ポルシェ911の対抗馬?BYDが開発中の電動スポーツカーに注目が集まる
公開日:2024.12.20
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BYDの新型電動スポーツカーが公道で初めて目撃される
中国の自動車メーカーBYD(比亜迪)が開発中の新型電動スポーツカーが、このほど公道で初めて目撃されたそうだ。カモフラージュが施された状態ではあったものの、その姿からポルシェ911に匹敵する高性能モデルになる可能性が指摘されている。
この新型モデルは、元ランボルギーニやアウディのデザイナーであるウォルフガング・エッガーの影響を受けているとのこと。エッガー氏の参画により、BYDの新型スポーツカーは洗練されたデザインと高い性能を兼ね備えた魅力的なモデルになることが期待されている。
BYDの新ブランド「Fang Cheng Bao」について
BYDは2023年6月に5番目のサブブランドとして「Fang Cheng Bao(方程宝)」を立ち上げた。同ブランドのラインナップは「オフロード車からスポーツカーまで」幅広い製品を展開する予定だという。
Fang Cheng Baoブランドの第一弾モデルとして、2023年11月に「Bao 5」が発表された。その後、2024年春のカンファレンスでは、フラッグシップSUVの「Bao 8」、小型SUVの「Super 3」、そして今回話題となっている電動スポーツカー「Super 9」のコンセプトモデルが公開されている。
目撃された新型電動スポーツカーの特徴
中国の自動車ニュースサイト「CarNewsChina」によると、BYDの新型電動スポーツカーが中国で初めて目撃されたそうだ。公開された画像では、スポーティな2ドアのEVが積載車に乗せられている様子が確認できる。
クルマ全体にはBYDの過去のプロトタイプでも使用されていた青いカモフラージュが施されているが、それでもアグレッシブなデザインや低く構えたボディ、そして傾斜したフロントエンドなどの特徴が見て取れる。ただし、開発中のモデルであるため、ヘッドライトやリアバンパーなどの細部はまだ確認できない状態だ。
新型電動スポーツカーの予想スペックと今後の展開
興味深いことに、この新型電動スポーツカーは当初予定されていたFang Cheng Baoブランドではなく、BYDの別ブランドである「Denza(腾势)」から発売される可能性があるとの情報もある。Denzaは元々メルセデス・ベンツとBYDの合弁ブランドだったが、最近BYDが100%所有権を取得している。
中国メディアの予想によると、この新型電動スポーツカーはポルシェ911と同様に4人乗りになる可能性があるという。ただし、目撃された画像からはこの点を確認することはできない。
パワートレインに関しては、Denzaブランドの「Z9」モデルと同様のセットアップが採用される可能性が高いとされている。これは3基の電気モーターを搭載し、合計出力が約1,000馬力(710kW)に達する可能性があることを示唆している。
BYDのDenzaブランドは来年、ヨーロッパ市場に「Z9 GT」というシューティングブレークモデルで進出する予定だ。この新型電動スポーツカーもその後に続くのではないかと予想されている。
ポルシェ911の対抗馬となる可能性を秘めたBYDの新型電動スポーツカー。
その詳細や正式発表が待ち遠しいところだが、今後の動向に注目が集まっている。中国メーカーによる本格的な高性能電動スポーツカーの登場は、自動車業界に新たな刺激をもたらすかもしれない。
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