ロペライオさんのポルシェ パナメーラ ターボ試乗レビューを勝手に補足してみた
公開日:2019.02.16
ロペライオさんのパナメーラターボのレビュー
先日夫が「ロペライオのyoutubeに、パナメーラターボのレビューが出てるで!」と言って、40分近くある動画を早速見ていたのだが、見終わった途端、こんな風に言った。
「う〜ん…分かるんやけど…でもそうじゃないんやなぁ。ちょっと事前の予習が足りない気もするし、パナメーラターボのパワーやハンドリングの評価がちょっと少なくて、本当の良さが伝わってなくてもったいない。僕が何点か補足してあげたいくらいやわw」
と。そんなことを言われると、逆にその動画がとても気になってきたので、私も早速見てみることに。すると確かに、パナメーラターボの力をほぼ発揮できていないまま、終始レビューが行われているように感じた。
とはいえ、日々様々なメーカーの、多岐にわたる車種をレビューするのはかなり大変だろうし、色々と気を遣う部分もあるから難しいだろうなぁ。そして夫に「確かに、レビューに補足して差し上げたくなるなぁ^^;」と話したところ、
そやろ。別に悪いレビューやと言ってるわけじゃなくて、補足した方が、パナメーラターボの魅力がより伝わると思うんや。
ということで、今日の記事には、補足したい内容を書いてみることにしたw
パナメーラターボレビューの補足
ちなみに、今回紹介されていたパナメーラターボの仕様は、
年式:2017年
排気量:3,996CC
エンジン:V型8気筒DOHCターボ
馬力:550ps
トルク:78,5kgm
全長:5,049mm
全幅:1,937mm
全高:1,427mm
車両重量:1,995kg
だ。そして、ロペライオの社員さんの評価は、【乗り心地、走り:4.5、見た目:5、コスパ:4.3】。一方の川久保さんの評価は、【乗り心地、走り:4、見た目:4.5、コスパ:4】だった。おおむね高評価ではある。
というわけで、ここからは、補足項目について書いていきたい。
エアコン操作
補足項目は何点かあるのだが、まずはエアコンの吹き出し口部分の話。夫は、
レビューでは、タッチパネルで、「拡散」と「集中」のボタンを押す形でしか操作できないようにうつっていたけれど、あれは真ん中の丸いボタンを自由に動かせば、それに連動して吹出口のルーパーが動く。まぁ、細かい部分やけどな。
と。
あと「スポイラーのON/OFFボタンがワンタッチで操作できないので使いづらい」と言った話も出ていた。確かに私も、パナメーラのタッチパネルに慣れるまでは、何がどこにあるのか覚えられずなかなか使いこなせなかった。
ただ、このパナメーラのタッチパネルは、ホーム画面を自分専用にカスタマイズできるので、自分たちがよく使うボタンをホーム画面に置いて、簡単にワンタッチで操作することが可能になる。現にわが家では、スポイラーのON/OFFボタンはホーム画面に置いて、いつでも操作できるようにしている。
そういったことも伝えてもらえると良かったなぁ。
スポーツ / スポーツプラスモード
今回のパナメーラターボには、オプションでスポーツクロノパッケージがついていたので「ノーマルモードで走行するだけではなく、スポーツモードやスポーツプラスモードにして走行し、ノーマルとの違いをレビューして欲しかった」と感じた。
夫も、
パナメーラはスポーツモードで走行してなんぼのクルマや。
とよく言っているが、確かに、パナメーラターボをノーマルモードで走らせるだけでは、特に街乗りレベルでは、単調に感じる。すぐにギアが上がって6速や7速になり、常に1000回転あたりでゆったりのんびり走る感じしか味わえない。
その一方で、モードをスポーツやスポーツプラスにすると一転、走りが軽快になり、エンジン音も変わり、スポーティな走行が楽しめる。そういった、ノーマルとスポーツの走りの違いについてもぜひレビューして欲しかったなぁ…と。
夫は、
今回はブーストボタン(スポーツ・レスポンス・ボタン)も使ってるシーンがなかったやろ?あの加速はほんまに凄まじい。少しアクセルに力を入れただけで、一瞬のうちに怖いくらいに加速する。あのボタンは、せっかくパナメーラターボの片鱗が垣間見れる機能やのになぁ
と残念そうに言っていた。
ちなみに、「スポーツ・レスポンス・ボタン」とは、スポーツプラスモードの更に上のモード。20秒間だけモードが発動し、エンジンおよびトランスミッションの設定が最大パフォーマンスを発揮する状態となる。 ディスプレイ内のタイマーには、モードの残り秒数が表示され、約20秒が経過するとその前に選択していたモードに自動的に戻る。(モード発動の途中で再度ボタンを押すと解除ができる)
確かに、そういったあたりも紹介してもらえると有難かったなぁと思う。
ワインディング走行
また夫は、
