青空駐車場のもとでは…

わが家では、自宅にある駐車場以外に近所に駐車場を借りていて、そこにはメルセデス・ベンツSL500（R129）を停めている。ただ、自宅が郊外にあり、近所に屋根付き駐車場は全くないので、下が砂利の、青空駐車場を借りている。（駐車場第は確か1万円/月）。下記の写真のようなところなのだが…

やはり青空駐車場となると、大事な愛車が風雨にさらされるため夫は「絶対にボディカバーをしておかなあかん！ただでさえこのSLは古いから、雨ざらしやと一気に壊れてまうわ」と、みんカラやWEBでどのメーカーのボディカバーが良いのか色々と探していた。

その中でいきついたのが「仲林工業株式会社」のボディカバーだ。創業は昭和47年、45年以上の実績を誇る大阪のボディカバー専門会社らしい。完全受注生産のオーダーメイドで、なんと現在の「起毛のボディカバー」を最初に開発したのが、この仲林工業だそう。

過去には「みんカラ」のカーケア「ボディカバー部門」でこの仲林工業のボディカバーが1位を獲得したこともあり、車好きの中では結構知られた会社のようだ。ホームページを見ると、昭和感が漂うデザインではあるけれど、逆にむやみにスタイリッシュさを追わない感じが、徹底したものづくり主義を伺わせる。ぜひ一度サイトに足を運んで頂けたらと思うのだが、ボディカバーづくりへの情熱が半端なく、Q＆Aなんかは読みものとしても勉強になり大変面白い。

どんな車種に対応しているのか？

「どんな車のボディカバーでも作ってくれるのかなぁ〜」とサイトを閲覧していると、日本車はもちろん、ドイツ車、フランス車、イタリア車、アメリカ車など、ラインナップはかなり豊富だ。しかもほとんどの型が、実車からの採寸をもとに細かく計算して作られているから、車体にぴったりフィットするらしい。すごいなぁ…。例えばポルシェの911ひとつとっても、

①911（930/964/993）911ターボ
②911（964）911カレラ2/カレラ4/カブリオレ
③911（993）911カレラ/カレラ4/カブリオレ
④911（993）911カレラ4S

と４パターン用意されている。すごいなぁ…ちなみに、パナメーラ用のボディカバーもあった。あんな巨体にボディカバーをかけるとなると結構大変なのだろうか。でも、自宅駐車場も横から雨風が入ってくるので、車の傷みや汚れが軽減されることを考えると、ボディカバーをしておいたほうがいいんだろうな。

仲林工業のボディカバーの夫の評価は？

というわけで、夫は早速仲林工業のボディカバーを注文し、実際にSLにかけている。今回のものは、裏起毛つきで、空気が抜ける穴があるタイプにしたそうだが、かけ始めてかれこれ数週間経った上での感想を夫に聞いてみたところ、大絶賛していたのだ。その理由が以下。

①風雨でもめくれないので車が汚れない

車にぴったりフィットするので、埃がつかず、風雨にさらされても水垢や水滴が全くついていない。だから、洗車の回数が激減したそうだ。「いつまでたっても車が綺麗なまんまや！」と夫は感動していた。今は春なのでまだいいとしても、真夏に手洗い洗車するのは体力的にきついので、やっぱりボディカバーをかけているほうがいいよな。

②脱着が楽

通常であれば、裏起毛のカバーは重たく分厚くてごわごわするので脱着が面倒くさいが、仲林工業のボディカバーは薄くて軽いからささっと付け外しができるそうだ。また仲林工業がオススメする畳み方でボディカバーたたむと、簡単にコンパクトになり、夫は「毎日脱着してもいいと思える」と言っていた。

③軽くて丈夫

薄くて軽いだけではなくて、生地も丈夫だそう。単に車のボディカバーを作っているというのではなく「大切な愛車をしっかり守る大切なカバー」として並々ならぬ思い入れと誇りを持って作られているのがよく分かる。このシルバーの生地の色も、鳥に糞をされにくく、太陽光を遮断できる色を探した上でたどりついた色だそうだ。

④対応が迅速で誠実

SL用のボディカバーを気に入った夫は、「自宅の駐車場も屋根があるとはいえ横から雨風が入ってくるから、ボクスターも守ってあげたい」と言って、早速ボクスター用のものも購入していた。ところが、ボクスター用のカバーの縫い目が少しほつけていたそうで、それを仲林工業にメールで連絡したところ、すぐに

「新しいボディカバーをすぐに作成し、お送りします。お送りする際には着払い伝票を同封するので、お手元にあるボディカバーを着払いでお送り下さい」

という内容の返信があり、１週間絶たずに新しいボディカバーと着払い伝票が届いた。またメールで、ほつれていた原因についても丁寧に説明がされており、お詫びの文章と共に「今後このようなことのないように徹底致します！」という文面が書かれていたらしい。「ちょっとほつけてると思ってメールしただけなのに、ここまで対応してくれるなんて、なんか申し訳ない…」と夫は逆に恐縮していた。

無料でプレゼントしてもらえる可能性も！

仲林工業が保有している型紙は3000種類ほどあるそうなのだが、自分の愛車の型がないという場合もあると思う。そんな時には、車を持ち込めば、そこで採寸をしてくれて、車を持ち込んでくれたお礼に、ボディカバーを１枚プレゼントしてもらえるそうだ。

仲林工業が希望する車種ををお持込のうえ採寸協力いただけましたら、TT-9000（裏起毛）生地による第1号ボディカバーを御礼として無料でプレゼントさせていただきます。また、車はあるので協力はできるがボディカバーは要らない、という方へはVJAギフトカード（１万円分）を進呈させていただきます。
仲林工業が求めている車種はこちらに掲載しておりますので、是非ともご確認ください。型はあっても、改良のために求めている車種もあります。

太っ腹やな！新型パナメーラターボの型紙はまだなさそうなので、持ち込んではかってもらおうかな〜。