豪雨の中を、ポルシェ ボクスターで走ってきた
公開日:2019.09.03
ボクスターの素材を
週末に動画の編集をしていたところ「ボクスターの映像素材が足りないなぁ」と思ったので、夫に「夕方、ボクスターとGT3で芦有にいかへん?」と聞いてみた。すると、
そやな。せっかくやから、夕焼けを見るために、日の入りの時刻に合わせて行ってみよか
と言ってくれたので、日の入り時刻を調べ、その時間に合わせて出発できるように準備をしていた。…が、案の定、直前になって空が曇り始めてきた。それを見た夫が、
どうする?曇ってきたけど、行く?
と聞いてきたが、今更行かない選択肢を取るのは気持ち的に難しかったので「曇ってるけど、向こうの方は晴れてるし、行ってみよう」と返事し、二台で出発した。
ボクスターの安心感
981ボクスターはトルクがあるので、私のような運転にあまり自信が無い人にとっても、運転がしやすい。(昔はさんざん運転しにくいと言っていたくせにw)「この坂は、3速だったらきついかなー」と思っても、アクセルをほんの少しぐっと踏み込むだけで、力強く、何の問題もなくのぼってくれる。
ゆるい傾斜の坂道の場合はオートホールド機能がきかないので、発進の時に一瞬ずり落ちてしまいそうになるけど、その際にぐっと耐えてくれる力強さも、ドライバーに安心感を与えてくれる。
私はMT車に乗るまでは、トルクを気にしたことはあまり無かったけれど、今になってようやく「みんなが、トルクがあるとか無いとか言うのは、こういうことなんだなぁ」と実感するようになった(笑)
芦有、雨…
芦有の料金所手前の道はキャッツアイが多いので、つとめてボクスターを慎重に走らせたが、料金所を出たあたりで屋根をあけ、スポーツプラスモードにしてみた。981ボクスターGTSの場合、スポーツプラスモードにすることにより、オートブリッピング機能がONになるのだ。
このオートブリッピング機能のおかげで、ボクスターはシフトダウンの度に「ブォォォーン」と勇ましく吠えてくれる。横に乗っていた次女も「うわぁ〜すごいねぇ〜!!」といつになく大興奮してくれていた。
ところがだ。
次第に雲行きが怪しくなってきた。やはりな…w
そして、展望台まであと1分のところで、とうとうフロントガラスにポツポツと雨粒が落ちてきた。「このまま、展望台まで行ってしまおうか」とも思ったが、念の為、路肩にクルマを停めて、屋根を閉めることに。
そして屋根を閉めたとたん、雨がかなり激しくなった。「あのまま展望台に行ってたら、えらいことになってたなぁ」と安堵しつつも、普段から幌を雨に濡らさないように注意している夫に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。ほんとごめんなさい。
展望台に到着すると、夫がトランシーバーで、
なんでなんw 麓はなんとも無かったのに、展望台に来たら雨風になるパターンってこれで何回目?とことん山の神に嫌われてるなw
と言ってきたが、いやほんまそうやわ(-_-)
私は傘を持っていなかったので、当然外に出る事はできず…。ただ、クルマの窓越しに展望台の南に広がる空を見てみると結構明るかったので「このまま少し待っていたら、雨はやむかもしれない」と判断し、待機。
ところが、その意に反して、時間が経つにつれ、雨は次第に強さを増していった。その時の様子はこんな感じだ。
こりゃあかん。帰ろう(T-T) pic.twitter.com/MLctgWFuj9
— Mina – ポルシェブロガー (@Mina_Panamera) August 25, 2019
豪雨の中、ボクスター走行
さすがにこの豪雨では、ずっと待機している意味が無いので、「海側の写真撮影スポットに場所をうつしてみよう。天気予報では今日は曇り予報だったので、麓はさすがに雨は降ってないだろう。」ということで、展望台を後にすることにした。
そして帰り道。
豪雨の中で、しかも峠道で、ボクスターを走らせるのは初めての経験だったので「ちょっと怖いなぁ」と思っていたが、全くなんとも無かった。コーナーでのスリップや、タイヤが浮いた感じも全く無く、とても安定していた。
とはいえ、そんなにスピードを出していないので、この状態で高速道路を走るとまた違うのだろうけど、やっぱりパイロットスポーツ4Sってすごいんだなぁ。
雨で飛ばせないので、帰りはスポーツプラスモードから、ノーマルモードに戻して走行してみたが、そうなるとやはり、シフトダウンの度にシフトショックを感じる結果に。
オートブリッピング機能のおかげで運転がうまくなったように錯覚していただけであって、実際はまだまだ練習が必要だ。
その後、麓におりてみたが、あいも変わらず雨は降り続いていた。この状況を受けて、海沿いの写真撮影もあきらめ、結局まっすぐ帰宅することに。
帰宅後夫は呆れ顔で、
いやほんまなんなん、やっぱり雨女なおってへんのやな(笑)Minaちゃんとこれから芦有に行く時は、天気予報じゃなくて雨雲レーダーを確認してから行かなあかんわ。天気予報もさっきまでは曇りやったのに、雨に変わってもうてるしなw
と言っていたが、ほんとに返す言葉もありません(-_-)
実は「来年あたり、芦有の初日の出を見に行ってみたいなぁ」と思っていたのだが、この様子だと、私が行けば豪雨か濃霧で皆さんにご迷惑をおかけしてしまうので、絶対行ったらあかんなぁと改めて思った次第である。
結局この日は、動画の素材など当然1つも撮れず「410円を払って、わざわざクルマを濡らしに行っただけ」になってしまったが、豪雨の中でボクスターを走らせる経験などそう出来ないので、そういう意味では貴重な経験が出来たのかな。
それにしても…、もし私が大昔に生まれていたならば、「雨乞い師」として結構活躍できただろうなぁと思う今日この頃である。
このブログが気に入ったらフォローしてね!
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。