最高価格はなんと56億円!ポルシェの超高級レジデンスがバンコクに – アジア初のポルシェデザインタワー

ポルシェニュース

ポルシェとアナンダ開発の野心的プロジェクト

タイの不動産開発大手アナンダ・デベロップメントが、ポルシェライフスタイルグループと提携し、アジア初となる「ポルシェデザインタワー バンコク」の建設計画を発表した。

このプロジェクトは、バンコクのスクンビット・ソイ38に位置し、1平方メートルあたり100万バーツ(約400万円)という驚異的な価格設定で、タイ国内で最も高額なコンドミニアムになる。

ポルシェデザインタワーは、すでにマイアミとシュトゥットガルトで展開されており、バンコクプロジェクトはアジア初、世界で3番目のプロジェクトになるという。この超高級ブランデッドレジデンスは、ポルシェブランドの世界観を体現した住空間を提供することを目指しているようだ。

限定22戸の超高級住戸

アナンダ・デベロップメントの社長兼CEOであるチャノンド・ルアンクリティヤ氏によると、このプロジェクトでは22戸の限定住戸が用意されるとのこと。興味深いのは、購入希望者は単に高額な物件を買えるだけでなく、ポルシェとアナンダが共同で購入者を選定するという点だ。これは、ポルシェブランドのブランデッドレジデンスプロジェクトで採用されている方式に従うものだという。

購入資格に関して、ルアンクリティヤ氏は「購入者はポルシェ車のオーナーである必要はない」と述べているそうだ。ポルシェグループはランボルギーニやベントレーなど複数のブランドを傘下に持っているため、これらのブランドのオーナーも対象になる可能性があるそうだ。

豪華な設備と広々とした住戸

ポルシェデザインタワー バンコクの住戸は、デュプレックスとクアドプレックスタイプで構成されるという。住戸面積は525〜1,135平方メートルと、一般的なコンドミニアムと比べて非常に広い。価格帯は5億2,500万バーツ(約21億円)から14億バーツ(約56億円)と設定されており、タイ国内で最も高額なコンドミニアムになるとのこと。

建設は来年から開始され、2028年末の完成を予定しており、総販売価値は150億バーツ(約600億円)に達すると見込まれている。

バンコクの不動産市場への影響

アナンダ・デベロップメントの最高執行責任者であるプラサート・タエドゥラヤサティット氏は、「バンコクがグローバルな目的地として台頭する中、プライムロケーションにはブランデッドレジデンスが適している」と述べているそうだ。このプロジェクトは、バンコクの不動産市場に新たな基準を設定し、超富裕層向けの住宅需要に応えるものとなりそうだ。

さらに、購入者選定プロセスを通じて、グレーマーケットビジネスをフィルタリングする効果も期待できるとタエドゥラヤサティット氏は指摘している。これは、不動産市場の健全性を保つ上で重要な要素になるかもしれない。

ポルシェデザインタワー バンコクの登場は、タイの不動産市場に新たな展開をもたらすと同時に、バンコクが世界的な超高級不動産市場としての地位を確立する重要な一歩となりそうだ。

ポルシェブランドの魅力と、アナンダ・デベロップメントの不動産開発ノウハウが融合した、このユニークなプロジェクトの進展が注目される。近い将来、日本にもポルシェデザインタワー トウキョウが出来てほしいものだ。(買えないけど)

Hiro

Minaの夫です。 ファッションやステータスシンボルのためにクルマは乗りません。運転して楽しく、工業製品として優れ、作り手の意思が感じられるようなクルマを好...

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