ポルシェを買いたい夫と、OKを出さない妻の構図を考える
公開日:2017.12.25
相対する夫婦の思惑
ネットを見ていると、「妻にポルシェを買いたいと言ったら反対された」「ポルシェだと妻のOKが出ないので、 ファミリーカーになった」という内容の投稿をちょくちょく見かける。
詳しい状況はわからないけれど、そりゃいきなり妻に「ポルシェを買いたい!」と言ったら、断られるだろうな。営業で言えば、見込み0%のお客にいきなり「買って下さい!」と言って、撃沈しているようなものだから。
ポルシェ購入のメリット
世の中には、”マイナス→0にする“商品と、”0→プラスにする“商品の2種類があると思う。マイナス→0のものは、今ある課題や悩みを解決するもので、比較的メリットが分かりやすい。車で言うと、今乗っている車に比べて、
・燃費が悪い→燃費が良い
・荷物がつめない→荷物スペースが広い
・5人しか乗れない→7人乗れる
・高い→安い(値引きがある)
のような感じか。ではポルシェはと言うと、間違いなく0→プラスにするもので、つまりは「無くても困らないけど、あれば暮らしが豊かになる」というもの。だからメリットが分かりにくいと思う。さらには、
・燃費は悪く(最近のエコカーに比べると)、
・荷物スペースは狭く、
・2人しか乗れないものもあり、
・高くて値引きもあまりない。
となると、メリットどころか、デメリットしか見えない。また、
・夫が週末にツーリングに行くとなると、子どもたちの面倒は妻が見ないといけないとか、
・近所の買い物にも行きにくくなるとか、
・妻がガソリンをいれにいく回数が増えるとか、
…付随するマイナスな面も考えられるので、このような状況で夫が妻に「ポルシェがほしい!」と言っても、OKしてもらえるわけがない。
ポルシェ購入を妻に反対されないために。
では、どうすれば妻にポルシェ購入を反対されないか…?
・妻と信頼関係は築いているか?
・誰の財布から払うのか?
・購入まで何年計画でいくのか?
・落とし所はどうするか?
など様々な考えるべき要素はあるとしても、(これらについては後日記事で書いてみる)私が思う、最も大切なこととは「妻にポルシェを運転する経験をしてもらうこと」だ。
どれだけポルシェの良さを教えられても、どれだけ雑誌で様々なアングルの写真を見せられても、どれだけカーグラフィックTVでの田辺さんと松任谷さんの解説を見せられても、あのポルシェの良さは、実際に乗って運転してみなければ絶対に伝わらないし、逆に、運転すれば、その魅力がわかる。
ポルシェは、カイエンやマカンといったSUVでも、パナメーラのようなセダンでも、911やケイマンやボクスターでも、ポルシェイズムは一貫しているので、最初に運転するのはどんなポルシェでもいいと思う。
一度でも運転すれば、 ポルシェが他社とは比較にならないほど、しっかり作られた車であること、アクセルを踏んだぶんだけ、気持ちよく進むこと、ハンドルはきった分だけ曲がり思い通りに運転できること、ポルシェというブランドが持つ価値が実感できるはず。
スタートラインに立とう
理屈ではなく、妻がポルシェの良さを実感できたところで、ようやく話し合いのテーブルにつけたということだと思う。妻の気持ちが「ポルシェなんてもってのほか!」なのか、それとも「ポルシェを買うことをまだ快くOKできないけど、あなたがポルシェがほしい気持ちは分かる、だっていい車だから」では、雲泥の差だ。
まずは、妻と一緒にディーラに行って、ポルシェを実際に運転してもらうこと。話はそこからだ(でも一緒にディーラーに行くことがハードル高いのかな)
…と長くなってしまったので、後日「車なんて無用の長物、人生に不必要」と思っていた私が、なぜ夫がポルシェを買うことに超賛成するまでに変化したのか、その経緯も書いてみようと思う。
このブログが気に入ったらフォローしてね!
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。