ポルシェ パナメーラターボのホイール、夫があえて21インチを選んだ理由。

パナメーラのホイール
レビュー・試乗記

またまた素朴なギモンが。

わが家のパナメーラターボのホイールは、21インチだ。昨日仕事から帰宅した夫に

「なんでわが家のパナメーラターボは21インチのホイールにしたん?」

と何の気なしに聞いてみたところ、そこから30分間に渡る夫レクチャーが始まったw。私は車の基本的な構造のことはほぼ分かっていないので、「ホイールの大きさの違い=タイヤの大きさの違い」だと思っていたのだが、タイヤの外径は変わらないと知ってびっくり。

「だって19インチと21インチやったら、明らかにタイヤの大きさは21インチの方が大きいし、脚も長く見えるやん!」と言うと、

「それは目の錯覚や。タイヤの大きさまで変えてたら、速度計とかまで全部変えないかんやん。そんなわけないやろ(-_-)/」

とあしらわれた。まぁ…そうやな…冷静に考えたらおっしゃる通りだわな。

パナメーラターボのホイール

さて、話をホイールに戻して、パナメーラターボの標準ホイールは20インチだ。それがこちら。

出典:ポルシェ・ジャパン公式サイト「Panamera Turbo Models」

これでも十分カッコイイ。一方、わが家のホイールは21インチの「911ターボデザイン ホイール」なのだが、

21インチにしたのは「単に脚長効果があってデザイン的にかっこいいからだ」と思っていた。そう伝えると夫は、

いや、僕は最初は20インチでいいと思ってたんや。ホイールを21インチにしたら、その分重くなってタイヤも薄くなって、乗り心地が悪くなるからな。

へぇ〜そうなのか。夫は続けてこう言った。

でも営業担当のHさんが、「せっかくターボを買うんやったら、21インチの方がかっこいいですよ!」と言うから、21インチホイールを調べてたら「911ターボデザイン ホイール」がタンゾウホイールやと書いてあったから、それなら21インチでもええわと思って選んだんや。

…えーっと、、「タンゾウ」ってなんでしょうか(-_-)??

「鍛造ホイール」と「鋳造ホイール」

ホイールには、「鍛造(たんぞう)ホイール」「鋳造(ちゅうぞう)ホイール」があり、それぞれ製造方法が異なる。鍛造の方が製造技術が難しいが、その分軽くて強度の高いホイールになる。(あわせて値段も高くなる)鍛造であれば、21インチであっても軽くて強いので、乗り心地もそこまで悪くならないだろうと考え、夫は21ホイールを選んだとのことだった。

「鍛造(たんぞう)ホイール」と「鋳造(ちゅうぞう)ホイール」について、詳しくはこちらで丁寧に説明されている。

「コンフィギュレーターで仕様を考えてる時、そんなことまで考えて選んでたんやな。」と私が言うと、

そやで。僕の頭の中にある膨大な情報量をもとに、最善の仕様を考えて選んでたんやで。( ̄ー ̄)b

と得意げに夫は答えた。いやはやーオタクだなーヘ( ´Д`)ノw

そして実際に夫の弟さんが、ディーラーで19インチのパナメーラ(ノーマルのパナメーラの純正ホイールは19インチ)を試乗した後、わが家のパナメーラターボに乗ったのだが「21インチやけど、19インチと乗り心地変わらんわー」と言っていたそう。

車って奥が深い。設計者やエンジニアの人ってほんとにすごいなー。

このブログが気に入ったらフォローしてね!

コメントを閉じる
  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。