ディーラーの営業担当には、もっと誇りを持って欲しい。

ポルシェ 新型パナメーラターボ 
わが家のカーライフ

VW ゴルフ購入時

ポルシェが大好きなわが家だが、夫の通勤用と、家族4人+誰かの5人で外出しなければならない時用に、我が家には「VW ゴルフ7 ALL Star」がある。

以前ゴルフ購入を検討しはじめた頃のこと。すぐに買うというわけではなく「まずは話を聞いて試乗してみたいな」という話になり、ふらっと家族でフォルクスワーゲンの店舗に行った。すると営業担当の方がやって来て、まずは席に案内してくれた。

「今日はどのような車をお探しですか?」「奥様もメインで乗られる車をお探しですか?」

と色々聞いてもらって「ゴルフを検討している」というと、展示されている車の座席に座らせてもらったり、説明してもらった。ここまでは普通なのだが…。

では、試乗に行かれますか?」と言われ、車を発進させたところから営業担当の方のスイッチが入ったのか、突如として一方的な営業モードに切り替わった。

営業:「車を買う決め手はなんですか?」
夫:「一概にはいえませんが…性能と乗り心地と、それにあった価格帯かどうか、あとビビッとくるかどうか…ですかねぇ。」
営業:「……。」

営業:「ゴルフはそこまでのパワーは無いですが、それを感じさせないでしょう?」
夫:「そうですね。緩やかな坂道でも余裕でのぼりますね。」
営業:「……。」

営業:「信号待ちでもHOLDになるので、ブレーキから足を離しておけるから楽ですよ。」
夫:「確かに、これは楽ですね。街乗りだと便利かもしれないです。でも通勤で使うとなると高速道路を使うので、高速の乗り心地も見てみたいかも」
営業:「……。」

終始、自分の聞きたい質問をして、お客が返答しても、次の質問を考えるのに必死で会話が成り立っていない感じだった。

残念な結末に…

試乗を早々に終えディーラーに戻ると、営業担当の方がこう切り出してきた

「今月、決算セールなので、今月決めて頂いたらお安く出来ます!」

…え!!もうクロージング((;゚Д゚))!?

さすがにはやすぎる。夫が「他にも、●●や●●(他メーカー)も検討しているんです」と返すと、「そうですか…」とその営業担当の方は明らかに意気消沈されていた。

そんなこんなで会話が微妙に噛み合わないまま「いくらであればご検討頂けますか?」と言われたので、「●●万円だったら…いいかなぁ。」と、あり得ない安い金額を言ってみたら、「さすがにそこまでは…」という返答だったので、分厚いゴルフのカタログだけもらって帰ってきた。

帰宅後、早速ゴルフのカタログを広げて読んでみたのだが…それを読んだ私はものすごく感動してしまった。そこには、ゴルフが誕生したいきさつ、改良を重ねてきた経緯、どのような思いで開発してきたのか、安全性能や乗り心地について、事細かに書かれていた。

読めば読むほど素晴らしい車であることわかり、これがあの価格で手に入るなんて、安すぎるとさえ思った。するとだんだん腹が立ってきてw、

あの営業担当の人、ゴルフへの愛情が足りひん!!!

と憤るものだから、夫に「まぁ、まぁ。ディーラーの営業やからってみんながみんな車が好きとは限らんからな」となだめられてしまった。

その後も、夜の22時頃にメールが来たり、21時頃に急に訪問して来られたり…色々あったが、何度かディーラーに足を運んだ結果、我が家にゴルフがやってきた。しかし、購入前はあんなに頻繁に連絡があったのに、購入後、その営業担当から連絡がぱったりなくなった。

するとつい先日、久しぶりにフォルクスワーゲンから電話がかかってきた。

「前任の●●が退職致しまして、私が今後は新たに担当させていただくご挨拶で、お電話させて頂きました」

えーあの人辞めたん!!!!

せめて辞めるなら、1年以内に購入してくれたお客様には連絡するとか、メールで「退職しますから次の担当から連絡します」くらい言ってきたらいいのになぁ…なんだかとても残念な結果で終わってしまった。

営業、向いてなかったのかな。仕事が辛かったのかな。ディーラーの営業担当がみんながみんなこうではないけど、車は、開発者や設計者やみんなの血と汗の結晶なんだから、もっと誇りを持って営業してほしいなという思う今日このごろである。

Mina

ポルシェブログ「ポルシェがわが家にやってきた」管理人、3児の母。数年前までは、車に全く興味が無かったが、夫がポルシェを買ってきたことをきっかけにポルシェの素...

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