718スパイダーRSの購入決定!なぜスパイダーRSを選んだのか?

718スパイダーRS
ポルシェの買い方

718スパイダーRSへの興味と購入の経緯

ポルシェの新型モデルが次々と発表される中、多くのポルシェファンの注目を集めているのが992の後期型だろう。

しかし、私の心を掴んだのは718スパイダーRSだ。
992後期のタルガ4GTS、そして、もう一台、とあるポルシェを別に注文済みではあるものの、興味の中心は明らかに718スパイダーRSに向いている。

なぜ718スパイダーRSにこれほどまでに惹かれるのか?

その理由は、以前試乗したGT4RSの印象に遡る。GT4RSの試乗レポートをブログに掲載した際、その非常に良い印象について詳しく述べた。GT3譲りのエンジンを搭載しているGT4RSは、極めてレーシーなクルマだ。しかし、GT3とは一線を画す特徴がある

718スパイダーRS

GT4RSとGT3の違い – エンジン音と排気音の魅力

GT4RSの最大の魅力は、そのエンジン音と排気音、そして吸気音にある。GT3よりもさらにダイレクトで、よりスポーティーな音響体験を提供してくれる。この点が非常に印象的だった。

さらに、PDKのパフォーマンスも特筆に値する。

GT3も素晴らしいPDKを搭載しているが、GT4RSのそれはさらに一歩先を行く。恐らくGT3よりも素早いシフトチェンジが可能だと感じた。これは、ギア比が非常にショートであることも影響しているだろう。

GT4RSやスパイダーRSのPDKは、驚異的な切れ味を誇る。フライホイールやクラッチが軽量化されたエンジンのような反応の良さで、「電光石火の切れ味」という表現がぴったりだ。しかも日常で使うような低速域、低回転域でも抜群の切れ味で変速してくれる。

ぜひ、この動画の4:15あたりの5速から一気にシフトダウンする時のキレの良さを見てみてほしい。

この点が、私にとって大きな魅力となった。

GT4RSではなくスパイダーRSを選んだ理由

では、なぜGT4RSではなく、スパイダーRSを選択したのか。

その理由は、私の日常的な使用目的にある。私は普段からツーリングなどでクルマを楽しみたいと考えている。GT4RSは確かに素晴らしいクルマだが、どうしてもサーキット走行を主眼に置いたセッティングになっている。

718スパイダーRS

一方、スパイダーRSは一般道での走行に適したセッティングが施されている。ポルシェ公式も、GT4RSと比較してスプリングレートを低めに設定していると明言しているし、海外のレビューでも、一般道での乗り心地の良さや、荒れた路面でも安定した走行が可能であることが高く評価されている。

これは、私の使用目的にぴったりマッチする特性だ。

以前GT3ツーリングを所有していた際も、ツーリングでの使用を想定していたが、羽つきGT3と完全に同じセッティングであったため、やや乗り心地に難があったし、ギア比の高さゆえ、ツーリングで十分にエンジンを楽しむには走る環境を選ぶ必要があった。
その反省を踏まえ、今回はGTの名を冠さない、一般道向けのセッティングを施されたGT3エンジン搭載車を求めていた。
そこにスパイダーRSが登場したのは、まさに渡りに船だったわけだ。

スパイダーRSの唯一無二の魅力

GT3は素晴らしいクルマだが、スパイダーRSには他にない特別な魅力がある。

それは、GT3のエンジンをオープンで、しかもミッドシップで楽しめるという点だ。
これほど贅沢な組み合わせは、ポルシェのラインナップの中でも他に類を見ない。

オープンでGT3エンジンを楽しめるクルマとしては、991のスピードスターという限定モデルが存在する。しかし、ミッドシップという要素を加えると、スパイダーRSの独自性が際立つ。この点も、私がスパイダーRSを選んだ大きな理由の一つだ。

718スパイダーとスパイダーRSの違い

ここで、疑問に思う読者もいるだろう。以前、私が718スパイダーの購入を見送ったという記事を覚えている方もいるはずだ。では、なぜスパイダーRSなら購入を決めたのか。

結論から言えば、718スパイダーとスパイダーRSは全く別のクルマだと考えている。718スパイダーも素晴らしいクルマだが、私にとってはパワー感やバランス、音質、そして走り出した途端に静かになる制御など、いくつかの点で私の好みではない部分があった。

一方、スパイダーRSは全く異なる。吸気音、排気音が直接車内に届き、低速走行時でもエンジンを楽しめる。これはGT4RS試乗時にも感じた特徴だ。特に、718スパイダーRSとGT4RSのギア比の低さは特筆すべき点で、GT3よりも低いギア比を採用している。

そのため、9000回転のエンジンを一般道で全開にすることは難しいが、スパイダーRSならより広い範囲でGT3エンジンを楽しむことができる。これこそが、私の乗り方に適したクルマだと確信し、購入を決意したのだ。

718スパイダーRS

納車への期待と今後の展望

現時点では1月の生産枠が確保されており、実際の納車は4月頃になると予想される。

まだ少し時間があるが、納車されたらもちろん詳細なレビューを行う予定だ。また、どのような仕様にしたかについても、順次ブログで紹介していきたいと考えている。

718スパイダーRS

718スパイダーRSは、ポルシェの技術の粋を集めた特別なクルマだ。GT3のエンジン、オープンボディ、ミッドシップレイアウト、そして一般道向けのセッティング。これらの要素が絶妙なバランスで融合した結果が、このクルマなのだ。

718スパイダーRSは、GT3エンジンを持つポルシェで日常的なドライビングを楽しみたい方にとっては特に魅力的なモデルだ。
私自身、この特別なクルマとの出会いを心から楽しみにしている。納車後の体験や感想も、随時共有していく予定だ。718スパイダーRSとの出会いが、今から待ち遠しくてならない。

Hiro

Minaの夫です。 ファッションやステータスシンボルのためにクルマは乗りません。運転して楽しく、工業製品として優れ、作り手の意思が感じられるようなクルマを好...

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