【ボクスターGTSで行くグランドツーリング Vol.3】 磐梯山から新庄市へ
公開日:2021.05.29
夫が、先日のボクスターツーリング記の続きの記事を書いてくれた。よろしければぜひご覧ください。
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ボクスターで磐梯山へ
会津若松市で迎えた朝は快晴。天気予報によると午前中は何とか天気は持ちそうだ。
前回、会津若松に来た時は猪苗代湖周辺は行ったが、磐梯山には行けておらず、次回来た時は必ず行きたいと思っていたスポットだ。
早めにホテルを出て、近所のコンビニでコーヒーを買い、磐梯山ゴールドラインを駆け上がる。早朝なのでクルマは皆無、スポーツモードで丁寧にシフトチェンジと回転合わせをしながら、上りコーナーをいくつも駆け抜けていく。
スポーツエグゾーストからの排気音が気持ちいい。
磐梯山には磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻レークライン、磐梯吾妻スカイラインと主な名道が3つあり、どれも素晴らしいが、個人的にはゴールドラインが一番好きだ。
途中、所々でバックミラーに猪苗代湖が見える。途中の駐車場でボクスターを停めて休憩。素晴らしい景色だ。
K64で桧原湖の西岸を北上、湖を右手に素晴らしい快走路が続く。ボクスターの幌は当然ながら開けたまま。超快適クルージングだ。湖の青さと空の青さのコントラストが美しい。
五感でその全てを感じながら、ゆっくりと流すように湖畔を周回していく。
途中、諸橋近代美術館に立ち寄る。以前、この美術館の前で撮られたポルシェの写真をSNSで見てから、いつか行ってみたいとGoogle Mapにスターを付けていた撮影スポットだ。この日は運良く素晴らしい天候に恵まれ、絶好の撮影日和だった。
季節外れの雪
磐梯吾妻レークラインを快走しながら、磐梯吾妻スカイラインへ。この頃から天候が一気に悪くなる。先程とは打って変わって、どんよりとした雲に覆われた空からは大粒の雨が降ってくる。
気がつけば、MAZDA6(アテンザ)のオーナーズクラブ?の隊列に紛れ込んでしまったようで、前後ともMAZDA6に挟まれたボクスターは肩身の狭い状態で磐梯吾妻スカイラインを駆け上がることになる。
標高は最高地点では1600mほどになるそうで、標高が上がるにつれて雨がミゾレに変わり、そして、ついに山頂付近では雪、しかもかなり降り始めた。
標高が上がるにつれ前は見えなくなるし、道にも薄っすらと積もりそうな勢いだ。外気温もついに0℃になり、このままでは路面凍結の恐れを感じ始めた。
慎重に運転しながら、何とか頂上付近に到着。しばらく様子を見ようかと思ったが、これ以上降り続くとまずい。ここから先は下るしかないはずなので、気温も上がり雪も落ち着くだろうとの判断で、福島市に向かって下っていった。
天候が良ければ綺麗な観光道路だろうな、と思いつつ、ボクスターを走らせる。案の定、標高が下がるにつれ、雪は雨に変わり、そして山の麓では晴れ間も出てきた。
福島から上山市へ
福島市からはK46そして、R113へと走らせ、K13で上山市方面へ向かう。このK13はなかなかの快走路だ。道幅広く、舗装も良い。途中、やや狭い箇所もあるがワインディング区間もあり、3速、4速を駆使しながら、ボクスターを豪快に走らせていく。
しかし、ボクスターはいくら走っても楽しい。
「山道をこんなに走って何が楽しいのか?」と疑問に持たれる読者の方もいらっしゃるかもしれないが、それは「スキーやスノボで、斜面を下って何が楽しいのか?」と言っているのと同じである。
ボクスターで山道走るということは、スキーやスノボで斜面を爽快に降りているのと本質的には、その快感は変わらない。同種のものだと思う。
だから、ワインディングがあるたびに、リフトから降りてゲレンデを爽快に滑走するかのような気分になるのだ。
山形市内に来るつもりはなかったのだが、なぜか、街中を走ってしまい、少し時間をロスしてしまう。途中、『天童木工』の看板を見つけ、そういえば昔乗ってたホンダのレジェンドの木目パネルは天童木工製だったなぁ、と、どうでもいいことを思い出し、ここに天童木工はあるのか!と感動しながら山形市内を抜けていった。
快走路・山形県道30号線
そして、K30に入って新庄市へ向かう。最初、あまり期待せずに選んだK30であったが、これが大正解のルートだった。交通量は極小で、最上川沿いを走る快走ルートだ。
カントリーロードと呼ぶに相応しい田園風景と川沿いが中心の道で、適度にカーブもあり、とても楽しめる。しかも追い越しもしやすく、マイペースで走れる道が続く。距離もそこそこあり、この日の最後を締めくくるに相応しい快走路だった。
明日は盛岡に向かって北上の予定だが、この付近はあまり土地勘がないので、入念にツーリングマップルで下調べしながら眠りについた。
今回のルートマップ
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コメント ( 7 )
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コメントを入れるのは全編を拝見してから・・・と思っていましたが、ガマンできずに一筆啓上させていただきます!
