スポーツカーや高級車を購入することに反対する奥さんへ。気持ちよく買わせてあげて!
公開日:2021.06.12
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夫がレクサスを買うことに反対する妻
先日Twitterで、興味深い記事が紹介されているのを見かけた。
「年収1200万円の夫が800万円のレクサスを買いたいと言う。許しますか?」専業主婦からの相談に冷たい意見
家族構成は、夫47歳、妻42歳、お子さんは小学2年生ということで、おそらく3人家族なのかな。
夫は現在、古いトヨタ シエンタに乗っているが、最近になり「会食に行った時、社内の女性社員がみんな、部下や同僚の乗るレクサス、クラウン、新型ハリアーに乗りたがり、自分のクルマには誰も乗らず恥ずかしい思いをした。クルマを新車のレクサスRXに買い替えたい」と言い出したそうだ。
妻としては、
確かに、ママ友や周囲に良い顔はできるが、夫はめったにクルマに乗らないのに、そんな高いクルマを購入したくない。それよりも、子どもの将来や老後のためにお金をまわしたい。ちなみに、預貯金や投資信託で金融資産は現在8000万円あるが、今まで一生懸命貯めてきたお金の1割を使うことになるのは嫌だ。
ということで、ヤフー知恵袋にて相談をしたということらしい。
結局この相談に対しては「ご主人はそれだけの収入があるんだから、好きなクルマに乗せてあげて」という、夫擁護の意見が多く、相談主である妻も「ボーナス時の夫の小遣いを減らすなどして節約して買う方向で動く」ということになったようだ。
なるほどなぁー。っていうか、金融資産8000万円ってすごい…!
夫はこの件について、どう思う?
夫に「こんな記事があったわ。どう思う?」と聞いてみたところ、
そやなぁ…世の中には、旦那さんに収入があるのに、スポーツカーとか高級車を買うとなると反対する奥さんっているよなぁ。でもその時点でそういう奥さんたちは「私の夫は、今後これ以上稼げる見込みは無い」って、無意識のうちに思い込んでるんやろなって思うわ。
表面上はそうじゃないと思うけど、無意識でそう思っているから、反対するんやと思う。
「サラリーマンだったら今以上稼ぐのは現実的に難しい」と言われるかもしれんけど、副業や資産運用など含めて、今より年収を増やす可能性はいくらでもあるからな。
でもこういう時に反対する奥さんは、年収には天井があると思い込んでしまってる。それって暗に「自分の夫の可能性を否定してる」ってことやん。
例えば今回の記事のケースやったら、夫が新車でRXが欲しいって言ってきたら奥さんには「え、800万円のRX!?せっかく買うんやったら、1500万円のLSくらい、いっとかなあかんわー!」くらい言ってほしいなぁw
そうやって返されたら夫は「ハッ!」とするやん。そうか、もっと稼がないかん、もっと頑張らないかんってなるやん。そういう奥さんなら、旦那さんはどんどん伸びると思うけどなぁ。まぁ旦那さんの性格とか能力とかにもよるやろうけどな。
と言った。
なるほどなぁ…夫の話を聞きながら、そういった奥さんは、自分の夫の可能性以上に、自分自身のことを信じることが出来ていないのかもしれないなぁと思った。
万が一の時、自分がそこで耐えられる、乗り越えられる自信がなく、もし今後夫が降格になったり、クビになることを考えると不安だから、確実に安心できる状況を必死で守ろうとしているのかもしれないと感じた。
夫婦が互いに反対し合う心理
人生に「まさか」はつきものなので、想像だにしていなかったことが起こることもある。ただ、ある日突然夫が会社をクビになったとしても、
そうなったら、今より家賃の安いところに引っ越せばいい。最悪、全てを引き払って実家にお世話になる方法もある。あと、私も働きに出れば、いくらかは足しになるだろうし、今までの貯金で食いつないでいる間に夫が転職活動すれば、なんとかなる。
と思えれば、きっと物事の見え方も変わってくるのではないかなぁ。
私は、20代の時に、右も左も分からないまま起業し、特にお金の面においてはそれなりに苦労した。お金が尽きた時は、3駅分を1時間ほどかけて歩いたり、特売の日にカップラーメンを箱買いして毎食カップラーメンでしのいだり、他にもみじめで情けない思いもたくさんした。
だが、その時の経験から、
