのが、乗り心地のなめらかさだ。981ボクスターGTSも、納車直後から比べるとしっとりなめらかな乗り心地になったと先ほど書いたけれど、やはり比ではない。もっとぬめっとしたなめらかさというか…(表現が下手くそすぎる)、さすがはラグジュアリースポーツカーだ。
もちろん、メルセデス・ベンツSクラスの方がもっとしっとりなめらかとしているので、そういったラグジュアリーセダンと比べるとかたさはあるけれど、やはりポルシェの中ではパナメーラの乗り心地のなめらかさ、快適性は群を抜いているなぁと思った。
怪物、パナメーラターボ
また、ボクスターのパワー感は、街なかでも結構楽しいけれど、パナメーラターボにはまた違った面白さがあると感じた。
少しアクセルを踏んだだけで、その力強い加速を味わうことができるのだ。その加速感は「1000あるパワーのうち、ほんの2%程度しか使っていない」ような感じなのだが、「まだまだ凄まじいパワーを秘めている」という怪物感がとてつもなくて、なんだかゾクゾクしてしまったw
またボクスターとは違って四駆なので、タイヤがガッチリと地面をとらえている接地感、安心感がすごい。(もちろんボクスターの接地感もすごい)
また、これはパナメーラだからというわけではなく、ATとMTの違いなのだけれど、パナメーラのPDKがあまりになめらかなことにも改めて驚いた。まるで何も起きていないようなスムーズなシフトアップで、自分のマニュアル車の運転が下手くそだということが分かり、恥ずかしくなってしまったほどだ。
マニュアル車の運転は楽しいけれど、私のような素人が運転する場合は、やはりPDKのほうが圧倒的にスムーズで速く加速でき、そのクルマの持つ性能をしっかり発揮できるだろうなと感じた。
夫が思うパナメーラ
以前、パナメーラに毎日のように乗っていた頃は、いい車だと思いつつもあまり深くその良さを実感できていなかったけれど、違うクルマに乗り、比較対象が出来た上でパナメーラに乗ると、パナメーラがとてつもなくいい車だということがより分かるようになった。
もちろん、ボクスターも素晴らしいクルマであることには違いないが、でもボクスターとパナメーラでは、全く宿している魅力が違うのだなと。それでいて、ブレーキやハンドリングは共通してポルシェだなと、いやはやポルシェはすごいなと、改めて思う結果となった。
その後、夫も久々にパナメーラにのって芦有に行ったのだが、夫はパナメーラに関してこんな風に言っていた。
やっぱりパナメーラはめちゃくちゃいい車やなぁ。当たり前やけど、ノートe-POWER NISMO Sとは全然違う。あのクルマも楽しいけど、申し訳ないけど笑うくらい違う。めちゃくちゃなめらかや。
あと、路面追従性と接地感がすごい。芦有のカーブを曲がるときも、切り増すことなく、膨らむこともなく、カーブに沿って切り込むように曲がっていくわ。しかもこんな巨体やのにな。
スポーツプラスにして走ってみたけど、凄いな。いや、ホンマに。まだまだ、もっともっといけると感じるほどやったわ。
つくづく、クルマというのは毎日乗ってると感覚が麻痺するなぁ。あと、最近思うけど上位車種から下位車種に乗った時よりも、下位車種から上位車種に乗った時の方が違いをハッキリと感じて、そのクルマの特徴を正確に理解できる気がするわ。
と絶賛していた。
いや〜パナメーラは本当にいい車だなぁ。車検までにパナメーラを他のクルマに買い換えようという話も進んでいるけれど、「こんなにいい車だから、買い換えずにずっと乗っていたいくらいだなぁ」と思ってしまっている今日この頃である。
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コメント ( 6 )
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実は複数乗り分けることによりドライビングテクニックの向上にも役立ってます。
(もちろん漫然と乗っていてはダメですが)
あと、クルマの重量を「悪」と言わんばかりのメディアやクルマ好きも多いですが
求める方向によっては重量が「良い味」を作ります。
しっとりとしたエンジンの回りもエンジン内のムービングパーツが重いほうが顕著ですね。
パナメーラの動きがしっとりとしなやかなのは重量とロングホイールベースに起因していると思います。
(ポルシェが凄いのは物理的に不利なパナメーラのスポーツ感が残ってる事です。)
そろそろ僕も新しいクルマ買おうかな。重た〜い奴(笑)
かず黄金丘陵さん
クルマの重量こそが良い味を作る、本当にそうですね。
パナメーラが普通のラグジュアリーセダンだったら「いい車だなー」で終わりますが、
あれでめちゃくちゃスポーティに走れるところが、
本当にびっくりしてしまいます。
>そろそろ僕も新しいクルマ買おうかな。重た〜い奴(笑)
おぉーぜひ(笑)!!!何にされるかまた教えて下さい!
毎回楽しみな投稿でしたが、今回の設置オービスの件で興醒めしてしまいました
オービスがなければどんな走りになるんでしょう?
同じポルシェ乗りとしてその気持ちは汲んでも、表現してしまうのはどうかと・・・
あくまでも私感ですが
あしょさん
不快な思いをさせてしまい申し訳ありません。
阪神高速のオービスは、車内に取り付けているレーダー探知機がしょっちゅう反応するのであのような表現をしてしまいましたが、
私は子どももおりますし、このようなブログを書いている立場なので、日頃から安全運転を心がけているつもりです。
今後も気をつけていきたいと思っております。
はじめまして。いつもこちらのホームページを拝見しております。芦屋在住でポルシェに魅了されているものです。いつかポルシェカーコネクトについての記事も書いていただきたいです!
よしきちさん
いつもブログをご覧いただき有難うございます!
ポルシェカーコネクトについては、以前も書いて欲しいというコメントを頂いたことがあり、
以前ちらっと書いたきりだったのですが、いつか書かないとなぁと思っていました。
こういった系は私は疎いのですが、夫に聞いてみようと思います。
有難うございます!