スティーブ・ジョブズはポルシェ911を6ヶ月ごとに乗り換えていた
公開日:2024.10.10
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ポルシェ911を愛したスティーブ・ジョブズ
アップル社の共同創業者であり元CEOとして知られるスティーブ・ジョブズは、革新的な製品を次々と世に送り出したことで有名だ。しかし、彼には意外な一面があったそうだ。それは、クルマに関する独特な習慣だ。
ジョブズは長年にわたり、6ヶ月ごとに同じモデルの新車に乗り換えるという習慣を続けていたとのこと。具体的には、黒のポルシェ911を購入し、半年後に同じ黒のポルシェ911に乗り換えるというものだった。この習慣は数十年も続いたそうだ。
なぜ6ヶ月ごとに乗り換えていたのか
この一見奇妙な習慣の理由は、ジョブズがナンバープレートを嫌っていたからだという。当時のカリフォルニア州では、新車購入後6ヶ月間はナンバープレートの取り付けが義務付けられていなかったそうだ。そのため、ジョブズは6ヶ月ごとに新車をリースし、次の新車に乗り換えることで、永久にナンバープレートを付ける必要がなかったのだ。
この抜け道は「スティーブ・ジョブズの抜け道」として知られるようになったが、2019年1月に終わりを告げたとのこと。カリフォルニア州は新車販売時に一時的なナンバープレートの取り付けを義務付け、その後、正式なナンバープレートを前後に取り付けることを要求するようになった。
ポルシェ911からメルセデス・ベンツSL55へ
興味深いことに、ジョブズは後年、愛車をポルシェ911からメルセデス・ベンツSL55に変更したそうだ。しかし、6ヶ月ごとに乗り換える習慣は変わらなかったという。
ジョブズの死後、カリフォルニア州はナンバープレート不要期間を3ヶ月に短縮した。もし彼が存命だったら、3ヶ月ごとに新車に乗り換えていたかもしれない。しかし、それを確かめる術はもはやない。
ジョブズの独特な個性の表れ
この習慣は、ジョブズの独特な個性と細部へのこだわりを表しているように思える。アップル社のCEOとして、彼は1997年から2011年まで在任し、iPhoneをはじめとする革新的な製品を世に送り出した。
クルマに関する彼の習慣は、法律の抜け道を巧みに利用する知恵と、自身の好みを貫く強い意志を示している。それは、アップル社の製品開発においても、既存の常識にとらわれない革新的なアプローチとして表れていたのかもしれない。
ポルシェ911を愛し続けたジョブズの姿は、彼のクルマへの情熱と、細部にまでこだわり抜く姿勢を象徴しているようだ。
ポルシェ乗りの方々にとって、ジョブズのこのエピソードは興味深いものだろう。
彼の愛したポルシェ911は、今も多くのドライバーを魅了し続けている。そして、ジョブズの名前とともに、この独特な習慣も、ポルシェの歴史の一部として語り継がれることだろう。
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