ポルシェ タイカン ターボ GT、2年連続で Road & Track の「10万ドル超えEVパフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞
公開日:2024.11.25
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ポルシェ タイカン ターボ GT、栄誉ある賞を獲得
ポルシェの電気自動車、タイカン ターボ GTが、米国の自動車雑誌「Road & Track」が主催する「Performance EV of the Year」の10万ドル超えカテゴリーで栄冠に輝いたそうだ。
This is aタイカンシリーズにとって2年連続の受賞となる。昨年は同じカテゴリーでタイカン ターボ Sが受賞しており、ポルシェの電気自動車開発における継続的な成功を示す結果となったとのことだ。
審査員の評価
Road & Trackの編集長であるダニエル・パンド氏は、タイカン ターボ GTについて次のように述べている。
「タイカン ターボ GTは本当に印象的で、昨年受賞したタイカン ターボ Sからさらに大きな進化を遂げています。特に注目すべきは、これが日常的に使用できる実用的なセダンでありながら、同時にポルシェ史上最強のロードカーでもあるという点です。」
この評価は、ポルシェが長年追求してきた「日常的な使いやすさと卓越したパフォーマンスの両立」という理念が、電気自動車の時代においても見事に実現されていることを示しているといえるだろう。
ポルシェの反応
次にポルシェカーズノースアメリカの社長兼CEOであるティモ・レッシュ氏は、この受賞について次のようにコメントしたそうだ。
「私たちは決して勝利を当たり前とは考えていません。非常に競争の激しいカテゴリーにおいて、Road & Trackの専門家の方々からこの賞をいただけたことを大変光栄に思います。この独立した評価は私たちにとって非常に意味があり、タイカンの新しいバリエーションの開発に注いだ大きな努力と配慮の証です。」
このコメントからは、ポルシェが単に技術的な進歩だけでなく、クルマを評価する専門家や、実際にクルマを運転するドライバーの視点を重視していることが伺える。これは、ポルシェが長年培ってきた「ドライバーズカー」としての哲学が、電気自動車の時代にも確実に引き継がれていることを示しているといえるだろう。
タイカン ターボ GTの特徴
タイカン ターボ GTは、タイカンシリーズの最上位モデルとして位置づけられている。最大出力は1,034馬力に達し、ポルシェ史上最速かつ最強の量産車となっている。ヴァイザッハパッケージを装備した場合、0-100km/h加速はわずか2.2秒で達成可能だ。
これらのスペックは、電気自動車でありながら、ガソリン車を凌駕する性能を実現していることを示している。特に加速性能は、電気モーターの特性を最大限に活かした結果といえるだろう。
また、タイカンシリーズ全体は今年、マイナーチェンジを受けた。
その結果、パフォーマンスの向上、航続距離の延長、充電速度の向上、標準装備の増加が実現されたそうだ。これは、ポルシェが電気自動車技術の急速な進歩に対応し、常に最先端の製品を提供しようとする姿勢の表れといえるだろう。
Road & Trackの「Performance EV of the Year」テストでは、タイカン ターボ GTが最も近い競合車よりも約2秒速くサーキットを周回している。またニュルブルクリンク北コースでも、7分07秒55という記録を打ち立てている。
これは、単に直線的な加速性能だけでなく、コーナリングや制動性能を含めた総合的なパフォーマンスにおいても、タイカン ターボ GTが優れていることを示している。
この結果は、ポルシェが長年スポーツカーの開発で培ってきたノウハウが、電気自動車の開発にも確実に活かされていることを示しているといえるだろう。電気自動車の時代においても、ポルシェのDNAが確実に受け継がれ、進化を続けていることが伺える。
タイカン ターボ GTの受賞は、既にタイカンを所有され、その超がつくほどの高性能さを経験された方なら、受賞に納得される方も多いだろう。今後、他の自動車メーカーがどのような反応を示し、どのような製品を投入してくるのか、注目が集まるところだ。
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