今のバランスを崩す覚悟がなければ、先には進めない|さらなる成長と成功を掴むために。
公開日:2025.01.16
昨年末、大学時代からの友人と会った。なんだかんだ言いながら、25年ほど連絡を取り続けている貴重な存在だ。学生時代からの友達が極端に少ない私にとって、彼女は唯一と言っていいほど長く続く友人である。
社会人になってから、彼女は持ち前の優秀さを発揮し、大手企業に転職。出産後も働き続け、誰もが羨む華々しいキャリアを積んできた。一方の私は起業し、雑草魂で走り続けてきた感じなので(笑)、お互いにまったく違う道を歩んでいるわけだが、定期的に会っては、いろいろと語り合ってきた。
そんな彼女が昨年、再び転職した。誰もが知る大手企業で経営企画という、超かっこいいポジションに就き、評価され、今は東京で働いている。私は関西にいるため、頻繁には会えないが、昨年末にも久しぶりに再会した。
コンテンツ
バランスを崩せ。
その時、彼女がこんな話をしてくれた。
上司から「もっとチャレンジしなよ、何をそんなに怖がっているの?」と言われて、すごく考えさせられた。
と。続けてこんなことを聞いてきた。
「30代のころも、同じように前職で言われていたことがあった。その時は子どもたちがまだ小さく、思うようにチャレンジできなかった。でも今は子どもたちも成長し、手が少しずつ離れてきた。それなのに、なぜか一歩踏み出せずにいる。どうしたら、◯◯みたいに挑戦できるの?」
と。
私は考える前に動いてしまうタイプだ。失敗もたくさんしてきたし、今思えば「それはうまくいかんだろ」という、笑ってしまうほどの失敗も多々あった。それでもまた動いてしまう。もともと、じっとしていられない性分なのだと思う。
そして現在は「人生で一番仕事をしている」と言ってもいいほど、毎日走り続けている。「もっとゆっくりしたいなぁ」と思うこともあるが、今は自分の人生でアクセルを全開に踏むべき時期なので、できる限りの経験を吸収し、成長したい。
この話をしながら、改めて思ったことがある。
「今のバランスを崩す覚悟がなければ、先には進めない。」
バランスを守ろうとすることが最優先になってしまえば、成長も大きな実りも得られない。40代になってくると、それなりの立場や安定を手に入れ、我武者羅に働いてきた分、安定を手放したくないという気持ちが芽生えてくる。
でも、もう一歩先へ進むためには、そして、物心両面においてさらに成長するには、今ある「バランス」を崩す覚悟が必要だ。泥だらけになり、恥をかき、自分の未熟さを思い知らされることもあるかもしれない。時間が足りず、オーバーワークになることだってある。
私の場合「子どもたちとの時間がさらに減ってしまい、母親らしいことが今よりもっとできなくなってしまうのではないか」という恐れもあった。それでも前に進む勇気を出さなければ、何も手に入らない。
悩んでもんもんとしているだけでは、ただただ時間が過ぎ去るだけで、何も変わらない。
そこで、昨年から思い切って仕事に全振りしてみた結果、案の定パンパンになり、時間に追われ、コップから水が溢れ出す状況になった。でも、そうなったらなったで、人間は不思議なもので、その中での改善策やより良い方法を真剣に模索し始めるものだ。
もっと周囲に頼り、仕事を手放し、自分にしかできないことに集中することを覚えたし、プライベートでは子どもたちのために、「晩ごはんだけはしっかり作る」と決めた。
子どもたちが「美味しい」と言って喜んでくれる姿を見ると、それが母子の大切な絆だと気づかされたし、晩ごはんを毎日作ることで、毎日惣菜を買っていた頃と比べて、食費が半分ほどになった(笑)
いい塩梅で力を抜くバランスを覚えたら、また次のチャレンジが見えてきて、「もしまたコップの水が溢れても、その時はまたなんとかなるだろう」という自信もついてきた。
今は、攻める時期。
自分の人生を振り返ってみると、5〜10年単位で「今は攻める時期」「今は根を張る時期」というサイクルがあるように感じる。日本には四季があるように、人生にも四季がある。
きっとここから先数十年、ずっとギアを上げ続けるわけではないと思う。そんな中でも今は確実に挑戦する時期。だからこそ、後悔しないようにやり抜きたい。
お母さんがハッピーでいることが、家族全体が楽しく過ごすために大切なこと。「どうしようかな」「できるかな」とモヤモヤするよりも、一人の人間として全力で生きることで、きっと人生は好転していく。
前述した友人にも、今度会ったら、そんなことを話してみようかなと思う(って言いつつ次会うときにはもう彼女はこの課題をクリアしているんだろう)
そして何よりも私には、タイカンのローンがまだまだ残されているので(笑)、しっかり稼いで、成長して、また新たなカーライフを送れる日まで、全力で走り抜けたいと思う。
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コメント ( 2 )
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不思議なもので
コップの水があふれそうになると
いつの間にか、コップが大きくなるのです(笑)
これを、器(うつわ)と言います。
30代、40代をあがいてあがいて、泥まみれになって頑張ると
50代の景色ががらっと変わります。
今が一番楽しい時期かもしれませんね
お子さんたちはきっと
その母の姿を見て育ちます。
もっと子供の面倒を見るべきだ、という意見があるかもしれませんが
このブログの文面だけでは、すべてを判断できないでしょうし
いろんな形を模索していけばよいのですよ
もちろん
子供達には愛情表現をしっかりと、ですが
お子さんにはお子さんの、MinaさんにはMinaさんの人生があります。
しっかり楽しんでくださいね
苦労もたくさんしてください
苦労した分幸せの量も増えますから
うまくいかないときは
あ~、気配りと苦労が足りないんだな
これを乗り越えれば、その分良いことが増えるぞ
と言い聞かせて、日々働く私です(笑)
mamiさん
いつも有難うございます!
いただいたコメントを読んで泣きそうになりました…
ほんとに泥まみれな生き方で、
お人好しだし、不器用だなーと思ったりしますが、
こうやってもがいている姿を、
子どもたちもちゃんと見てくれていて、
自分にはもったいないくらいの、しっかりした子どもたちに育ってくれていて、
なんか、有り難いなぁと思う日々です。
とはいえ、毎日壁の連続ですが、最近は壁を壁とも思わないスピード感なので、
このまま突撃しながら、40代を走り抜きたいと思います!
いつも本当に有難うございます!!!!!