「たとえ1万円であっても、何もないところからお金を稼ぐというのは本当に大変なことだから、夫には自分が頑張って稼いだお金は極力自由に使ってほしい」「私は、あの辛い時期をなんとか乗り越えられたのだから、今後も多少のことでは動じない、きっと大丈夫」
と思うようになった。大げさかもしれないけれど、私にとっては人生観が変わるほどの濃い経験ができた。
だから今後夫が「〇〇したい。○○が欲しい」と相談をしてきたとして、よほど命に関わることではない限り、反対はしない…と、現時点では思うw
そのことで仮に「失敗したなぁ」と思ってもその経験は絶対に無駄にはならず生きた知恵になるし、うまくいけば成功体験を味わえて自分たちのステージも上がる。どちらに転んでも得るものはあるわけだから、挑戦しない選択肢は無い。
ちょっと話は逸れてしまったが、夫のやることに反対するのは、突き詰めれば自分への信頼、自信の無さのあらわれなのかもしれない。そして「妻がやりたいことを夫が反対する」という場合もまた、結局は同じことが言えるのかもしれないなと思う。
強豪校理論と高級車
また夫はこの件に関して、こんなことも言っていた。
前に「強豪校理論」っていうのを知ったんやけどな。
甲子園常連校の部員にとって「甲子園に出ることは当たり前」やろうけど、甲子園に一度も出たことがない高校の部員にとっては「甲子園なんて夢のまた夢、出れるわけない」という意識があると思う。これだけで技術云々以前に、甲子園に出れる確率は大きく違う。
つまりは、生まれ育った環境によって、その人の持つ当たり前の基準は大きく変わるし、何かをする時にそれらが知らず識らずのうちにメンタルブロックになってしまっていると…。
だからスポーツカーや高級車の購入を反対する奥さんたちも「高級車やスポーツカーを買うなんてありえない」という価値観の環境で育ってきはったんやろな。
まぁ、それが良いか悪いかは一概には言えへんけど、僕は子どもたちには、極力メンタルブロックがかからないように育ててあげたい。メンタルブロックがあると、せっかくそれを達成する能力があっても、無理と思ってる時点で絶対に実現せえへんからな。
幸いわが家の子どもたちは、良くも悪くも「ポルシェが特別なもの」とは全く思っていないから「将来自分がほしいと思えば買えるだろう」くらいに思ってるんとちゃうかな。少なくとも夢のまた夢みたいな感覚は無いわ。
金銭面だけではなく、あらゆる点において、世の中の常識に縛られずに、そして「自分には無理だ」とはなから思いこまずに、生きていける子になってほしいなあ。
と。
それぞれの家庭ごとに事情や考え方があるし、生き方も人それぞれだ。また、子どもが生まれると守るものも増えるので、今までとは同じようには出来ないこともある。
でも、人生は一度きりだから、何か決断を迫られる場面に遭遇した時には、現状を守るよりも、多少のリスクがあってもワクワクする方を選んでいけるといいなと思う、今日このごろである。
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コメント ( 10 )
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minaさん
こんにちは。
とても興味深い内容ですね。
ちょっと視点は違うかもしれませんが、自分もやりたい事があるのにお金がかかる事だとどうしても二の足を踏んでしまっていました。
でも、ある時会社の上司に言われました。
「何かやるのにお金がかかるのはしょうがない。でも、そのお金を使わずに将来1億円貯めてすごい設備のそろった老人ホームに行っても、そこで周りの人と話すネタがないでしょ。それが楽しいかい?
それよりも、身体が自由に動くうちに自分の好きな事やって、普通の老人ホームに入ることになったとしても、今までこんな事やってきたんですよって一杯話のネタがある方が絶対楽しいよ。どうせ、身体が自由に動かせなくなったら話すことくらいしか楽しみがないんだから。」
それ以来、自分は楽しいと思う事にはお金を使うようにしてます。
もちろん節約や倹約は大切なことだと思いますが、それだけに偏ってしまうと一度きりの人生が味のないものになってしまうと気付かされた言葉でした。
旦那さんが言うように、何かあったら色々考えればいいんだと思います。
それがまた自分の人生のネタになるだけなので。
kさん
有難うございます!
kさんの上司の方、すごいですね…!
