ポルシェ好きの夫の横で、長年素直に喜べなかった妻の本音を書いてみた。
公開日:2018.06.12
自分で買いたい。
先日、久しぶりに会った大学時代の車好きの友人から、こんなことを言われた。
「ブログ見たで!でもパナメーラに乗ってるのに、自分でまたパナメーラ買う目標に向かって…って書いてるのみて、なんかよく分からんかってんけど…。旦那さんが買ってくれてパナメーラに乗ってるのに、まだ自分で買う目標持ってるって何なんw」
と。そらそうだよな、なんなんだろう自分っていう(-_-)…。
むかしから、強がりな性格で
昔から私は、偏屈というか…意地っ張りで自分で何でもやりたい性格だ。赤ちゃんの頃から「離乳食は自分で食べる!」と言い張り母親がスプーンで食べさせたご飯を全て「ぶぇっ」と吐き出し、それを手でわし掴みにして自分で食べていたらしく、
母からは「あんたは小さい頃から、何かと自分でやりたい子やったわー」と未だに言われる。
ずっとひとり暮らしがしたくて、社会人になって親元を離れ、自分の稼ぎで生活費を全部まかなっていると実感したときはとても嬉しかったし、「欲しいものは誰かにもらうのではなく自分で買うのだ!」というスタンスで生きてきた。
結婚してからも、例えば欲しい時計の話になり「誕生日プレゼントとかで買ってあげようか?」と夫に言われても、
「要らん!ほしい時計は自分で稼いで自分で買うんや!自分で買わな意味ないんや!」とわけわからんことを言って拒否したりして…いやもう、ほんと可愛げないよなーと自分でも思う。
だから、パナメーラについても、もとは自分で買いたいと思ったものだから、今乗っているとはいえ、パナメーラGTSを自分で買う目標は未だに継続中なのだ。
強がりと言うか偏屈?
こんな性格なので、私は夫のおかげでポルシェに乗れていることに、なんだかずっと「他人の褌で相撲を取っている」ような…なんというか「自分の実力じゃないのに…」という後ろめたさを感じていた。そう、つい最近まで。
友人に「ポルシェ乗ってるんやってな!すげぇ!金持ちやな!」とか言われても、
「いや、お金持ちなのは夫なだけで、私じゃないから(-_-)」と一蹴したり、(めっちゃ嫌なやつやな、むしろ嫌味や)
夫に「パナメーラに乗って1人で芦有行って、ポルシェ乗りの人と交流してきたらいいのに」と言われても、「夫が買ったポルシェやのに、自分の車感出して乗ってんなよって思われるだけやし行かへん(-_-)」とずっと言って行かなかった。(そんなん誰も気にしないのに、どんだけ自意識過剰やねんっていう…)
ある日、素直になれた
それが、今年に入り、お世話になっている先輩の一言がきっかけで変わったのだ。
何の話からか、「今の生活ができているのは、夫のおかげなので、自分でちゃんと掴み取らないといかん」みたいな話をしたら、こんな風に言われた。
「でもそれってめっちゃアドバンテージやで。ゆーてもマイナーなことなんやから。マイナーであることは、それだけで市場では強みであり価値なんやから、今の環境を生かさん手はないで!」
と。
ア、アドバンテージ…(*_*)
なんだかビジネスに置き換えて話されると妙に納得してしまい(爆)、「なるほど、そういう考え方があったか」と「この環境は、有難いことであると同時に、私のアドバンテージでもあるのか」と、そこからは考えるようになった。
私がひねくれた根性を捨て、素直に受け入れさえすれば、この環境を活かしてまだ見ぬ世界への扉をあけることができるかもしれないし、自分が行きたい世界にも最速で行けるかもしれない。
そう、まさに、人生はドラクエなのだから!
たとえ自分のレベルが弱くても、布の服とこんぼうくらいしか身につけていなくても、強いパーティーに入れば、それなりの武器をもたせてもらえて、強い敵を倒しにいき、高い経験値をもらって、すばやくレベルアップできる。
全ては自分の捉え方次第、自分の活かし方次第で、有難い環境に感謝して、自分が素直になれば、どんどん加速する話なのだなーと腑に落ちた。
それ以来「よっしゃガンガンパナメーラで出かけてみよう!」とか、「ブログもめっちゃ書こう!」とか、思うようになった。
我ながら面倒くさい性格である(*_*)
とはいえ、自分でパナメーラを買う目標は継続中だ。
たとえ同じ車でも、誰かが買ってくれた車に乗るのと、自分のお金で買って乗るのとでは、ハンドルを手にした時の喜び、達成感、走った時の喜びとか、ふとした時に感じる充足感は、きっと雲泥の差だと思うから。
これは絶対自分で経験しないとな!
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