愛車との向き合い方 |欠点を探すよりも、良さを見つけて楽しもう!

ポルシェ 911カレラT
わが家のカーライフ

世の中に100%完璧な車は存在しない。それでも、多くの人が愛車の良いところを見つけて、その良いところに最大限の価値を感じ、楽しもうとしている。

でも時折、細かい欠点ばかりを指摘する声が目につくことがある。これはおそらく日本人特有の気質なのかもしれない。

SNSなどを見ていると、「ここがダメだ」「これがいかん」といった投稿を見かけることがあるが、Xを見ていると、「細かいなぁ…。そんなこと言うならそもそも買わなければいいのに」と思ったりする。

もちろん、リコールや明らかな不具合などは指摘されるべきだと思う。でも、それ以外の些細な点については、もう少し寛容であってもいいんじゃないかなぁ。

良いところを見つける心の余裕

例えば、「ここは少し不便だけど、こんな良いところもある」とおおらかに捉えることができれば、もっと愛車とのカーライフを楽しむことができるはずだ。

「ここだ嫌だ」「ここがもっとこうならいいのに」と思いながらクルマに乗るよりも「ここも良い」「ここも好き」と思いながら乗れるほうが、絶対に楽しい。

日本人の、一つのことを追求する姿勢や細やかさは素晴らしい。インフラの整備や新幹線や公共交通機関の時間厳守、清潔な公共トイレなど、日本の住みやすさはそうした姿勢の賜物だと思う。しかし、その細かさが行き過ぎることで、日本の産業に必ずしもプラスではないこともあるような…。

ディーラーやメーカーも大変だろうなぁと思うことがある。

私のタイカンの場合

例えば、私の愛車であるタイカン。走りや乗り心地については大満足している。「もうタイカン以外乗れないし、次に買い替えるなら、またタイカンにする」とさえ思う。(そして911を二台持ちできたら最高だ…!)

ポルシェタイカン

だが、「もう少し車体がコンパクトだったらなぁ…」「音響がもっと良かったらなぁ…(BOSEなど入っていないので)」「クルーズコントロールがもう少し賢かったらなぁ…」「高速道路などの急速充電のケーブルがもっと軽くてやりやすかったらなぁ」など、挙げ始めればいくらでも挙げられる。

ほんとに、挙げだしたらキリがない。

こうした不満に目を向けるのは簡単だ。しかし、その視点に囚われると、どんどん嫌な部分ばかりが目に入ってくる。100%自分にあった、完璧な車を探すなんて、一生かかっても叶わないこと。

ポルシェの創業者であるフェリー・ポルシェが残した言葉に「私は自らが理想とする車を探したが、どこにも見つからなかった。 だから自分で造ることにした」という言葉があるが、もうクルマを自分で作るしかないんだと思う。

…っていうか今から作るなんてそもそも無理だw(改めてフェリー・ポルシェはすごいなぁ)

だからこそ、不便なところや不完全な部分も含めて「これが自分の愛車なんだ」と受け入れて、おおらかな心で楽しむことが大切だと思う。それは、クルマにも伝わるように思う。

EVへの視線を広げる

これは愛車という視点の話ではないが、EVについては特に行き過ぎた現象を感じる。

「充電が不便」「バッテリーがすぐ劣化する」といった、10年以上前の古い情報に基づいた批判がいまだに目につく。実際には技術が進化し、状況は大きく変わっているにもかかわらずだ。

EVに限らず、技術や製品の良い部分に目を向け、「これもいいね」「あれもよさそうだね」と思えたほうが、視野も広がり、新たなものに触れることで、自分の生活がもっと楽しく豊かになっていくはず。その結果として、新しい技術や製品がさらに進化する土壌も生まれるんだろう。

ちょっとした不満があっても、それも含めて良い部分を見て、愛車(クルマ)とのカーライフを楽しむ。それが本当の意味での「愛車」との付き合い方ではないかなぁ。

特にポルシェに乗る楽しさは、性能だけでなく、その車との「付き合い方」にもあるはず。これからもカーライフを楽しんで、将来は2台持ちをめざすぞ!

Mina

ポルシェブログ「ポルシェがわが家にやってきた」管理人、3児の母。数年前までは、車に全く興味が無かったが、夫がポルシェを買ってきたことをきっかけにポルシェの素...

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  1. daytona

    演奏家の知人が「日本人はミスに不寛容なので日本でのコンサートは緊張する」とこぼしていたのを思い出しました。