小さな子どものいる家庭で、ポルシェを所有するということ。
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子どもとポルシェ
2016年2月。わが家に、家族で乗れる初のポルシェがやってきた。パナメーラエディション(970型)だ。
当時、長女はまだ2歳だった。子どもが一人のうちはそれほどでもなかったが、次女が生まれ、長男が生まれ、それぞれに成長していくと、車内の汚れ問題は次第に避けられないものになっていった。
公園から帰ってきたり、幼稚園で公園に連れて行ってもらった日のお迎え時などは、フロアマットは一瞬で砂だらけになる。またそれ以外にも、砂利のようなものや「どこから入ってきたんだろう…」と不思議になる大きな葉っぱなども子どもを通じて持ち込まれてくる。
それ以外にも、ジュースをこぼしたり、お菓子をこぼしたり…パナメーラターボ(971型)がわが家にやってきたときには、納車から1ヶ月も経たないうちに、長女が車酔いで車内で嘔吐してしまったこともあった。
最近では、ホームセンターで金魚すくいをした帰り道。タイカンの後部座席で次女が金魚の入ったビニール袋をなぜか落としてしまい、後部座席が水浸しに。慌てて金魚を救い出し、金魚は長女のビニール袋に避難させ、後部座席はタオルで拭いたものの「勘弁してくれぇ…」と思わずにはいられなかった。
ポルシェは諦めたくない。
こんな状況を考えると、「子どもが小さいうちは、無理してまでポルシェに乗らなくてもいいのでは?」と思われるかもしれない。でも私にとって、自分のお金でポルシェを購入し、自分の愛車に毎日のように乗れるというのは、私の人生の大事なモチベーションになっている。(実際ポルシェを購入してからは、仕事運も良くなってきた気がする)
また、自分一人でポルシェを運転する時間は、3人の子育てから離れられる貴重な自分時間でもあるので、今の自分の生活の中で、ポルシェは欠かせない存在だ。
子育てをしていると、自分のことを諦める瞬間がとても多いなぁと感じることがある。色々なことを諦めるのが上手くなってしまったなぁと思うこともある。
子どもが小さいうちは、美容院に行けない日々が続いたり(数年前までは行く気にすらならなかった)、楽しみにしていた予定が子どもの体調不良でキャンセルになることも日常茶飯事。
夜にゆっくりyoutubeを見ようと思っても、子どもたちが「ママー、ママー」と数分おきに話しかけてくるし、集中して仕事をしていても、打ち合わせをしていても、子どもたちに集中を途切れさせれることもよくある。
かれこれこの生活も10年になるので、だいぶ慣れてきたとはいえ、やはり自分のことはどうしても後回しになってしまう中で、大好きなポルシェまで諦めてしまったら、自分の心の拠り所がなくなってしまうような気がしている。
理屈ではなく、少し意地になっている部分もがあるかもしれないが、かもしれませんが、様々な要素を天秤にかけても、やはり今は、子どもが小さかろうがなんだろうが、ポルシェに乗り続けたい。
子どもとポルシェを楽しむ工夫
とはいえ、この10年の間で、徐々に対策も考えられるようになってきた。
カイエンに乗っていたときには、フロアマットはゴム製のものですぐに水洗いできるようにしたり、チャイルドシートやベビーシートを置くところには、シートカバーを必ずかけて痛むのを防いだり、(これ↓)
息子がセンターパネルをガシガシ触るので、センターパネルには保護フィルムを張ったり…。
冒頭に、金魚と水がタイカンの後部座席にこぼれたと書いたが、タイカンの後部座席には、シートカバーを全面的に敷いているので(Amazonで3000円くらいだった)、まぁなんとか…耐えることができた。
シートカバーを敷いていなかったら、もっと大変なことになっていたと思う。
まぁ色々あるけれど、家族全員でポルシェを楽しめるのは、後々良い思い出になるし、毎年の富士スピードウェイへの長距離ドライブも、今では家族恒例行事となり、子どもたちも楽しめているように思う。
あと1,2年もすれば、長女はついてこなくなりそうなので、こうやってみんなで楽しめるのも今のうちなのかなぁ。
また最近は、私が助手席や汚れたところを拭いていると、子どもたちも「後ろも拭いておこうか?」といって、掃除を手伝ってくれるようになった。
大人だけのほうがキレイに乗れるのは確実なのだが、子どもと共にカーライフを楽しむというのも、それはそれでいいものだ。
現在は、末っ子の長男が4歳になり、あと5年もすれば車内が汚れにくくなる日が来るかもしれないし、逆に部活が始まって、余計に汚れることも増えるかもしれないけれども(笑)それもまた、家族で乗るポルシェならではの思い出にしていきたいと思う。
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