ポルシェデザイン クロノグラフ1 – 911ターボ50周年記念モデルの魅力

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ポルシェデザインの歴史とクロノグラフ1

ポルシェデザインは、ポルシェ911の生みの親であるフェルディナント・アレクサンダー・ポルシェ、通称「ブッツィ」ポルシェによって1972年に設立されたデザインスタジオから始まった。現在では、ラゲージやサングラス、コーヒーメーカー、衣類に至るまで、世界中のブランドブティックで幅広い製品を販売する高級品子会社へと発展している。

ポルシェデザインのバッグ

PECLAで買った妻愛用のポルシェデザインのバッグ

クロノグラフ1は、ポルシェデザインが1972年に発表した世界初のオールブラック腕時計として知られている。当初、これらの時計はOrfinaという会社によって製造されていたが、1978年にIWCとのパートナーシップに移行したそうだ。その後、1998年から2014年までEternaブランドが製造を担当し、現在はポルシェデザインが自社で時計製造を行っている。

911ターボ50周年を祝う特別なクロノグラフ

ポルシェデザインの最新作は、多くの人々がポルシェ車のエポックメイキングな創造物と考える伝説的な911ターボの50周年を記念したモデルだという。1974年に登場した当時、911ターボは最速のストリートカーとして世界中を驚かせた。その太いホイールアーチ、ホエールテールスポイラー、目を見張る加速性能、そして240km/hという最高速度は、まさにデザインの古典となったのだ。

この特別なクロノグラフ1 – 911ターボ50周年記念モデルは、500本の限定製造とのこと。オリジナルのクロノグラフ1が初代ターボと同時期に発売されたことにちなんで、このモデルが誕生したそうだ。

クロノグラフ1 – 911ターボ50周年記念モデルの特徴

このモデルは、以下のような特徴を持っているそうだ:

1. ケース:軽量チタン製で、耐傷性のあるチタンカーバイドコーティングが施されている。
2. 文字盤:初代ターボモデルのステアリングホイールから見える3つのメイン計器をベースにデザインされ、同じ白い針とインデックスを採用。
3. クロノグラフ秒針:鮮やかな赤色で、車のスピードメーターとタコメーターの針を模している。
4. フライバック機能:6時位置の上に「Flyback」の文字があり、クロノグラフ針を1回のプッシュで停止、リセット、再スタートできることを示している。
5. フォント:旧911のダッシュボードに使用されていたフォントを採用。
6. ロゴ:1972年のクロノグラフ1と同じポルシェデザインロゴを使用。

裏蓋とストラップのこだわり

裏蓋にも細かいこだわりが見られるそうだ。サファイアクリスタルのケースバックには、すぐに認識できる「Turbo」ロゴが刻まれている。その下には、クルマの有名なクローバーリーフパターンのFuchsホイールをベースにした自動巻きローターが配置され、中央にはポルシェのクレストが描かれている。

ストラップは、初代ターボ生産車のカラーにオマージュを捧げたベージュ色のレザーとテキスタイルレザーを採用。さらに「Turbo」ロゴも配されている。また、500本限定の各時計には、追加のブラックチタンブレスレットが付属する。

このクロノグラフ1 – 911ターボ50周年記念モデルは、スイスのゾロトゥルンにあるポルシェデザイン製造所で組み立てられ、価格は1,200ドル(約170万円)だという。

ポルシェデザインの時計は、単なる時を刻む道具ではなく、ポルシェ車の歴史と魂を宿したアイテムといえるだろう。
911ターボの50年の歴史と共に歩んできたクロノグラフ1の最新モデルは、911ターボの50周年記念車を購入する人にとっては、セットで揃えておきたい一品だと思う。
ただ、残念なことに日本ではポルシェデザインの公式ブティックが無く、現時点ではどうにか個人輸入するしか無いようだ。

Hiro

Minaの夫です。 ファッションやステータスシンボルのためにクルマは乗りません。運転して楽しく、工業製品として優れ、作り手の意思が感じられるようなクルマを好...

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