ポルシェ 新型911もうすぐ正式発表?−初代から今までの911を画像と共に振り返る
公開日:2018.09.09
新型911(992型)ついに!?
9月4日の自動車情報メディアで「新型911(992型)の姿がスクープされた」という記事が紹介されていた。ヘッドライトとリアライトには、まだわずかに偽証処理が施されているそうだが(写真がこれ↓)
*新型ポルシェ911(タイプ992)鮮明写真10枚 黄/銀/青 プロトタイプ3台
従来型のデザインの違いとしては、LEDストリップでつながる薄型ラップアラウンド・テールライトや、ナンバープレートがバンパー下部に移動している点だそうだ。
今回の911は、初代から数えると8代目。というわけで、これまでの911の進化の歴史を、画像とともに簡単に振り返ってみることにした。皆さんは、どの時代の911がお好きだろうか?
初代〜8代目911の進化
①初代(901型)
1963年「ポルシェ356」の後継車としてフランクフルトモーターショーでプロトタイプがデビューし、1964年から本格生産に入ったモデル。当初は開発コードを「901」と名乗っていたが、プジョーが中央に0の入った3桁数字をすべて商標登録していたため「911」と改めた。
*画像出典:現存最古の911、ポルシェミュージアムに収蔵…「901」と呼ばれた1964年生産車
②2代目(930型)
米国の連邦自動車安全基準のバンパー強度規定Std215に従った5マイルバンパーが装着された。930型は本来ターボモデルを指すもので、NAモデルについては1977年モデルまで901型のままである。1978年にはNAモデルも930型となった。ボディの種類はクーペと脱着式ルーフのタルガの2種類だった。
*画像出典:http://www.channel-9.jp/channel-9/stockdetail/298-1_723.html
③3代目(964型)
1989年に発売されたモデル。ボディー構造が一般的なモノコック(車体・機体の外板に応力を受け持たせる構造のこと)となり、サスペンションのばねがトーションバー・スプリングからコイルスプリングに変更された。外観は930型に似ているが、使われている部品の8割が新規部品である。また四輪駆動のカレラ4が設定された。
*画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BB964
④4代目(993型)
1993年に発売された993型。911としては最後の空冷モデルとなった。今でも最後の空冷モデル911として人気がある。
⑤5代目(996型)
1997年に発売された996型。トレードマークの一つとされて来た空冷エンジンが水冷エンジンとなり、シャシも一新され、涙滴型ヘッドランプが採用された。
⑥6代目(997型)
2004年に発売された997型。996型で不評だった涙滴型ヘッドランプが廃止となり、往年の丸型ヘッドランプが復活した。シャシーは996ベースで、前期型は996ベースのエンジンを使用し、後期型から直噴式新型エンジンに変更され、PDKが導入された。
*画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BB997#/media/File:Porsche911997.jpg
⑦7代目(991型)
2011年に発売された991型。特徴は車体に軽量金属を使用した軽量シャシー。エンジンは997後期型を改良した。
*画像出典:https://serakota.blog.so-net.ne.jp/2015-09-08
⑧8代目(992型)
まだ正式に発表されていないが、ワールドデビューは、10月のパリモーターショー、あるいは11月のロサンゼルスモーターショーだと考えられている。
*画像出典:https://carview.yahoo.co.jp/news/newmodel/20180904-10339333-carview/1/
子パナメーラのよう?
こうしてみてみると、初代から大きな進化を遂げているのだなーと感じる。まだ新型が正式に発表されていないので何とも言えないけれど、私はデザイン的には今の991型が好きだなぁ。後ろのライトがつながっている新型911(992型)は、普段パナメーラを見ているせいか、どうしても「子パナメーラ」のように見えてしまう…(すみません)
*画像出典:新型ポルシェ911(タイプ992)鮮明写真10枚 黄/銀/青 プロトタイプ3台
まぁそんなこと言いつつ、実際見たらめちゃくちゃかっこいいんやろうな。正式発表が楽しみだ。
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