2024年ワーズ社の10ベスト エンジン発表!そこにポルシェ カイエン Eハイブリッドの3.0LターボV6 PHEVが選出

ポルシェカイエン
ポルシェ・カイエン

ワーズ10ベストエンジン&推進システムとは?

ワーズ社の「10ベストエンジン&推進システム」は、30年以上にわたり、北米市場で販売される車両に搭載された革新的なパワートレインを表彰する権威ある賞だ。

毎年、ワーズオートの編集者とアナリストが、馬力、トルク、燃費、騒音・振動・ハーシュネス(NVH)、革新的な技術の統合などの要素を綿密に評価し、幅広い車両を厳格に審査。 2024年の受賞エンジンは、内燃機関から電動パワートレインまで、多岐にわたる技術革新を反映したラインナップとなった。

ポルシェカイエンEハイブリッドが栄誉ある賞を受賞

その中で、ポルシェカイエンEハイブリッドの3.0リッターターボV6 PHEVシステムが選出された。
この受賞は、ポルシェの革新的なパワートレインテクノロジーが業界で高く評価されていることを示している。

ポルシェカイエンEハイブリッドは、私も以前所有していたが、とても乗りやすく、そして速い。
他のグレードを買うよりも、個人的にはカイエンやパナメーラはこのEハイブリッドがベストバイだと思っている。

高性能なガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドのパワートレインは、優れた燃費性能と力強い走行性能を両立させることに成功しており、燃費のためではなく、速く走るためのハイブリッドとして最高の出来だと思う。

受賞の理由:優れた性能と効率性

ワーズ10ベストエンジン&推進システム賞の選考委員会は、ポルシェカイエンEハイブリッドのパワートレインを高く評価した理由として、以下のような点が挙げられている。

1. 優れた燃費性能:プラグインハイブリッドシステムにより、市街地走行時の燃費が大幅に向上している。
2. 力強い走行性能:3.0リッターターボV6エンジンと電気モーターの組み合わせにより、スポーツSUVにふさわしい加速性能を実現。
3. スムーズな電動走行:電気モーターのみでの走行時も、静粛性と滑らかさが際立っている。
4. 高度な制御技術:エンジンと電気モーターの協調制御が洗練されており、シームレスな走行フィールを提供している。

これらの特長により、ポルシェカイエンEハイブリッドは環境性能と走行性能を高次元で両立させているクルマだと評価されているようだ。

その他のベスト10 エンジンは?

2024年は、ワーズオートが「ハイブリッドの年」と呼ぶほど、ハイブリッドシステムが受賞エンジンの中で大きな存在感を示している。

10台中6台がハイブリッド技術を採用しており、標準的なハイブリッド構成とプラグインハイブリッドの両方が含まれている。そのうち3台は、BMW X5 xDrive50e、Ford F-150 PowerBoost、Porsche Cayenne E-Hybrid に搭載された3.0Lターボエンジンで、プレミアムガソリンエンジンにおけるハイブリッド化のトレンドを象徴している。

メーカー エンジン 車種 説明
Kia 電気推進システム Kia EV9 GT 高出力と長距離走行を可能にしたEV
Hyundai 電気推進システム Hyundai Ioniq 5 N AWD モータースポーツ技術を応用した高性能EV
Chevrolet 6.2L V-8 HEV Chevrolet Corvette E-Ray アメリカンV8と電動モーターを組み合わせた革新的なハイブリッドシステム
Ram 3.0L ターボ I-6 Ram 1500 Tungsten 高出力と高トルクを発生するピックアップトラック用エンジン
Ford 3.5L ターボ V-6 HEV Ford F-150 PowerBoost パワフルなターボエンジンと効率的なハイブリッドシステムを融合
BMW 3.0L ターボ I-6 PHEV BMW X5 xDrive50e 高効率と高性能を両立させたプラグインハイブリッドシステム
Porsche 3.0L ターボ V-6 PHEV Porsche Cayenne E-Hybrid プレミアムSUVにふさわしい高性能ハイブリッドシステム
Toyota 2.5L I-4 HEV Toyota Camry XSE AWD 高い信頼性と燃費性能を誇るハイブリッドシステム
Honda 2.0L I-4 HEV Honda Civic Hybrid 高い燃費性能と手頃な価格を両立させたハイブリッドシステム
Toyota 1.6L ターボ I-3 Toyota Corolla GR 刺激的なドライビングエクスペリエンスを提供するホットハッチ

今後の展望:さらなる進化への期待

ワーズ10ベストエンジン&推進システム賞の受賞は、ポルシェのハイブリッド技術が業界トップレベルにあることを示している。しかし、ポルシェはここで満足することなく、さらなる進化を目指してくるだろう。

今後は、バッテリー技術の向上による電動走行距離の延長や、さらなる軽量化によるパフォーマンスの向上など、様々な面での改良が期待されているそうだ。また、完全電動化モデルの開発も並行して進められており、ポルシェの電動化戦略はますます加速していくものと思われる。

ポルシェカイエンEハイブリッドの受賞は、ポルシェが環境性能と走行性能の両立という難しい課題に対して、独自の解決策を見出していることを示している。今後も、ポルシェらしい高性能で魅力的な電動化モデルが登場することが期待される。

ポルシェファンにとっては、こうした技術革新がもたらす新たな走りの楽しさを体験できる時代が到来しつつあるようだ。伝統的なスポーツカーブランドが、電動化時代においても独自の存在感を示し続けていることは、多くのポルシェファンにとって心強いニュースと言えるだろう。

Hiro

Minaの夫です。 ファッションやステータスシンボルのためにクルマは乗りません。運転して楽しく、工業製品として優れ、作り手の意思が感じられるようなクルマを好...

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