信州から上毛三山を総ナメにし、奥日光、会津を経由して裏磐梯と、素晴らしいクルマ旅が続きますね。
良く知られたワインディング・ロードはもちろんのこと、新庄へのルートにK30を選ぶあたり、もはやコテコテの関西人とは思えません(笑)。
「しかし、ボクスターはいくら走っても楽しい」ですね!
ここから更に盛岡方面へ北上するとのこと、引き続きワクワクするツーリング記を楽しみにしています。
・・・と、ご主人にお伝えください(笑)。
wataさん
いつも有難うございます!
夫も頂いたコメントを拝見しましたが、
「新庄とかK30とか読んだだけで、どんな道か分かってしまうwataさんがやっぱりすごい…w!」
と言っておりました(笑)
>「しかし、ボクスターはいくら走っても楽しい」ですね!
本当に素晴らしい車ですよね…!
ただ私は、最近MT車に乗っていないので、たまにボクスターに乗っても、手足のようには運転できず、
悶々としております…自分の運転をまた鍛え直さないといけません><!
引き続きどうぞよろしくお願いいたします^^
Minaさん、
こんにちは。
今回の記事も土地勘のある場所も多く、楽しませていただきました。
>ボクスターで山道走るということは、スキーやスノボで斜面を爽快に降りているのと本質的には、
その快感は変わらない。同種のものだと思う。
本当にその通りですよね。
私もこれまで50以上のスキー所に行って、八方尾根や志賀高原、苗場には数十回ずつ行っています。
季節や天候によって雪質やゲレンデの状況も変わりますし、前回思うように滑れたらその快感を
また味わいたい。うまく行かなかったら次はこうしようと思い通っています。
行ったことのないゲレンデも楽しみたいし、行きつけのゲレンデでも新たな楽しみがあります。
ボクスターでの走りやコーナリングの感覚はまさにスキーでの感覚に近いものがあり、さらに
降りだけでなく登りも(と言うより登りの方が)楽しめるというおまけもあるので、コロナで
スキーに行けないストレスも十分に発散できています。
さすがに春スキーの時のゲレンデで一杯、とうように飲むことはできませんが、温泉とお蕎麦も
セットで楽しんでいきたいと思います。
イエローサブマリンさん
>ボクスターでの走りやコーナリングの感覚はまさにスキーでの感覚に近いものがあり、さらに
降りだけでなく登りも(と言うより登りの方が)楽しめるというおまけもあるので、コロナで
スキーに行けないストレスも十分に発散できています。
確かに、スキーと違って登りも楽しめますね!
それにしても、そんなにたくさんのスキー場で滑っておられるとはすごいです…!
私は多分今行ったら、午前中だけで筋肉痛でがちがちになりそうな気がします(笑)
素晴らしい道を愛車で走るって本当に素敵なことですよね。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
いつもかっこいいポルシェの車をみています。おかげで車に興味を持つようになりました!
質問なのですが、走行中のダッシュボードからの写真はどうやって撮影されていますか?ドライブしてるぞー感がとてもかっこいいので同じように撮って見たいと思いました!
忘れたころのコメントになってすいません…..
今回福島市から猪苗代湖の部分を逆工程でまんま辿らせていただきました。とても楽しいルートでした!
私は神奈川在住なのですが、仙台PCで認定中古車を受け取り納車したので、帰り路にこのルートを走らせることを楽しみにしていたんです。
素敵なルートをご紹介していただいて、ありがとうございました
今回が2代目のポルシェなのですが、いつも購入の際に迷うと、ご夫婦のブログに背中を押していただいているようです。
今後もよろしくお願いいたします!
ご納車おめでとうございます!
わざわざ同工程を巡っていただいたなんて、ありがとうございます!
あの辺りは本当に良い道が多いですよね。また私も行きたいと思います。
これからもよろしくお願いします^^