ポルシェ初の電気自動車「タイカン」命名を受け、ポルシェ車の名前の由来を調べてみた。
公開日:2018.06.28
なぜ「馬」なのか?
今回のTaycan(タイカン)は、ポルシェのエンブレムの中央にいる跳ね馬のイメージに基づいたものだということだけど、ではなんでそうしたのか…私なりに推測してみた。
たとえ電気自動車になっても、ポルシェはスポーツカーメーカーであり続ける。つまり、原点に立ち返り、本来のポルシェであることを強く認識した上で開発した車だから、ポルシェエンブレムの跳ね馬から命名した。
んじゃないかなーと。(あくまで推測、だから間違ってるかも、っていうか間違ってるだろう)
あと、フェルディナンド・ポルシェが最初に作ったのは電気自動車だそうだし、今年は70周年だし、そういった意味を全て含めて「原点」を意識したかったのかなぁと思ったりする。
フェラーリとポルシェの意外な共通点
そういや、フェラーリのエンブレムに描かれている「跳ね馬」と、ポルシェのエンブレムに描かれている「跳ね馬」は、シュトゥットガルト市の紋章である「同じ跳ね馬」をモチーフにしているらしい。
出典:Alfa Station Blog
確かによく似てる。
ポルシェが、本社のあるドイツのシュトゥットガルト市の紋章である跳ね馬を使用するのは分かる。でもなんで、イタリア車メーカーのフェラーリがシュトットガルト市の紋章の馬を使うのか?
意外な過去のエピソード。
ネットで調べてみると、そのエピソードは第一次世界大戦まで遡るらしい。
フェラーリのシンボルである「跳ね馬」は、国民的英雄であったイタリアのパイロット、フランチェスコ・バラッカが自身の戦闘機につけていたマークに由来すると言われています。
大戦中パイロットは、自分自身が撃墜した証として、敵軍のマークを自分の戦闘機にはりつけていたそう。「撃墜王」と称された伝説のイタリア人パイロット、フランチェスコ・バラッカも同様に、宿敵ドイツのシュトットガルト市の戦闘機を撃墜した証として、そのマークを自分の戦闘機にはりつけていた。
1918年に彼は戦死してしまうが、その後彼の両親が、フェラーリの創設者、エンツォ・フェラーリ氏のレースでの走りに感銘し、息子のシンボルであった跳ね馬のエンブレムを授けた。
*出典:ポルシェとフェラーリのエンブレムの馬は同じ馬…!?そこには隠されたストーリーが。
なるほど…。フェラーリはイタリア国旗の配色の中に、一方のポルシェはドイツ国旗の配色の中に「跳ね馬」が描かれているが、対戦では敵同士、そして今は、素晴らしい車を世に送り出す健全なライバルとして、同じ紋章を背負ってるって、なんだかじーんとくる話だなぁ。
歴史やルーツを知ると、そのものに対するイメージや思いも変わるよなー。ちょっとこれをきに色々調べてみよう。
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