ポルシェは「走る・曲がる・止まる」を今後も貫けるのか?
公開日:2018.06.08
取材に行ってきた!
先日、外車の販売、整備、修理を行う京都の会社に取材に行ってきた。ポルシェ、BMW、フェラーリ、メルセデスベンツ、アウディなどの外車を多数取り扱っており、年式もクラシックカーから最新のものまで様々。
今回は、創業者の息子さんのMさんにインタビューをしてきた。(インタビュー内容は追って記事にする予定)
ご自身が一番欲しい車は?
Mさんは、スーパー耐久の元レーサーでもあるのだが、そんなMさんに質問をしてみた。「様々な車を見て、乗ってきた中で、ご自身が今一番欲しい車は?」
するとMさんは迷わずポルシェ911です」と答えた。
「他のメーカーではなく、なぜポルシェなのか?」と聞くとMさんはこんな風に語ってくれた。
ポルシェは、「走る・止まる・曲がる」のバランスがとてもよくできた車。他のメーカーの車は、「走る」はよくても、止まる、曲がるがイマイチと思うものや、全体的に良くできているとはいえ、思いのままに運転できる感覚に至らないものも多い。でもポルシェは違う。想いのままに運転ができ、こんなに走りを楽しめる車は他にない。
と。「なぜポルシェの中でも911なのか?」と聞くと「やはりポルシェのスポーツカーとしてのDNAが一番色濃く出ているのが、911だから」ということだった。
ミッションEの発売迫る
ポルシェが開発した電気自動車「ミッションE」の全貌がようやく明らかになってきたというニュースが最近話題になっているが…
電気自動車になっても、ポルシェはポルシェらしさを貫くことができるのだろうか?
空冷から水冷になった時、「空冷じゃなきゃポルシェじゃない」と言う生粋のポルシェファンも多くいたと聞くし、NAからターボにほぼ移行している今も、「ターボじゃなく断然NAが良い!」という人も多い。私の夫もそうだ。
そして今後は、エンジンがモーターに変わって電気自動車になるんだもんなー。Mさんにもそのあたりを聞いてみたのだが、
電気自動車に移行するのは、車好きとしては少し寂しいですよね。電気自動車の加速はすごいけど、あの気持ちの良いエンジンを味わえなくなってしまうのは…プラグインハイブリッドも、やはりブレーキの感覚に少し違和感がありますね。
と。
七五三木はかく語る
「なるほどな〜」と思いつつネットを見ていたところ、こんな記事を見つけた。
マイナビニュース「スポーツカー電動化時代が到来、ポルシェは“らしさ”を貫けるか」
やっぱりポルシェファンや自動車ファンにとって、このあたりはとても気になる点だろう。記事には、ミッションEの試作車に同乗した、ポルシェ・ジャパンの七五三木社長のコメントが載っていた。
七五三木社長によると、ミッションEは「まぎれもなくポルシェ」だそう。
「コンピュータで操縦特性を変えられたり、エンジン車以上に駆動輪の制御が緻密な感じがしたりしましたが、ポルシェの開発者たちは、(電動化は)自動運転のようにクルマが走りを制御するのではなく、あくまで運転者を助けるための技術だと言います。運転者はハンドルから手を離すことなく、走る、曲がる、止まるの動きを、EVでもエンジン車と同じように感じられなければならないと考え、開発しているようです。
制御装置の凄さではなく、人馬一体感が根幹となるスポーツカーでなければならないとの定義が、ポルシェAG(ドイツ本社)の中にはあります」
*出典:マイナビニュース「スポーツカー電動化時代が到来、ポルシェは“らしさ”を貫けるか」
おぉ…そうなのかぁ!(゚∀゚)こんなコメントを見たら、ますますミッションEに試乗してみたくなった。まぁ日本にやってくるのはまだまだ先やろうけど…
ぜひ日本に上陸したらディーラーに行って、ポルシェイズムを貫いた電気自動車をぜひ体感してみたいものだ!
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