パナメーラターボのレビューをするなら、箱根ターンパイクみたいなワインディングロードを走らないかんわ。そうじゃないと、ほんまの良さがわからん。
普通の道であれば、パナメーラターボのパワーを持て余すだけで終わってしまうし、「高速道路や街乗りだけなら、そりゃ、メルセデス・ベンツSクラスとかの方がラグジュアリーで快適だ」という結論になると思う。
でも、パナメーラターボの魅力は、「ラグジュアリー」と「スポーティ」の二面性をしっかりと両立させたポルシェだというところで、コーナーでの回頭性や身のこなしは本当にすごいから、そこをレビューしてもらいたかったなぁ。
でもまぁ、一台のレビューのために、箱根まで走りに行くのは大変やけどな。
と話していた。
パナメーラターボの価格
最後に、価格について。ロペライオのお二人の評価では、
「2300万円に、オプションつけると2600万円以上になると考えると….ちょっと高いなぁ。中古なら欲しいけれど、新車ではちょっと…」
とおっしゃっていたが…
うん、確かに、高い(-_-)
そこは、異論なしだ。もはや、家が買える値段やもんな…。
というわけで今回は、パナメーラターボオーナーとして、厚かましくも色々と補足させていただいたけれど、これからも楽しみにロペライオさんのyoutubeチャンネルを拝見したいと思う。
その後、twitterにて、ロペライオの川久保さんが反応してくださいました。有難うございます!
ちなみに、今回のロペライオさんのパナメーラターボのレビューはこちらです。
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コメント ( 6 )
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素晴らしいフォローコメント。スポーツレスポンスボタンについては是非コメントしてほしかった。燃費のために通常の走行は4気筒になるので、全く別物。オーナーとしてはあーあ、って感じだし、買える層は決まっているので、ああなるのかな。バックカメラはMBと差はないです。
実にスッキリしました、感じでやんす。
Kenn34さん
そんな風におっしゃって頂き有難うございます!!
おっしゃるように、スポーツレスポンスボタンは絶対押してみて欲しかったですよね…
あれを押した上で、AMGGTの加速などと比べていただきたかったなぁと。。
でも確かに、ロペライオの顧客層を考えると、あのようなレビューになるのかもしれないですよね^ ^;
Minaさん、
大変ご無沙汰です。
たまたま昨日そのロペライオのYouTubeをみてて
ちょっとガッカリしておりましたので、少し気持ちが晴れました。
川久保本部長は良いところは良い、悪いところは悪いと
はっきりおっしゃる方だと思っていたのに、これではほかの車の
インプレッションもかなり誤差があるのかと思ってしまいますね。
残念。
せめてセンターパネルの機能の半分くらいとか
スポーツモード切替やブーストくらいは調べてから
やってほしかった。これで売れるのかな。
いくらなんでももう少し、せめて
人生をどうやって支えるかさん
ご無沙汰しております!
気持ちが少し晴れて頂けてよかったです笑
今回のパナメーラターボの動画は、走りに関するレビューの割合が少なすぎる感じがしましたよね…
パナメーラはラグジュアリーセダンというより、スポーツカーだと思うので、そのあたりが感じられるレビューがよかったなぁと。。
おっしゃるように、タッチパネルも工夫されているから、もう少し掘り下げてもらいかたったですね^ ^;
以前のロペライオチャンネルは明らかに1??km/h以上出てるであろう走行シーンもあって、それが高排気量・パワーの車の魅力を伝える一端を担っていたと思います。でも最近はそうした法的コンプライアンスでツッコミを受けかねない動画は公開が難しいのかなと思いました。
また川久保さんはあくまで素人目線の率直な感想を伝えて、それを同乗者のマニアックで知識豊富な店員さんが車の情報を下調べしてサポートするという構図だったのですが、脇を固める名物店員さんが少なくなってしまったのもレビューの質に影響してますね。
イシさん
今回は無事イシさん(笑)
そうですよね…あそこまで有名なチャンネルになってしまうと、なかなか法定速度を超えての走行は出来ないでしょうね。
>また川久保さんはあくまで素人目線の率直な感想を伝えて、それを同乗者のマニアックで知識豊富な店員さんが車の情報を下調べしてサポートするという構図だったのですが、脇を固める名物店員さん>が少なくなってしまったのもレビューの質に影響してますね。
なるほど…!以前はそういう構図だったのですね…!
その構図であれば、かなり面白く質の高い動画になりますよね。仕事でクルマを売っている営業マンの方と、本当にクルマが好きで、車マニアな人とでは、知識も視点も全く違いますもんね…