そんな風に、人生において大切なことを教えてくださる上司に出会えるなんて、
めちゃくちゃ素敵なことですね…!
後から振り返ったときに「あの時、こうしておけばよかった…」と思うことのないよう、
悔いなく生きていきたいと改めて思いました。
Minaさん こんばんは。
いつも興味深い記事ですが、今回は特に引き込まれました。
そうですよね。人生 1度きりですもの ワクワクする方を選びたいですよね
自分も 次は人生最後の車として 2ドアクーペが欲しい。我慢しない
車選びをしたいと思っていますが、やはり2ドアクーペや2シーターは
妻のハードルが高いです。
このブログを読み スポーツカーを買うための妻への説得方法などを
学び なんとか念願の車を手に入れたいものです。
ご主人のコメント大変ためになります!
yone0531さん
いつも有難うございます。
そうですよね、2ドアクーペ2シーター…普通に考えたら、要らないですもんね^^;
自分も家族も満足するクルマ選びって本当に難しいなぁ…と改めて思う日々です。
今後とも引き続きよろしくお願いいたします!
仕事でも同じですが、できない理由を言うのは簡単ですね。リスクヘッジ・・・と言えば格好いいですけれども、そればっかりじゃ、一歩も前に進めませんから。
ただ、奥さんが慎重になるのも分かります。大きな支出の割には、(一般的には)買った瞬間に価値が下がるわけですから。
それだけに「どう使うか」が大事だと思います。同僚や部下への見栄も大事ですが、家庭があっての趣味ですから、そこはしっかりとアピールが必要でしょうね。
ちなみに、僕は一緒に試乗に行くようにしています。以前は、「車なんて動けばいいでしょ」と言っていた奥さんが、だんだん興味持ってきましたから、これも効果的でした。
もちろん、経済的なリミットは自分で作っていて、年収の50%までにしています。いい車乗るために、もっと稼ごう!
hiro3008さん
確かに、このご夫婦については、色々と思うことがある方が多いだろうなぁと思いますし、
このお話をきに、自分たち夫婦のあり方も振り返るきっかけを頂きました^^
>以前は、「車なんて動けばいいでしょ」と言っていた奥さんが、だんだん興味持ってきましたから、これも効果的でした。
おぉーすごいです!!!
素敵なことですね^^
私も、頑張ります!
興味深い考察、いつも楽しみにしています。
車やバイク、ゴルフは男の道楽です。
どうせなら違う見解として。
車を頻繁に買いたい、買い替えたい時は一部の方は大体女絡みと言う事がありますので、高給取りに良い車を与えない奥様
はある意味、浮気心を抑制しているかと。
ただ一つ言えるのはいざ事故に遭遇しても安全な車に乗る事。
家族や自分、同乗者を守るのは大事ですよね。
車は凶器にもなりますので安全運転第一ですね。
井坂さん
いつもブログをご覧いただき有難うございます。
確かに、安全な車に乗るというのは本当に大事なことですよね。
クルマは、カッコいいとかそういった理由で選ぶことはもちろんあると思いますが、
それ以上に自分が安全運転に責任を持って所有する意識が大事だなと改めて思いました。
こんにちは。
昔、フェラーリのディーラのセールスが、
「実際にフェラーリに乗れる人は幸せです。」と言っていました。
もちろんそうでしょうが、その話には続きがあって、たとえ経済的に購入できる場合であっても
立場だったり、それこそ奥さんの反対で乗りたいのに乗れない人が結構いるそうです。だから「実際に乗れる」人は幸せな人だと。
確かに興味のない人からしたら、車に何千万円もかけるなんて、無駄以外の何物でもないでしょう。
でもね、人生って無駄があるから楽しいんじゃないでしょうか。
生きていくために必要か無駄かでしか考えない人生なんて、つまらないくないですか。
マーキュリーさん
>立場だったり、それこそ奥さんの反対で乗りたいのに乗れない人が結構いるそうです。だから「実際に乗れる」人は幸せな人だと。
なるほど…深いです…
経済的な理由以外にも、いろいろな理由があって、その上で乗れるというのは本当に幸せなことなのですね。
>でもね、人生って無駄があるから楽しいんじゃないでしょうか。
本当にそうですよね、周りが無駄だと思っていても、自分の心を高揚させたり、自分が満足することであれば、
それは本当に価値ある素敵なことだなぁと思います!
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。