ポルシェブログを振り返る

２０２１年が、終わろうとしている。毎年「１年ってあっという間だなぁ」と感じるが、今年は長かったような、短かったような…不思議な１年だった。

今日の記事は私が年内最後に書く記事になるので、このブログを立ち上げてから今までのことを少し振り返ってみたい。

ご存じの方も多いかもしれないが、このポルシェブログは、私がパナメーラが大好きだったことがきっかけで、開設した。

当時、９７０パナメーラエディションがわが家にあり、私が乗る度に絶賛するので、夫から

そんなにパナメーラが好きなら、ブログでも書いたら？

と言われたことを受け、軽い気持ちで初めてみることにしたのだった。

そのため、このブログのドメインは「panaemera-life」。

今思えば、「porsche-life」にしておけばよかったのだが、当時はブログがこんなに広がりを見せるなど想像だにしていなかった。

実はブログ開設後、数ヶ月ほど、ほぼ記事を更新できない期間があった。それは、アクセスが増えるにつれて、クルマに詳しい方からのメッセージやコメントが多くなっていったからだ。

「私はクルマについては全くの素人で、パナメーラが好きという気持ちで書いているだけなのに、なんだかもう何を書けばよいのかわからない」

と感じてしまい、筆が止まってしまった。

ただ、ブログを更新していない時期も、ほぼアクセスが落ちなかったことを受けて、「これは本腰をいれてやると、面白い展開になりそうだ」と気持ちが変化し、夫に協力をあおぎ、二人三脚のブログ運営が始まり、今に至る。

試乗カー・オブ・ザ・イヤー

今年は、新たな試みとして、Twitterのスペースを始めた。

毎週土曜日の21時〜1時間程度、夫婦でゆるいラジオ番組のような形で、わが家のカーライフについて話している。

最初は「1時間も、何を話そうか」と言っていたが、話し始めるとなんだかんだであっという間に1時間経ってしまい、最近では時間が足りない笑。

夫は今年、お知り合いの皆さん、ブログ読者の方、ディーラーなど、約35台のクルマに試乗させていただいた（ブログに書いていないものも含めて）

BMW M5
ケイマンGT4（718）
911カレラ4GTSカブリオレ（991.1）
911タルガ4S（991.1）
新型トヨタハリアー
パナメーラターボS Eハイブリッド（971）
911カレラ（991.1）
BMW アルピナD5S
356スピードスター
BMW8シリーズグランクーペ
パナメーラGTS（970）
パナメーラGTS（971）
ボクスタースパイダー（981）
ケイマン（718）
911S（1967年製ナローポルシェ）
スパイダー（718）
911タルガ4（992）
911カレラSカブリオレ（991.1）
マカンGTS
MINIクーパーD
ボクスターGTS（981,PDK）
タイカン
マカンターボ
ジャガーXKR
ポルシェ356
アバルト595C
911ターボS（992）
パナメーラ４ E-ハイブリッド（971）

皆さん本当に有難うございます。

昨日は年内最後のスペースだったので、この試乗させて頂いたお車の中で、夫が運転が好きで、ツーリングが好きで、楽しさや乗り心地というポイントで、独断と偏見で選んだ「試乗カー・オブ・ザ・イヤー」を発表した。

夫は「どれもめっちゃええから、僅差なんやけどなぁ！」と悩みながらも、結局981ボクスター スパイダーを選んでいた。

本日もスペース、有難うございました！年内最後のスペースということで、今年夫が試乗させていただいた車、約35台のうち、楽しさや乗り心地という視点で夫が選んだ「試乗カー・オブ・ザ・イヤー」は、981ボクスタースパイダーでした！有難うございました！ pic.twitter.com/8V94KfVeYV

— Mina-ポルシェがわが家にやってきた (@Mina_Panamera) December 25, 2021

本当に凄まじい名車だもんなぁ！

乗せてくださったオーナーさん、有難うございます。そして毎週楽しみに聴いて下さっている皆さんも、１年間本当に有難うございました。

今年は、ブログの影響力が少しずつ大きくなってきて、発信についても、色々と考えさせられる１年だった。以前にも増して、言葉の選び方、事実関係の確認など、慎重に書くようになった。

夫は、メーカーからクルマを借りてレビューする自動車評論家ではなく、個人ブログだからこそ、率直な意見を書きたいと常々言っている。とはいえ、

「クルマの好みは人それぞれ。そして、どのクルマにも、必ず異なる特徴や魅力がある。あくまでも僕の独断と偏見だという上で、全国のこのクルマのオーナーさんが気を悪くされたりしないように書ければいいなぁ」

という。

そうはいっても私たちも素人で、間違ってしまうこともあり、ご指摘をいただいて、「もっと、こんな風に書けばよかったなぁ」と後で振り返り、試行錯誤をしながら日々ブログを運営している。

そんな中、昨日夫がたまたま芦有ドライブウェイに上がったところ、996GT3に乗られている初対面のオーナーさんとお会いし、ブログを運営していることを伝えたところ、その方がこんな風におっしゃったそうだ。

あのブログを書かれている方なのですか！
実はこちらのブログ、クルマ好きの父がすごくファンで、生前更新を楽しみに毎日チェックして読ませていただいていました。
あいにく父は先日亡くなりましたが、僕にもよく「こんなことが書かれていたよ！」と、嬉しそうにリンクを送ってくれていました。お会いできてよかった。

と。

最近は前のように更新できていないけれど、そのお話を聞いて、胸が熱くなった。

私たち夫婦が、あーでもない、こーでもないと言いながら運営しているブログが、誰かの密かな日々の楽しみになっているなんて、本当に嬉しい。

昨日の出会いは、天国にいるお父様が、引き合わせて下さったご縁だったのかなぁ。

今年お世話になった、夫のクルマ仲間の皆さん、芦有でお会いした皆さん、ツーリングをご一緒させていただいた皆さん、ディーラーの皆さん、いつも色々とお心遣いくださるわが家のポルシェディーラー担当のHさん、１年間本当に有難うございました。

来年は私も、ちょくちょく芦有に行ってみようかなぁと思っていますので、2022年も、「ポルシェがわが家にやってきた」を、どうぞよろしくお願いいたします。

良いお年をお迎えください。